きょう5月25日(日)、南流山福祉会館で無料で続けられている『南流山お笑いライブ』に行って来ました。2023年4月から毎月最終日曜日に続けられているもので今回で26回目を迎えました。
楽屋前の廊下で開演直前まで稽古に励む米ェズのおふたり
きょうは早めに家を出たので会場に一番乗りかなと思いながら誰もいない大広間に入ってみると何やら廊下から声が聴こえて来ました。そっと障子を開けて覗いてみたら、米ェズのおふたりが一生懸命に稽古をされていました。舞台に立つ直前まで真摯に芸と向き合う姿勢にちょっと感動。
「南流山お笑いライブ」の総合プロデューサーとMCも兼ねるゆきおとこさん
ここ数か月、レギュラー陣の出演順が入れ替わったりして落ち着きませんでしたが、今月はラインナップを元に戻してゆきおとこさんがトップバッターです。ゆきおとこさんは北千住のインターネットTV局「CWEVE」さんで『ゆきおとこの流山だョ!全員集合』(第3日曜日18時~18時50分)や『ゆきおとこが詩を詠むラジオ』(第2・4水曜日23時30分~24時)という2つのトーク番組を持っています。YouTubeで過去の放送分もご覧いただけます。
6月6日、インタレスティングたけしさんの単独ライブではゆきおとこさんが前説友情出演
レギュラー出演者のラインナップが久しぶりに元に戻ったことから二番手は、インタレスティングたけしさんかと思ったワタクシ。なんと首が回らなくなった(借金が原因ではないらしい…)とか、筋肉痛のようで首が動かなくなったようで今回は大事をとってお休み。6月6日に単独ライブを控えていますのでご無理はできない時ですね。お大事になさってください。今回は単独ライブの写真のみのご紹介です。
中岡さんたろう監督のカメラの前で芸を披露するおかっぺさん
そんな訳で、突如二番手としてステージにあがったおかっぺさん。吉本の秘密兵器(…と言われ続け秘密のまま25年が過ぎていますが…)であるおかっぺさんは、ゆきおとこさんのドキュメント映画を制作されていらっしゃる中岡さんたろう監督のカメラに緊張しながらもお休みのインタレスティングたけしさんの分まで頑張っていつもより長めのステージを披露。いつもの「おパンツ~」と「ここまでで何か質問ありますか」という決め台詞に客席が反応。「はいっ!」と手が挙がり、お客さまが「あまりのネタの面白さに心臓がおパンク~」と椅子から転げ落ちる熱演。会場から大きな笑いと拍手と贈られました。
おかっぺさんはトーク番組で共演した感想を、普通はゲストのお話を聞き出すのが司会ですが、ゆきおとこさんの場合はゲストの話から自分の自慢話に持ち込んでしまう変わったトーク番組ですと、きょうのステージで身内の暴露ネタを披露していました。
きょうは母親役と息子役でネタを2つ披露した米ェズのおふたり
南流山お笑いライブ唯一の正統派漫才コンビである米ェズのおふたりは2つのネタを披露。母親役のカントリーズ福田さんと息子役の山口トドさんの体格差を活かした軽妙な掛け合いは安心して楽しめます。会場には車いすでご来場されたご夫妻もいらして前の席で楽しそうに拍手を贈られていました。今回は彼女がいない息子を心配する母親のネタと、夫婦喧嘩をして家を飛び出し息子の下宿先に押し掛ける母親のネタで、「母の日」がある5月に相応しい家族の話題で会場を盛り上げました。
客席に降りて髪の毛占いなどをするしんじさん
レギュラー出演者のトリを飾るのは吉本興業のベテランしんじさん。畳みの上をのたうち回ったり、お客さまに噛み付こうとしたり、毎回、大広間で大暴れするしんじさん。同じ事務所のおかっぺさんをいじりながら「髪の毛占い」や「コントサッカー」などのネタを連発します。きょうは乳幼児連れのご家族が多かったこともあり、お子さまが怖がらないように大人だけの席などで暴れるなどしんじさんのやさしい一面も垣間見られたステージでした。
ブリーフ姿になる前のヒッキー北風さん
ゲスト出演者のおひとり目は、千葉市ご出身で東京吉本所属のヒッキー北風さん。臀部に絵や文字が描かれた白のブリーフを何十枚も重ね履きし、それをテンポよくずり下ろしながら舞台を進めていきます。「スキ?」「キライ?」「キライじゃないけど生理的にムリ」という掛け声で会場と舞台が一緒になって盛り上げていきました。写真は拙blogの品位(…そんなものがあるなら)を守るためブリーフ姿になる前のガウンを着たヒッキー北風さんです。
柏では「流し」イベントにも出演されているカトゥーさん
昨年2月25日(日)の「第11回南流山お笑いライブ」では、俳優やお笑いタレント、画家、書家などいくつもの顔を持つ片岡鶴太郎に扮して登場されたカトゥーさん。今回はモノマネではなくいつものステージ衣装でのゲスト出演です。モノマネや漫談、時にオネエキャラなどで笑わるカトゥーさん。「おげんこ~」のポーズも有名ですね。「一曲いかがですか?」という昭和の酒場文化からヒントを得て柏の加盟店が毎月15日に続けている「流し」イベントにもご出演されていらっしゃるそうです。意外と身近なところにご活躍されていらっしゃるんですね。
エンディングは出演者全員が勢揃い
大きな寄席などでは早めに出演した芸人さんは出番が終ると帰ってしまう場合が多いようですが、南流山お笑いライブはエンディングには出演された芸人さんが全員そろって舞台挨拶されます。カントリーズ福田さんはいつも舞台下手でファンの方がつくってくださる大きなポスターを手に並んでくれるのを見て、いつもほのぼのした気持ちになります。会場のいす並べから撤去まですべて出演者と福祉会館さんの手づくりの温もりを感じるイベントです。
お客さまをお見送りしながら交流を楽しむ出演者の皆さん
福祉会館の館長さんがアンケートへの協力などを呼び掛けている間に出演者の皆さんは会場出口前に並んでサインや記念写真に応じたりして、ひとときの交流を図ってくださいます。出演者とお客さまの距離が短いと言うか垣根が低いと言うか、素敵なイベントですね。
次回6月29日(日)のポスターもファンの方の手づくりです
次回「第27回南流山お笑いライブ」は6月29日(日)午後1時から南流山福祉会館(JR武蔵野線またはTX「南流山」駅3分)で無料で開催されます。
楽しみですね。
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