紹介されました。4月30日からです。是非ご覧ください。
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認知症とわたし
認知症のおばあちゃんと家族の日常を温かく描いた絵本「みどりのおうち」の原画展と作者との座談会が流山市立森の図書館で開かれる。
おばあちゃんは忘れんぼだけど幸せです
流山市在住の鈴木清子さんのお義母さんに認知症の傾向が出てきた頃、小学校の教員を退職して介護に専念した。それまで、家事全般を引き受けてくれていたお義母さんだったが、徐々に大好きだった料理や庭仕事もできなくなっていったという。そんなお義母さんのために家族がしたことは、ちょっとサポートしてあげること。失敗したときも「いいよ」と笑っていること。「今まで家族のためにたくさんのことをしてくれてありがとう」というメッセージをさりげなく伝えることなど。そういった家族の温かい接し方で、お義母さんの表情は明るくなっていったという。
「認知症の人も、人格やその人の個性は失われません。おかしな行動と思えることでも、本人には意味のある行動の場合が多いのです。そして、知識は忘れても、大切にされているという感情は心に残ります。そういったことをこの絵本から感じていただけたらうれしいです」と鈴木さんは話す。
手作りされた世界に一冊の絵本
「みどりのおうち」は、構想から執筆、作画、製本まで全て鈴木さんの手作りだ。一冊一冊、心を込めて手作りされた本は、流山市の全市立図書館に蔵書として置かれ、一般貸出されている。
その原画展が4月30日(月・休)〜5月30日(水)まで流山市立森の図書館で開催される。5月23日(水)の午後1時30分〜午後2時30分には、同図書館第2会議室で、作者を交えた座談会「介護のヒケツ」も催されるので、作者の生の声が聴ける貴重な機会に足を運んでみては。
座談会の申し込みは電話にて。
またこの原画展は、「beyond2020」の認証を受けており、日本文化の魅力を世界に発信する国の文化プログラムとなっている。
日時 4月30日(月・休)~5月30日(水)午前9時~午後5時(月曜、5月1日は休館)
場所 流山市立森の図書館(流山市東深井991)
料金 無料
問い合わせ 森の図書館 04(7152)3200