8月23日千葉日報に記事が大きく掲載されていました。
流山市内の身近な美術展行ってみようかな
豪放なタッチの油彩流山・杜のアトリエに20点 郷土の画家・笹岡了一(一九〇七~一九八七年)の生誕百周年を記念した「笹岡了一展~涯(かぎり)のない旅~」が、流山市流山の杜のアトリエ黎明で開かれ、その豪放なタッチの油彩が来場者の目を楽しませている。会期は今月三十一日まで。 笹岡は〇七年八月二十三日、新潟県に生まれ、三〇年、白日会で初入選。戦争で三回応召されたが、戦地からは、数々のスケッチを同会で知り合った妻の秋元松子(一八九九~一九九五年)に送り続けた。戦後、松子の故郷・流山に移り住み、日展や光風会、県展などで活躍。日展評議員や県・市美術会会長を歴任し、日展内閣総理大臣賞など数々の賞を受けた。 同展は、遺族で水彩画家の秋元由美子さん(50)が主催。笹岡の二十六歳から七十四歳までの油絵とデッサン計二十点が出展されている。初公開となる「ジャガタラ文(オランダお春)」(油彩)は、笹岡六十七歳の作品。オランダに行ったお春が故郷を恋しがっている様子を描いているといわれ、その表情には妻松子の面影が見え隠れする。 街並みと空の青色が鮮やかな「マカオの広場」や「花(紫野牡丹)」など、笹岡の豪放なタッチが特徴的に表れている油彩の一方、デッサン「マニラの女性」は非常に繊細に描かれており、その一点を見つめる視線が印象的だ。 秋元由美子さんは「デッサンの確かさ、画面構成のうまさ、色彩の美しさと合わせ、絵をどのようにして描いたら良いかというところを見てほしい」と話している。 同展は午前九時から午後四時五十分まで(最終日は同四時まで)で月曜休館。入場無料。二十五・二十六日には笹岡が実際に使用していたアトリエ「清暑亭」の特別公開も行われる。問い合わせは杜のアトリエ(管理事務所(電話)04―7150―5750)。 【写真】初公開された「ジャガタラ文(オランダお春)」が来場者の注目を集めている「笹岡了一展~涯(かぎり)のない旅~」=流山市流山6 --------------------------------------------------------------------------------
流山市HPにも関連記事載っていました。
http://www.city.nagareyama.chiba.jp/top/jouhoukan/0708/sasaokaryouititen.htm