リフォーム徒然なるままに Reform turezure naru-mamani

我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

イタリア旅行をする前の「おすすめ準備(予習)内容」

2007-08-14 07:35:28 | Weblog
今回の海外旅行は、前回のドイツ、スイス、フランスを訪ねた旅行の反省をもとに計画した。

前回の旅行で、もっとも失敗したのは時間がなくて、地図を買えなかったことである。
今回は、その反省を生かして、次の3つのことをした。

(1)旅行社からの日程表に基づいて、シュミレーションをする。
(2)イタリアの観光地のおおよそをつかんでおくようにする。
(3)ガイドブックは全土、だいたいの都市の地図が添付したものを買う。

(1)グーグルアースを使って、空から先に観光地巡りをする。
グーグルアースを使えば、我が家を空から見ることも出来る。
そこで、この便利なツールを使って、旅程表に基づいてあらかじめ地理感覚を頭にインプットしておく。
このことは、今回の旅行で実に役立った。
イタリアを空から全体としてつかみ、訪れる各都市の順番通りにだいたいの方向感覚をつかんでおく。
さらに、今回はヴェネツィア(ベニス)に行くことになっていたので、ヴェネツィアを空から眺めてみた。
なるほど、ヴェネツィアは干潟に浮かんだ海上都市で、運河によってつながれていることが、よく分かる。
さらに、縮尺を大きくしてみると、サンマルコ寺院なども手に取るように分かる。
また、今回訪れたカプリがナポリの沖にあり、カプリ島の形まで分かって、「青の洞窟」がどのあたりにあるかもよく分かった。
こうした、全体としての俯瞰をつかんでおくことは、いつも自分を客観的に見ることが出来てよかった。
例えば、フィレンツェからナポリまでは、ユーロスター(イタリア版新幹線)に乗った。
ところが、このユーロスター、ローマのテルミニ駅でスイッチバックする。
それまで、進行方向を向いて走っていたのが、逆向きに走行をする。
しかし、グーグルアースで方向感覚はインプット済みなので、方向感覚が狂うことはない。
そのため、いつもイタリアの地図の中での自分のポイントが把握でき、自分自身をナビゲートでき、全体としてイタリアを理解するためにとても役だった。
グーグルアースは、実にいい。

(2)イタリアの見るべき観光地については、「すっごくイタリア」(東京創元社、1997年、1500円+税)が見るべきポイントを知るために役立った。

刊行は古い。
だが、内容は「新・旅の絵本」と銘打ってあるだけに、ほとんど絵で、それにコメントがついている。
見て楽しめ、読んで役立つ内容となっている。
いろいろガイドブックはあっても、万人向けなので著者の個性がない。
でも、このガイドブックは、著者の体験のみといっていい。
内容の絵自体が、著者の目を通してみたものだ。
それに説明がついているので、実に分かりやすい。
しかも、88頁に書かれているように「イタリアは、やっぱりこわい」など、著者がひったくりにあって、現地の人に警察に連れて行ってもらったことが、よく分かるように絵入りで描かれている。
絵ばかりでなく、写真も使っているが、イタリアの観光のポイントがよく理解できる。
102頁には、前にこのブログで私が書いた「青の洞窟」で、著者が2万リラもチップをくれと船頭に喚かれたこともこの本に書いてある。
こうした「情報」が一番役立つ。
リラとは古い。
まだEUではなかった時代だ。
それでも、この本が8版までいっているということは、内容が役立って楽しいし、イタリアを楽しめるよう、正確に書かれているからだろう。

(3)ガイドブックは地図付きの「トラベルストーリー34イタリア」(昭文社刊、1400円+税)が役立った。

これは、ガイドの内容そのものより、地図を重視した。
特に、イタリア全土の地図が出ているか。
各観光地の地図が出ているか。
グーグルアースで、全体の俯瞰は頭に入っていたので、各地の観光ポイントの位置関係や、各都市の概観を観光する前につかむのに役立った。
また、細かいポイントについて簡単な説明がついてるのも便利だった。
しかし、なにより役だったのは、ヴェネツィアで自由時間が45分ほどできたときだった。
リアルト橋まで行きたかったが、買い物もしたかったので、往復30分で時間が大丈夫かどうか不安であった。
しかし、このガイドブックがあったおかげで、だいたいの距離感と方向をつかむことができたので、安心して行くことが出来た。


これは、リアルト橋から見た、ヴェネツィアの中央を流れる「大運河」


これは、リアルト橋にあるお面やさんである。

それでも、ヴェネツィアは一歩道を間違えると、誰もいないような道に入ることがあった。
単独行動は控えた方がいいし、貴重品はあまり身に付けない方がいいと思った。

また、この本は帰国してから、観光地や美術館の絵、観光したところの位置関係を改めて確かめたり楽しんだりするのにも役だつ。
2度、3度と楽しめるのでおすすめである。