丸森町から! 一條己(おさむ)のほっとする丸森

15頭の乳牛と田に30羽の合鴨。畑に特産ヤーコンを作っています。訪れるだけで「ほっとする町」丸森町の様子をつづります。

6月議会一般質問の答弁をのせました

2011-06-16 09:45:23 | 日記

まだ中途ですが、昨日の私の質問に対する教育長と町長の答弁です。答弁は1回目の全文を載せましたので人物のニュアンスを感じて下さい。

教育長への質問要約

質問

数年後に現れるかどうかは、不明だが、現在の福島原発の状況はこどもたちに、健康不安を与えている。子供たちの健康不安の払しょくが必要だ。

 

その1つとして、県の検査で牧草からヨウ素が検出される。1ケ月もするとほとんどなくなるヨウ素が出ているということはまだ原発から放射線物質が出ているということだし、メルトダウンしている原子炉は再爆発の可能性もあるはず。   これは想定内のことだろう。

私にメールをくれた方がいる。

「広島に原爆が投下された際に、
秋口医師というかたが、被爆者に
ワカメの味噌汁を勧めていたそうです。
多くの方がそんなことないだろ~と懐疑的だったそうですが、医師の薦めでワカメの味噌汁を飲んだ方々の多くが生き残ったそうです。
ワカメや昆布は新鮮なヨードを多く含みますし
味噌汁は取りすぎたヨードを排出してくれるそうす。」

町の対策として子供に与えるヨウ素の準備はしているのか

また、ヨウ素の入っている食物を十分取ることも必要。給食でわかめ・昆布などの食の取り組みをしているか

答弁

大きな3番目の第1点の質問にお答えします。

原子力発電所事故により放出された放射性ヨウ素は、体に取り込まれると甲状腺に集まり、種々の障害を起こすものとされ、これに対し、前もってヨウ素剤を飲んでおけば、吸収が抑制されリスクの低減効果があることは、4番議員御指摘の通りであり、私も、認識しているところです。

ヨウ素剤の予防服用については、原子力安全委員会から出されている「原子力災害時における安定ヨウ素剤予防服用の考え方について」の中で、その指針として内部被ばく予想線量が100ミリシーベルトを超える時とされています。

そして、ヨウ素剤の予防服用は、新生児で12.5ミリグラム、3歳未満で25ミリグラム、13歳未満で50ミリグラム、13歳以上で76ミリグラムが必要とされ、これによる効果は、約24時間であることが示されております。

しかし、2回目以降の服用は、これによる副作用の報告があることから、原則制限されており、この場合は、非難を優先すべきものとされております。

このことからヨウ素剤の投与については、現在、国において事故収束に向けての計画が進行中であり、今後、町内放射線量等の推移を慎重に見極めながら、今後判断すべきと考えておりますので、ごりかいをいただきますようお願いいたします。

 

また、ヨウ素については、いろいろな食品にあり、特に昆布等の海産物に多く含まれていることから、食事によりこれを摂取できる事は、議員御指摘の通り可能であるものと考えられます。

原子力安全委員会で紹介している例をとれば、だし昆布2グラムの1杯の吸い物で約5ミリグラムのヨウ素が摂取できるとされていることから、1度に多量に摂取する給食を毎日行えば、計算上は、必要な摂取規定量に達するものと考えます。

しかし、原子力委員会の考えでは、食材に含まれるヨウ素量が一定ではなく、予防に必要な摂取量が正確には測れないこと、また、その食材を集団的に、1度に摂取することは事実上困難なことなどを理由に、原子力災害時の放射線ヨウ素取り込みの対策としては、不適切であるとされています。

この様なことから、学校における給食については、原子力災害対策としてではなく、従来どおり、安全と栄養バランスを主に心がけて実施してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

 

答弁を聞いて驚いてしまいましたが、4月と5月の献立表を見ると昆布・ワカメの入ってないこと指摘だけしておきました。家庭でも月に1度ぐらいは採るだろうと。

町長への質問要約

質問

食べさせてはだめだと言われた肥育や酪農家の牧草の確保と保障請求問題や 汚染された草は子牛に食べさせられないと言う繁殖和牛農家対策はどうするのか。

質問

国が示す野菜の損害賠償請求に宮城は対象県に入っていません。私たちだけではなく、決まっていた米の輸出が取り消しになった人もいますので、

牧草の汚染がわかり町として請求していく時に牧草以外のことも加えていただけないでしょうか。

広く町内に呼びかけていっしょに動いていただくことはできませんか?

質問

 風評被害対策と農産物の生産をどうするか

質問

 町で購入する計測器では希望農家の作物や表土の数値を測ればいい。しかし、測定機での測定は町職員が今の仕事をこなしながらやっているが忙しそうである。臨時雇用などをして、測定器を効率的に使えば希望者の測定にも答えられる。

質問

保育所・児童館・学校の園庭やグランドの土の除染が必要ではないか

土の除染は福島も元々は自主的に自治体がやってきたことですが筆甫や耕野など放射線の高いところがある。町でもすべきである。いろんな事情で丸森を離れられない子育て世代がいる。彼らの不安を少しでも少なくしてあげる事が必要だ。

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丸森町の農産物を使った薬膳料理教室ベジフルシンデレラ

2011-06-15 05:24:22 | 日記

アイガモの田んぼの手入れをしていたら

しんこさんが通りかかって

桃猫さんが震災で中断していた料理教室を6月12日、仙台福祉プラザで再開するんだって

今回はしんこさんの栽培した丸森産の青梗菜のフルコース

チンゲンサンド・レモンカップサラダ・チンゲン米のポタージュ・チンゲンチキンステーキ・チンゲンさつま揚げのナムル・チンゲンジンジャ~ライス

と青梗菜づくし

仙台の飲食店の料理長や野菜ソムリエのかたも参加するのに

丸森・・・放射能で参加者。大丈夫かな

ひすじみさんに、みんなに放射能の説明をしてもらうって言ってたよ連絡来たがい。

ドキ 難しいなあ 

資料の準備をしました

        始まり始まり

放射性物質の県内の状況はほとんど同じ

測定しないでいると案外高かったりして驚くようになる

新しく耕運して作付した土壌から野菜への放射能の移行率は10000分の1とか1000分の1などの国で出している野菜ごとの調査結果を用意

  1. 4月8日に、水稲の作付けの可否の判断の参考として、土壌中のセシウム137の玄米への移行の指標(0.1)が発表されました。しかし、米の場合と異なり、我が国における野菜や果実における土壌からの放射性物質の移行についての科学データはあまり多くありません。
  2. そこで、国内外の科学文献を調査し、それらに記載されているデータに基づいてセシウム137の土壌から農作物への移行係数を取りまとめました。データの数が限られているため、あくまで参考値として活用してください。

結果(詳細については別添参照)

  1. 気候が日本の気候に近い地域で実施された圃場試験のデータに基づいて、野菜類17品目と果実類4品目について、セシウム137の土壌から農作物への移行係数の最小値、最大値、平均値を取りまとめました。最小値と最大値とが大きく異なる場合が多いため、平均値としては幾何平均値(データがn個あるとき、データ値の積のn累乗根)を用いました(メロン、ブドウを除く)。
  2. イモ類を除く野菜類と果実類における移行係数の最大値は0.1未満、幾何平均値は0.05未満でした。
  3. イモ類の移行係数の最大値は0.36と他の野菜より大きい値を示しましたが、幾何平均値は0.05未満であり他の野菜類と同程度でした。
  4. キャベツとジャガイモについては、データが50程度存在したため、米の場合と同様の方法で指標値を算出したところ、キャベツで0.0078、ジャガイモで0.067でした。

今後の方針

農林水産省は、より実態を反映した移行係数を得るため、自治体や試験研究機関と連携し、新たに作付けされる農作物の収穫時における放射性セシウムの分析結果と栽培土壌中の放射性セシウム濃度の比較や栽培試験を実施するなど、農地土壌中の放射性セシウムの実態や移行の程度に関するデータを収集・解析してまいります。

<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)

福島のモニタリングで4月は10000ベクレルだったのが5月の調査では数百ベクレルに下がり6月1日にはND(検出不能)の野菜がほとんどだという調査一覧表を準備して

農林水産物に係る緊急時モニタリング検査結果について

  食品中の放射性物質に関する検査は、特別な機器(ゲルマニウム半導体検出器)を用いて行っています。(食品衛生法に基づく安全性は、スクリーニング等で使用されている線量計では確認できません。)

【 野菜・果実・工芸作物・山菜・きのこ 】

お米については、
「イネにおける放射性核種の分布と土壌からの移行率」 (環境科学技術研究所)
http://www.ies.or.jp/japanese/mini/mini100_pdf/2006-02.pdf
を読むと、ヌカを取り除いた白米では、かなり低くなりそうです。

農水省の「放射性セシウムが 5000 Bq/kg以下の土なら、お米のセシウムは 500 Bq/kg以下」という基準はかなり安全性を見込んでいるようですが、但し最初の年は、セシウムと粘土の結合がまだ弱いので、作物に取り込まれやすいはずです。

もう一つの懸念は、今の暫定基準が、どこかの段階で見直されるはずだ、ということです。秋のお米の収穫期に見直しがあって、例えば 100 Bq/kg などに引き下げられたら、それを超過するお米はあるかもしれません。

農作物への移行係数については
「環境パラメーターシリーズ」(原子力環境整備促進・資金管理センター)
http://www.rwmc.or.jp/library/other/kankyo/
に、いろいろな論文の値がまとめられています

説明しました。最後に子供や妊婦は特別だから水などは買った水をと付け加えました

料理教室では青梗菜のフルコースでしたから

13人の参加者は青梗菜を腹いっぱい食べて

みんな残った丸森の野菜をお土産に持って帰りました

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町では数日中に筆甫保育所・小学校、耕野小学校の校庭の表土を除染する

2011-06-14 20:57:38 | 日記

今日から6月定例会です。

明日の河北に載ると思いますが

町では数日中に1マイクロシーベルトに近い測定値の筆甫保育所・小学校、耕野小学校の校庭の表土を除染すると町長が答弁しました

町に対して父兄や地域の要望があった地区です。

他の学校はたぶん関係者の方々と十分な話し合いをして意見を聞くと思います。

小学校は他の小学校を含め、側溝ゃ雨どい付近も測定して数値の高いものは取り除くようです。

中学校はもうすぐ丸森中学校予定地のグランドを甲子園球場と同じグランドに改修しますからOKです。

他に測定機でいろいろなところを測定する臨時職員を雇用するそうです。

どこを測定したらいいか解かっている農業者や保健福祉関係の方に応募していただきたいと思います。

 

酪農については

東電への賠償請求の団体を今日、設置したそうです。

代換飼料の確保も行いました。

 

子供たちの健康についてはカウンセラーに来ていただいて実施しました

 

 

 

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5月23日からの議会懇談会結果。丸森・大内ぶん

2011-06-10 12:26:13 | 日記

5がつの懇談会はまるもり13名大内6名でした

その内容は

議会懇談会

丸森町づくりセンター

Q 若い人が居住する町にしてほしい。

財政の厳しい状況なのに、それは無いんではないか。団体活動はほとんど夜だが、町外に居住している職員が多い家に帰ってしまうと出席はしなくなるだろう。遠くに住めば交通費の支給も増えるし震災などの時これなくなる。

A いろんな事情がある。50人ぐらいて10%ぐらいである。意識を高めていき、住みたくなるような町づくりをしなければならない。

Q まちづくりセンターの運営費が全部同じ30万円というのはおかしい

A 1年で100万も残すところもある。1年で大きく変わる可能性がある。補助金は特に変わる可能性がある

Q まちづくりセンターの1年目の決算を専門家が見れば地域の特異性などすぐに解かるので反映してほしい

A 決算議会で検討する

町の指導が不具合が多いという意見もあるので、その都度町に出していってほしい

Q 中学校の再編と放課後児童クラブについて

中学校が地域になくなると社会教育が無くなる。それを小学校がになうことになるが中学校のお兄さんとの関係も大切と思う。羽で庭の空き教室で放課後児童クラブをやってほしい

A 中学校の再編は244月に決定した。

児童クラブは丸森地区のが評判がよく、全町内に展開することになる

Q 原発で牧草の汚染がほうそうになった風評被害など町ではどう対応するのか。耳から入れるのが一番だ広報車などで町民に丸森の安全性を伝えてほしい

A 丸森はなにも責任は無い。東北大や民間機関に依頼していろいろな測定をして確かめるのが大切である。

Q 集中豪雨のときの役場周辺の排水が悪いが

A ポンプの改善や移動ポンプの購入もした。排水路の整備もしている。

Q 保育所の工事はいつから始まるのか

A  災害で資材がないなどもあるが、244月に開園の予定である。

Q 15%節電などを言ってるが、職活動もクールビズにしてはどうか

A 企業等に働きかけたい

 

大内まちづくりセンター

Q 3月の議会なのに地震の報告が1つもない。斎理の蔵が大きく壊れた。すがわらの蔵は間仕切りをとったため弱くなった。古いのを残すのも方法ではなかったか

A 震災で急きょ5億円の補正予算を組んだ。4400万円斎理の修繕費を採択した

Q 地震の時の町の体制はどうだったか。早く情報をつかむことで対応が違ってくる。防災無線を使わなかったのは何故か

A 勤務中だったのですぐに防災計画に則り対策本部を設置して対応した。防災無線はまだ完成してなかった。

Q 自主防災を立ち上げていたが3日たっても本部から連絡が来ないなど連絡網の課題が残った。今後の対応を十分に検討してほしい

A 発電機を準備するなど23重の備えが必要だった

Q 328日に丸森には2割余計に入ってきているのにガソリンの販売が遅れたのはおかしい

A  スタンドの協力を頂いてなんとかした

Q 放射能に不安がある

A 測定などをしている

Q 避難所の方々に職種や特技などアンケートを取って優秀な方に町に残ってもらってはどうか

Q 相馬など丸森の近くに仮設住宅が沢山出来、交通量なども増えるのが予想される交通アクセスの見直しが必要

A 丸森大橋がかいつうしたらいろいろと変わると思うのでそれに対応していく。

Q 丸森駅前の整備は通勤・通学者の定住には欠かせない。阿武急の利用増も座って仙台まで行けるようにすべき。

Q 企業誘致といっても過疎の町に企業は来ない。今は地域よりも職場での交流が主である、遊んだり飲んだりして電車で帰る田舎型の通勤サラリーマンを作ったり地元の企業に支援して大きくしてもらえば良い

Q 保険・福祉・医療の取り組みを充実して医療費の削減を

A 特定検診をしている

Q 加工所を作るなどして地元の特産品を延ばしてほしい

Q 町は直接、町内の被害者にお見舞いはしないのか

A ブロック塀など細かい被害が一杯ある。全部に出したてない。家は1戸である。

Q 地震対応で原発のことの話し合いをしたと聞くが内容は。

A 全員協議会で牧草の放射線についての対応を町から聞いた

丸森町民は被害者で、行政が責任を持って対応するべき。

東北大から無料で調査してもらっていたが民間に依頼することも含め土壌・野菜・空気の測定を各地でするようすべきの意見だった

Q 土壌の中にしみ込んで汚染された場合栽培した野菜がどうなるかも調べるべきだ

A そうする

Q 福島の陰なのに牧草・野菜生産したものがどうなるのか、原発に対する県の対応は遅い。町ががんばってやってほしい

A 水道水や野菜など検査したが今のところ影響がないと町長は言ってる

Q 小学校で運動会をした。安心レベルと言いながらも不安である。表土をとって穴に埋めるなどの対策を保育所や学校でしてほしい。

A 大張りでは連休の後に住民で表土をとった

Q 原発30キロ圏内の健康検査をするそうだ。安心感を与えるために町でもしてほしい

A 健康診断で

Q 筆甫から水道水の源流に流れてくる大丈夫か。川平の水はどうか。後からそうだったで対応が遅れたでは済まない

A 川平は沢水で大丈夫。

Q 測定の要望とかのやり方を住民は知らないので知らせてほしい

A 町で図ったのを基準に判断は町でするのでまかせてほしい。やれることは何でもするように議会でする

Q 国保のカード化をすべきである

今回のように被災して不便だったと聞くが、旅行に行っても個人ごとのカードなら便利

A 町に言う

Q 防災の用品や発電機等前から言ってるのだが2月過ぎても何のこともない、どうなってる

Q 地デジの難視聴対応を

Q あし丸君の見直しが必要だ。知己の拠点施設の乗降も可能にすべき

Q 認定子供円の料金は

A 今と同じ

 

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保科町長が民主党岡田幹事長に校庭表土除去など原発事故対策の実施を要望

2011-06-07 05:46:56 | 日記

新聞によると

6月4日民主党の岡田幹事長が白石市で泉南2市7町の首長と懇談

丸森町では「校庭表土除去支援など、福島に準じた原発事故対策の実施」

白石市では「白石城といった文化施設復旧への財政支援」

などの要望をしたそうです。

 

3日には青葉区のマーブルロードおおまちで始まった

「~がんばろう!宮城~食材王国みやぎ地産地消市場」のトップバターとして

「丸森市in仙台」が9日まで開催されています

保科町長も牛乳を「ゴックン」

まるもりを応援するメッセージが私のところにも届きました。

 

町ホームページより 

◇丸森町長から皆様へ

 
 この度、町営放牧場の牧草から国の暫定許容値を上回る放射性セシウムが検出されたことで、畜産農家をはじめ関係者の皆様には経営及び生活への不安や危機感を強く感じておられることと思います。また、消費者の皆様におかれましても、農作物への影響などを懸念されているかもしれません。

  福島第一原発の事故以来、町では水道水や農作物等について、東北大学の協力を得ながらモニタリングを続けてまいりました。これまでの結果では、いずれも暫定基準値を上回る数値は出ておりません。最近の検査でも、水道水についてはほとんど検出されておらず、農作物についても微少な値となっております。町営放牧場の牧草の数値発表後に筆甫地区で採取した「つぼみ菜」「ほうれん草」「わらび」についても、僅かの数値しか検出されておりませんので、問題ないと考えております。また、暫定許容値を超えたとされる牧草については、餌として全く利用しておらず、放牧も自粛しておりますので、御安心いただきたいと思います。

 経営的な影響を受けることとなる畜産農家等の皆様には、東京電力への損害賠償請求を含め国・県への強い働きかけを行いながら、農家負担が増えないよう努めてまいります。

 今後も、報道される数値や風評に左右されることのないよう、定期的なモニタリングを継続し、確かな情報を速やかに発信しながら生活の平常化に向けて全力を尽くしてまいりますので、皆様の御理解と御協力をお願いいたします。

  平成 23年5月20日

                                  丸森町長 保 科 郷 雄
   


◇空気中放射線量測定結果 (測定場所 役場前  12時頃) (単位:マイクロシーベルト/時)

測定日
曜日
測定結果
 
6月6日
0.26
健康に影響を与えるレベルではありません。
       
       ●
シーベルトとは、放射線が人体に与える影響を表わす単位。
       ●自然放射線から受ける1人当たりの年間線量は、 2.4 ミリシーベルト程度。
                      (時間当たりにすると 0.27 マイクロシーベルト)
       ●仮に 0.22 マイクロシーベルト/時 を年間に換算すると 1.93 ミリシーベルト になります。

   「過去データはこちらから」      
      

                                  〇簡易型測定器による測定結果の公表はこちらから

◇保育所・児童館及び各小中学校等における町の測定結果 (6月2日測定)

測定場所

測定値

測定場所

測定値

( 単位:マイクロシーベルト/時)

測定結果
  「いずれも健康に影響を与えるレベルではありません。」

・各小中学校等は校庭および園庭の
  土の上で測定
・川平交流センターは駐車場アスファルト
  上で測定
・町営牧場は駐車場の土の上で測定
・測定位置
  小学校、保育所等…地面から50㎝
  中学校ほか  ・・・ 地面から100㎝

・測定は、総務課職員が行いました。

「過去データはこちらから」

町民グラウンド  

0.49

筆甫小学校

0.85

丸森小学校

0.48

筆甫保育所

0.88

丸舘中学校

0.53

川平交流センター

1.20

舘矢間小学校

0.45

町営牧場

0.99

舘矢間保育所

0.45

黒佐野浄水場

0.47

大張小学校

0.67

青葉コミセン

0.50

大張児童館

0.62

大内保育所

0.45

丸森西中学校

0.74

大内小学校

0.38

耕野小学校

1.00

丸森東中学校

0.50

耕野児童館

0.69

小斎小学校

0.39

羽出庭分校

0.59

金山小学校

0.58

欠入コミセン

0.68

   
    ※ 上記の測定値はNa Ⅰ (Tl) シンチレーション検出器による参考値(東北大学が使用しているものと同等)

※内閣府 原子力災害対策本部  平成 23年4月19日より抜粋 

 児童生徒等の受ける線量を考慮する上で、 16時間の屋内(木造)、8時間の屋外活動の生活パターンを想定すると、20mSv/年に到達する空間線量率は、屋外3.8μSv/時間、屋内木造1.52μSv/時間である。したがって、これを下回る学校等では、児童生徒等が平常どおりの活動によって受ける線量が20mSv/年を超えることはないと考えられる。また、学校等での生活は校舎・園舎内で過ごす割合が相当を占めるため、学校等の校庭・園庭において3.8μSv/時間以上を示した場合においても、校舎・園舎内での活動を中心とする生活を確保することなどにより、児童生徒等の受ける線量が20mSv/年を超えることはないと考えられる。



 ◆町内の農産物の測定結果 (単位:Bqベクレル/㎏)
 種別
産地
採取日
放射性
ヨウ素
セシウム
キャベツ
大内地区
5月25日
不検出
不検出
竹の子
大内地区
不検出
196
レタス
小斎地区
不検出
不検出
原子力安全委員会が定めた飲食物摂取制限に関する指標値
2000
500
※飲食制限に関する指標値を下回り、安全性に問題ありません。  
                             

◇町内土壌の測定結果 (単位:Bqベクレル/㎏)

 
土壌中の放射性
セシウム濃度
(137,134)
A
上限値
 
土壌中から玄米に移行する放射性セシウム濃度
※(137,134)
A×0.1
摂取制限に関する
指標値
(玄米)
採取日
土壌
557
<5000
  
55.7
<500
4月1日
※ 他の原子炉由来の核種は検出されず。

◆町内浄水及び井戸水のサンプリング結果の公表          (単位:Bq(ベクレル)/リットル)

採取場所採取日ヨウ素131セシウム137
石羽浄水
5月30日
ND
ND

丸森小羽出庭分校

5月23日
ND
ND
大張小学校
5月23日
ND
ND
耕野小学校
5月23日
ND
ND
耕野小学校プール
5月23日
ND
ND
丸森西中学校
5月23日
ND
ND
食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値
100
原子力安全委員会が定めた飲食物摂取制限に関する指標値
300200
                                       *「ND」は1Bq/リットル以下の場合の表現です。

◆「原発事故による丸森町での放射能の影響について」講演会を開催しました。

 『丸森町は安全』との見解 ~ 東北大学 石井慶造教授
  
福島原発事故による放射能の飛散分布や丸森町の測定値と健康への影響について、東北大学石井教授
  から講演をいただきました(4月21日 丸森まちづくりセンター)。

   丸森町の大気中や水、野菜、原乳および土壌の測定結果については、
    「基準を大きく下回っており安全。摂取し続けても心配ない。」   とのお話でした。


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