君は転んで血を流す

もう僕は夢のあとが見たいから

オレンジ/tobaccojuice 12.3.7

2012-03-14 06:12:50 | 今日の好きな歌





もう3月も中旬なんですね。




この時期になると必然的に別れの記憶が胸を過ぎってセンチメンタルな気分になります。
それを思い出してはちょっと切なくなるって作業の繰り返しで。
正直嫌な季節かもしれませんね。自分の中で。
同時に最も思い出深い季節だとも感じはするのですが。春。うーん厄介だ。けど完全にも嫌いになれないっていう。

合同ブログの人気投票企画、前回の赤ずきんが同率3位になったようです。
もしこれ見てる中で投票して下さった方がいたら本当にありがとうございます、と。
悲しいくらい自分に嘘がつけない人間なので、そんな心境で選んだキャラが支持されるっていうのは嬉しいものですね。
祝辞コメントも付けたので是非アニブロ読んでくれたら嬉しいです。報告でした。

今日も眠りながらSyrup16gの音楽、「COPY」を聴いてました。
聴いてる最中に詞に没頭してしまい胃が痛くなりながら眠ったんですけど(笑)。
やっぱすげえ音楽だなあって今でも感じますよ。すげえ。





【第187回】 オレンジ/tobaccojuice





この曲は、無価値な人間だろうが、世間的に見てはみだし者だろうが
誰の輪にも入れなかった人間であろうが
確かにそこにいて、存在してて、それだけは認められるべきで、っていう
敗者やマイノリティに捧げるしとやかで温かみのあるテーマソング。
その実直な思いだったり、成す術のないまま取り残された人間に対する優しさだったり
それを本心から歌ってるんだろう、って思えるリアルさだったり
色々な要素が重なって、伝わって、胸にジーンと来てしまう誠実な歌に仕上がっていて
聴いていると否応なしにグッと来てしまうパワーもある曲だとも思います。
勝ちか負けかで言えば確実に負けた方に分類される人間であったとしても、費やした想いや
何かに賭けた気持ちだけは本物で、その時々の感情は認められて然り
負け犬だって存在する事は許されているんだ、と。
そう解釈するとこれ以上に泣けてくる気持ちになる曲も本当にないと思える。
頑張れではなく、君は確かにそこにいたんだ、っていう存在に対しての肯定ソング。
もう発売から8年くらい経ってるけど
未だに初めて聴いた時・・・いや、それ以上に好きになれてる曲ですね。
情感豊かなメロディもまた聴きどころの一つです。


【くだらないって笑ってみせた】

ふとしたワンフレーズですけど、その情景が実直に浮かんで好きだと思えるフレーズ。
何があっても、どんな目にあっても、くだらないよ、ばかばかしいよって呟きながらしんどそうに歩いていく。
そんな姿は格好悪いけれど、でも人間らしくて素敵だなとも最近はちょっと思うのです。