君は転んで血を流す

もう僕は夢のあとが見たいから

魔法/サニーデイ・サービス 12.3.17

2012-03-20 23:36:15 | 今日の好きな歌





全てのレビューには程度の差はあれ情熱は絶対に込めているつもりです。




っていう訳で本館では「汚れたいだけ」のレビューを上げたんですが
これが予想以上に時間が掛かってしまったというか、約2時間くらい使って必死に書き上げたのがあれです。
ある程度苦しんで自分の中で向き合って書いた方が絶対に残るし後悔もないだろうって事で。
がむしゃらに言葉を紡ぎ続けて出来たレビューだけあって、自分の中のあの曲の印象や思いは全部吐き出せかな・・・?って感じなんですが
自分の中だけで納得してても意味がないので、またこれからも精進出来るように頑張ります。
最終的にどう思われるかは未知数ですが、やるべきことはやっとかないとダメだと思うので。特にあの曲は本当に大切な一曲ですからね。
ファンの中でも良く好きな曲としてあげられてるイメージが自分の中にはあるし、それを抜きにしても自分としても大好きな曲なのでね。
過去のレビューに対してもちょこちょこ向き合っていかなくちゃな。

漫画の単行本のレビューは常にやってるんですが
単行本発売のタイミングでしか触れられてないのがいささか寂しい時がある。
特集っぽい記事をあげてもいいのかな・・・って考えるけれど
中々時間が取れないのが惜しいですね。過去作もまた取り上げていきたいところです。






【第197回】 魔法/サニーデイ・サービス




この曲は曽我部恵一の美しい声と幻想的なサウンドが合わさって軽くトリップ出来るくらいの高揚感が存在する一曲
色々とバージョンがあるんですが個人的にはベスト盤に入っている「CARNIVAL MIX」が特にオススメですね。
8分と長めのミックスになってるんですがその分延々とその高揚感、幻想感覚に浸れるような懐の深さがあって
長い曲なのに延々とリピートしたくなるような中毒性もあったりする色々と面白い楽曲。
こういう深い時間、
真夜中近くに聴くのが一番最高な曲なのと
楽曲の雰囲気だけである程度イケちゃうくらいの即効性があるので部屋の中にいながら静かに盛り上がれる
けど、そんな賑やかな幻想感覚の中には当然刹那的な切なさなんかも存在してたりして
ただ単純に雰囲気重視の楽曲でなく
一瞬で過ぎ去る喜びの儚さだったり、そこに付随するペーソス、パレードへの疎外感も受ける節が個人的にはあるし
そんな様々な観点から考えても、踊れるし浸れるけど、奥深さは往々にして存在してるんだなってやっぱり思えるような。素敵な一曲です。


こういう、情景描写だけで切なさを感じれる曲って意外と貴重だよなあ・・・としみじみ思います。10年以上経った今でも本当に良い曲だなって感じますね。