君は転んで血を流す

もう僕は夢のあとが見たいから

さくら/Syrup16g 12.3.6

2012-03-13 20:28:11 | 今日の好きな歌





今週のWJの「パッキー」はちょっと面白かった。ああいう可愛さをもっと押し出せばいいのにな。




男はよく引き摺る、って言葉、10代の頃はよく分からなかったんですが
今は正直よく分かるようになってしまいました。
平気だと思ってても
胸の中の空白が埋まらなくて常に不安定な気分になったりして・・・いや、別に何があったとかそういう話ではなく
単純に後悔とか、失敗だとか、そっち方面のお話です。ifの話に夢中になってる訳では決してないけれど
もし今でも・・・?って考えが時折浮かんできてしまうのはご愛嬌ですね。
そういうこと考えてるとキリがないんですけど。

最近はバンドのドキュメント映像を見るのに若干ハマってたりします。
ドキュメントってやっぱり都合の良い事ばっかりは映さない側面がある訳で悪い出来事も多々視聴者には伝わってしまう
それでも続いたり、続かなかったり、そんな変遷を眺めるのが結構に楽しくて・・・。
自分もまた頑張らなくちゃ、って素直に思える事もまた多いですね。






【第186回】 さくら/Syrup16g





【すべてを失くしてからは どうでもいいと思えた】

人間関係もさくらみたいに一瞬で散っちゃうって歌ですよね。
咲いてる最中はめちゃめちゃ楽しいけれど
一度散るともう精神状態がしっちゃかめっちゃかになるくらい落ち込んでしまう、っていう。
残るのは枯れてしまった思いや残像でしかない。
でも、だからこそ
空しさばかりが先行するからこそ
最終的にはどうでもいいや、って素直に思える
散るのもまた定めであると。その臨界点を越えだすと
全てに対して諦めの感情が出てくる、それが出てくると「こんなもんか」って思えて
またしんどそうな顔して歩けるようになる、っていう。
考え方の提示でもあるけど
それは彼自身の想いの吐露でもあって、だからこそ実直に心の奥まで強く繋がって響いて・・・。
リアルである事って本当に素晴らしいなって純粋に感じれる楽曲の一つです。一つの傷として残るような、そんな曲です。


美談なんかじゃない、きれいな終わりでもなんでもない。そのまんまをそのまんまで描く事も、また人によっちゃ救われるっていう。


スピンオフ/LOST IN TIME 12.3.5

2012-03-13 03:52:11 | 今日の好きな歌





また寒くなってきましたね。




ネットサーフィンしてると、当然ながら色々な人がいるな、って思う。
厳しい人、優しい人、意固地な人、ユニークな人、もう本当にそれぞれが我が道を行ってるなあって思うんですけど
逆に自分のことを客観視してみた場合、どこにも属さないっていうか
あんまり自分と似た人を見かけない節があって。
勿論近い人は見かけるけれど、まんまって人はあんまり見かけない。でも他の人のを見てると、こことここは本当に似てるなー、っていうのを
何度も発見する事も多い訳で、それ考えるとなんとなく寂しい人なのかなって思ったりもする。

ただ、それでも、どこにも属せない人間だとしても
単なるロンリーワンだったとしても、自分を貫く事も大事ですから、
やっぱり自分らしくいたいなって思います。結局はそれでしか救われないですから。何だかんだ言ってても、ね。





【第185回】 スピンオフ/LOST IN TIME




【誰かの物語の中じゃ 所詮エキストラ君も僕も】

自分の人生では主役だけれど
他人の人生の中じゃ単なる路傍の石に過ぎない
その辺に転がってる塵と変わらないんだよ、っていう
ある意味身も蓋もない歌なんですけど。
性急なボーカルと、激しく脈打つリズム、前のめりなギターサウンドを従えて
誰もが目を背けたがってる、或いは考えないようにしている事実を晒して叩きつけるナンバー
でも個人的にこの曲を聴いてスッキリする部分もあったりして。
変に肯定されるよりも
否定から生まれるものを信じたい気持ち
それこそ今現在では誰のメインキャラにもなれてないからこそ
またここから頑張ってみようかな、少しずつ歩いていこうかな?って実直に思える
厳しさの中に希望が差し込んでるような、そんな一曲でもあると感じます。
ただ単純に暗い歌を聴くのが好きっていうのもあるけど
それ以上に、やっぱりどの年代でも満たされない日々ばっかだったので、絶望から這い上がる方法論が自分には一番似合ってるのかな、っていう。
それはきっと、歌い手の海北さんもまた一緒なんだと勝手に思ってますけど。ここまで生活にフィットする音楽って早々ないですね。
探せばいっぱいあるけど、自分の感覚的にって意味合いで。これもまた大好きな一曲です。