日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(1309)「(古典論理の)実質含意」について(Ⅱ)。

2024-02-03 12:03:26 | 「は」と「が」

(01)
(ⅰ)
1(1)~P   A
1(2)~P∨Q 1∨I
1(3) P→Q 1含意の定義
(ⅱ)
1(1)~P   A
1(2)~P∨~Q 1∨I
1(3) P→~Q 1含意の定義
(ⅲ)
1(1)   Q A
1(2)~P∨Q 1∨I
1(3) P→Q 2含意の定義
(ⅳ)
1(1)    Q A
1(2)~~P∨Q 1∨I
1(3) ~P→Q 2含意の定義
従って、
(01)により、
(02)
① ~P├  P→ Q
② ~P├  P→~Q
③  Q├  P→ Q
④  Q├ ~P→ Q
といふ「連式(sequents)」は、4つとも「妥当」である。
従って、
(02)により、
(03)
(a)「なる命題」は「任意の命題」を含意し
(b)「なる命題」は「任意の命題」から含意される
(大西拓郎、#24厳密含意の論理、ユーチューブ)
従って、
(02)(03)により、
(04)
①(偽)→(真)
②(偽)→(偽)
③(真)→(真)
④(偽)→(真)
といふ『仮言命題』は、4つとも「真」である。
然るに、
(05)
(徳四)=徳島は四国である。
(徳九)=徳島は九州である。
(高四)=高知は四国である。
(高九)=高知は九州である。
とする。
従って、
(04)(05)により、
(06)
①(偽)→(真)
②(偽)→(偽)
③(真)→(真)
④(偽)→(真)
といふ『仮言命題』は、4つとも「真」であるが故に、
① (高九)→(徳四)。
② (高九)→(徳九)。
③ (高四)→(徳四)。
④ (高九)→(徳四)。
といふ『仮言命題』は、4つとも「真」である。
然るに、
(07)
「事実」として、

従って、
(05)(07)により、
(08)
① (高九)。
② (高九)。
③ (高四)。
④ (高九)。
といふ「4つ」の内、「事実」として「真」であるのは、
① (高九)。
② (高九)。
④ (高九)。
といふ3つではなく、
③ (高四)。
といふ「1つだけ」である。
従って、
(06)(08)により、
(09)
① (高九)→(徳四)。
② (高九)→(徳九)。
③ (高四)→(徳四)。
④ (高九)→(徳四)。
といふ『仮言命題』は、4つとも「真」であるとしても、
① (高九)→
② (高九)→
③ (高四)→
④ (高九)→
といふ「4つ(の前件)」の内で「真」であるのは、
③ (高四)→
といふ「1つ(の前件)だけ」である。
従って、
(09)により、
(10)
① →(徳四)。
② →(徳九)。
③ →(徳四)。
④ →(徳四)。
といふ「4つ(の後件)」の内で「真」であるのは、
③ →(徳四)。
といふ「1つ(の後件)だけ」である。
従って、
(01)~(10)により、
(11)
① ~P├  P→ Q
② ~P├  P→~Q
③  Q├  P→ Q
④  Q├ ~P→ Q
といふ「連式(sequents)」が、4つとも「妥当」であるといふ「理由」により、
①(偽)→(真)
②(偽)→(偽)
③(真)→(真)
④(偽)→(真)
といふ『仮言命題』が、4つとも「真」であるといふことから、
① (高九)→(徳四)。
② (高九)→(徳九)。
③ (高四)→(徳四)。
④ (高九)→(徳四)。
といふ『仮言命題』が、4つとも「真」であるとしても、「実際(現実)」には、
② (徳九)=(徳島は九州である)。
といふ「命題」は「証明」されに、
③ (徳四)=(徳島は四国である)。
といふ「命題」が「証明」される、ことになる。
従って、
(02)(03)(11)により、
(12)
① ~P├  P→ Q
② ~P├  P→~Q
③  Q├  P→ Q
④  Q├ ~P→ Q
といふことであっても、すなはち、
(a)「なる命題」は「任意の命題」を含意し
(b)「なる命題」は「任意の命題」から含意される
といふことであったとしても、実際には、「何らの問題も無い」。
然るに、
(13)
(ⅰ)
1 (1) ~P      A
1 (2) ~P∨Q    1∨I
1 (3)  P→Q    2含意の定義
  (4) ~P→(P→Q)13CP
 5(5)  P&~P   A
 5(6)    ~P   5&E
 5(7)     P→Q 46MPP
 5(8)  P      5&E
 5(9)       Q 78MPP
  (ア)(P&~P)→Q 59CP
(ⅱ)
1(1)~{ (P&~P)→ Q} P
1(2)~{~(P&~P)∨ Q} 1含意の定義
1(3)   (P&~P)&~Q  2ド・モルガンの法則
1(4)    P&~P      3&E
 (5)   (P&~P)→Q   14RAA
従って、
(13)により、
(14)
①「条件法(CP)」 と、
②「背理法(RAA)」により、
①(P&~P)→Q
②(P&~P)→Q
といふ「命題」、すなはち、
①(矛盾)が真であるならば、(任意の命題)は真である。
②(矛盾)が真であるならば、(任意の命題)は真である。
といふ「命題」は、「恒真(トートロジー)」である。
然るに、
(15)
(ⅰ)
1 (1) ~P      A
1 (2) ~P∨Q    1∨I
1 (3)  P→Q    2含意の定義
  (4) ~P→(P→Q)13CP
 5(5)  P&~P   A
といふ「計算」は、むしろ、
(ⅰ)
1 (1) ~P      A
1 (2) ~P∨Q    1∨I
1 (3)  P→Q    2含意の定義
  (4) ~P→(P→Q)13CP
 5(5)  P&~P   A
  (6)~(P&~P)  55RAA
  (7) ~P∨ P   6含意の定義
といふ風に、「書くべき」である。
従って、
(14)(15)により、
(15)
①(矛盾)が真であるならば、(任意の命題)は真である。
といふ「命題」が、「恒真(トートロジー)」であるとしても、
①(矛盾)は真ではなく、偽である。
といふ「理由」により、
①(任意の命題)は真である。
といふことには、ならない。


(1308)「(古典論理の)含意の、パラドックス」について。

2024-02-02 17:33:02 | 論理

(01)
(ⅰ)
1(1) ¬A   A
1(2) ¬A∨B 1∨I
1(3)  A→B 2含意の定義
(ⅱ)
1(1) ¬A    A
1(2) ¬A∨¬B 1∨I
1(3)  A→¬B 2含意の定義
従って、
(01)により、
(02)
① ¬A├ A→ B
② ¬A├ A→¬B
といふ「連式」は、2つとも「妥当」である。
然るに、
(02)により、
(03)
① ¬A├ A→ B
② ¬A├ A→¬B
といふ「連式」は、2つとも「妥当」である。
といふことは、
① A→ B
② A→¬B
に於いて、
① Aが(偽)であるならば、 B(Bであり)、
② Aが(偽)であるならば、¬B(Bでない)。
といふことを、「意味」してゐる。
然るに、
(04)
(ⅰ)
1(1)  A   A
1(2)¬¬A∨B 1∨I
1(3) ¬A→B 2含意の定義
(ⅱ)
1(1)  A    A
1(2)¬¬A∨¬B 1∨I
1(3) ¬A→¬B 2含意の定義
従って、
(04)により、
(05)
① A├ ¬A→ B
② A├ ¬A→¬B
といふ「連式」は、2つとも「妥当」である。
然るに、
(05)により、
(06)
① A├ ¬A→ B
② A├ ¬A→¬B
といふ「連式」は、2つとも「妥当」である。
といふことは、
① ¬A→ B
② ¬A→¬B
に於いて、
① ¬Aが(偽)であるならば、 B(Bであり)、
② ¬Aが(偽)であるならば、¬B(Bでない)。
といふことを、「意味」してゐる。
従って、
(03)(06)により、
(07)
いづれにせよ、
①(偽)→(真)
②(偽)→(偽)
は、両方とも、「真」である。
然るに、
(08)
③(真)→(真)
④(真)→(偽)
に於いて、
③ は「真」であり、
④ は「偽」である。
従って、
(07)(08)により、
(09)
①(偽)→(真)
②(偽)→(偽)
③(真)→(真)
④(真)→(偽)
に於いて、
④ だけが「偽」であるものの、
①(偽)→(真)
②(偽)→(偽)
が、両方とも「真」である。
といふことは、「分かり難い」といふ風に、思ふ人が、100年前から、「少なくからずゐる」。
cf.


然るに、
(10)
(ⅰ)
1 (1)¬A    A
1 (2)¬A∨ B 1∨I
1 (3) A→ B 2含意の定義
 2(4) A    A
12(5)¬A& A 14&I
1 (6)¬A    25RAA
であるため、
(〃)
1 (1)¬A    A
1 (2)¬A∨ B 1∨I
1 (3) A→ B 2含意の定義
 2(4) A    A
12(5)    B 34MPP
といふことには、ならないし、
(ⅱ)
1 (1)¬A    A
1 (2)¬A∨¬B 1∨I
1 (3) A→¬B 2含意の定義
 2(4) A    A
12(5)¬A& A 14&I
1 (6)¬A    25RAA
であるため、
(〃)
1 (1)¬A    A
1 (2)¬A∨¬B 1∨I
1 (3) A→¬B 2含意の定義
 2(4) A    A
12(5)   ¬B 34MPP
といふことにも、ならない。
従って、
(10)により、
(11)
① ¬A├ A→ B
② ¬A├ A→¬B
① A├ ¬A→ B
② A├ ¬A→¬B
といふ「連式」が「妥当」であるからと言って、
① B&¬B(矛盾)が「導出」されるわけでも、
② ¬B&B(矛盾)が「導出」されるわけでない。
然るに、
(12)
(ⅲ)
1(1)    B   A
1(2) ¬A∨B   1∨I
1(3)  A→B   2含意の定義
1(4)¬¬A∨B   3∨I
1(5) ¬A→B   4含意の定義
1(6) (A→B)&
1(7)(¬A→B)  35&I
従って、
(12)により、
(13)
③ B├(A→B)&(¬A→B)
であるものの、この「連式」は、
③ Bなので、Aであらうと、なからうと、いづれにせよ、Bである。
といふ「意味」に取れるし、
③ Bなので、Aであらうと、なからうと、いづれにせよ、Bである。
といふことは、もちろん、「正しい」。


(1307)「Pでないならば、Pである」は『矛盾』ではない(Ⅱ)。

2024-02-02 06:40:28 | 論理

(01)
①  (Pでない)か、または(Qである)。
② (Pでない)か、または(Qである)といふ2つの内の、少なくとも、一方は「真」である
に於いて、
①=② である。
然るに、
(02)
② (Pでない)か、または(Qである)といふ2つの内の、少なくとも、一方は「真」である
③{(Pでない)が「偽」であって、その上、(Qである)も「偽」である}といふことはない。
に於いて、
②=③ である。
然るに、
(03)
③(Pでない)が「」である。
④(Pである)が「」である。
に於いて、
③=④ である。
従って、
(03)により、
(04)
③{(Pでない)が「」であって、その上、(Qである)も「偽」である}といふことはない。
④{(Pである)が「」であって、その上、(Qである)も「偽」である}といふことはない。
に於いて、
③=④ である。
然るに、
(05)
④{(Pである)が「真」であって、その上、(Qである)が「偽」である}といふことはない。
⑤ (Pである)が「真」であるならば、  (Qである)も「真」である。
に於いて、
④=⑤ である。
然るに、
(06)
⑤ (Pである)が「真」であるならば、  (Qである)も「真」である。
⑥  (Pである)       ならば、  (Qである)。
に於いて、
⑤=⑥ である。
従って、
(01)~(06)により、
(07)
①  (Pでない)か、または(Qである)。
② (Pでない)か、または(Qである)といふ2つの内の、少なくとも、一方は「真」である。
③{(Pでない)が「偽」であって、その上、(Qである)も「偽」である}といふことはない。
④{(Pである)が「真」であって、その上、(Qである)が「偽」である}といふことはない。
⑤ (Pである)が「真」であるならば、  (Qである)も「真」である。
⑥  (Pである)       ならば、  (Qである)。
に於いて、
①=②=③=④=⑤=⑥ であって、尚且つ、
⑥=⑤=④=③=②=① である。
従って、
(07)により、
(08)
「番号」を付け直すと、
①(Pである)ならば、 (Qである)。
②(Pでない)か、または(Qである)。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(09)
(ⅰ)
1    (1)   P→ Q   A
 2   (2)   P&~Q   A
 2   (3)   P      2&E
12   (4)      Q   13MPP
 2   (5)     ~Q   2&E
12   (6)   Q&~Q   45&I
1    (7) ~(P&~Q)  2RAA
  8  (8) ~(~P∨Q)  A
   9 (9)   ~P     A
   9 (ア)   ~P∨Q   9∨I
  89 (イ) ~(~P∨Q)&
          (~P∨Q)  8ア&I
  8  (ウ)  ~~P     9RAA
  8  (エ)    P     ウDN
    オ(オ)      Q   A
    オ(カ)   ~P∨Q   オ∨I
  8 オ(キ) ~(~P∨Q)&
          (~P∨Q)  8カ&I
  8  (ク)     ~Q   オキRAA
  8  (ケ)   P&~Q   エク&I
1 8  (コ) ~(P&~Q)&
          (P&~Q)  8ケ&I
1    (サ)~~(~P∨Q)  8コRAA
1    (シ)   ~P∨Q   サDN
(ⅱ)
1     (1) ~P∨ Q   A
 2    (2)  P&~Q   A
  3   (3) ~P      A
 2    (4)  P      2&E
 23   (5) ~P&P    34&I
  3   (6)~(P&~Q)  25RAA
   7  (7)     Q   A
 2    (8)    ~Q   2&E
 2 7  (9)  Q&~Q   78&I
   7  (ア)~(P&~Q)  29RAA
1     (イ)~(P&~Q)  1367ア∨E
12    (ウ) (P&~Q)&
         ~(P&~Q)  12&I
1     (エ)~(P&~Q)  2ウRAA
    オ (オ)  P      A
     カ(カ)    ~Q   A
    オカ(キ)  P&~Q   オカ&I
1   オカ(ク)~(P&~Q)&
          (P&~Q)  エキ&I
1   オ (ケ)   ~~Q   カクDN
1   オ (コ)     Q   ケDN
1     (サ)  P→ Q   オコCP
従って、
(09)により、
(10)
①  P→Q
② ~P∨Q
に於いて、
①=② である。
従って、
(08)(09)(10)により、
(11)
「日本語」で言ふと、
①(Pである)ならば、 (Qである)。
②(Pでない)か、または(Qである)。
「記号」で書くと、
①  P→Q
② ~P∨Q
に於いて、
①=② である。
従って、
(11)により、
(12)
P=Pでない。
Q=Pである。
といふ「代入(replacement)」により、
①(Pでないである)ならば、 (Pであるである)。
②(Pでないでない)か、または(Pであるである)。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(12)により、
(13)
「否定肯定律(?)」と、
「肯定肯定律(?)」と、
「二重否定律(DN)」により、
①(Pでない)ならば、 (Pである)。
②(Pである)か、または(Pである)。
に於いて、
①=② である。
従って、
(01)~(08)と、
(09)~(13)により、
(14)
「日本語」で「考へ」ても、
「論理式」で「計算」しても、
①(Pでない)ならば、 (Pである)。
②(Pである)か、または(Pである)。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(15)
②(Pである)か、または(Pである)。
③(Pである)。
に於いて、
②=③ は、「冪等律」である。
従って、
(14)(15)により、
(16)
①(Pでない)ならば、 (Pである)。
②(Pである)か、または(Pである)。
③(Pである)。
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(16)により、
(17)
「昨日(令和6年1月31日)」も書いた通り、
①(Pでない)ならば(Pである)。
②(Pである)。
に於いて、
①=② である。


(1306)「Pでないならば、Pである」は『矛盾』ではない。

2024-02-01 16:06:16 | 論理

 ―「20:28 2024/02/01」の時点で、この「記事の補足」が、完成してゐるので、明日、アップロードします。―
(01)
① ~P∨P(Pでないか、または、Pである)。
は「排中律」であって、「排中律」は「恒真式(トートロジー)」である。
然るに、
(02)
(ⅰ)
1  (1)   ~P∨P      A
 2 (2)   ~P        A
 2 (3)   ~P&~P     22&I
 2 (4)  ~(P∨P)     3ド・モルガンの法則
 2 (5) ~(~P→P)     4含意の定義
 2 (6) ~(~P→P)∨ P  5∨I
  7(7)          P  A
  7(8) ~(~P→P)∨ P  7∨I
1  (9) ~(~P→P)∨ P  12678∨E
1  (ア)~{(~P→P)&~P} 9ド・モルガンの法則
(ⅱ)
1  (1)~{(~P→P)&~P} A
1  (2) ~(~P→P)∨ P  1ド・モルガンの法則
 3 (3) ~(~P→P)     A
 3 (4)  ~(P∨P)     3含意の定義
 3 (5)  ~P&~P      4ド・モルガンの法則
 3 (6)     ~P      5&I
 3 (7)     ~P∨P    6∨I
  8(8)          P  A
  8(9)       ~P∨P  8∨I
1  (ア)       ~P∨P  13789∨E
従って、
(02)により、
(03)
①    ~P∨P
② ~{(~P→P)&~P}
に於いて、
①=② である。
従って、
(01)(02)(03)により、
(04)
①    ~P∨P(排中律)
② ~{(~P→P)&~P}
に於いて、
①=② であるが故に、
① は「恒真式(トートロジー)」であって、
② も「恒真式(トートロジー)」である。
然るに、
(04)により、
(05)
①    ~P∨P(排中律)
② ~{(~P→P)&~P}
に対する「否定」は、
①  ~(~P∨P)
②   (~P→P)&~P
である。
然るに、
(06)
(ⅱ)
1(1)(~P→P)&~P A
1(2) ~P→P     1&E
1(3)       ~P 1&E
1(4)    P     23MPP
1(5)     P&~P 34&I
(ⅲ)
1(1)     P&~P A
1(2)       ~P 1&E
1(3)     P    1&E
1(4) ~~P∨P    3∨I
1(5)  ~P→P    4含意の定義
1(6)(~P→P)&~P 25&I
従って、
(06)により、
(07)
②(~P→P)&~P
③   P&~P(Pであって、Pでない)。
に於いて、
②=③ であるが、
③ は『矛盾』である。
従って、
(07)により、
(08)
②(~P→P)&~P
③   P&~P
に於いて、すなはち、
②(Pでないならば、Pである)が、Pではない。
③  Pであるが、Pではない
に於いて、
②=③ であるが故に、
② は『矛盾』であり、
③ も『矛盾』である。
然るに、
(08)により、
(09)
(~P→P)~P
③   &   ~P
に於いて、
②=③ である。
といふことは、
(~P→P)
③  
②=③ である。
といふことに、「他ならない」。
然るに、
(10)
(ⅱ)
1 (1) ~P→P A
 2(2) ~P   A
12(3)    P 12MPP
12(4) ~P&P 23&
1 (5)~~P   24RAA
1 (6)  P   5DN
(ⅲ)
1(1)  P   A
1(2)~~P   1DN
1(3)~~P∨P 2∨I
1(4) ~P→P 3含意の定義
従って、
(09)(10)により、
(11)
果たして、
~P
③ 
に於いて、すなはち、
Pでないならば、Pである
Pである
に於いて、
②=③ であるが、
Pでないならば、Pである
の「対偶」も、
Pでないならば、Pである
である。
従って、
(11)により、
(12)
Pである
といふ「言ひ方」が、『矛盾』ではない以上、
Pでないならば、Pである
といふ「言ひ方」も、『矛盾』では、決してない。
従って、
(01)~(12)により、
(13)
Pでないならば、Pである
といふ「言ひ方」は、
Pでない
としたら、『矛盾』するので、『矛盾』を認めないのであれば、
Pでない
とは「言へず」に、それ故、
Pである
といふ「意味」に、取れないことも、無い。