松庵

シナリオライター
&絵コンテマンな
松浦の軌跡。

漫画原作を志すなら一度は描いてみるべき

2014-04-21 18:30:22 | なんでもない日々
漫画の原作は、小説形式だったり、シナリオ形式だったり。
でもこれは商業的に成功している人に許される、読む側からすると面倒な形式。
まあ、原作ですといってつらつらと書き綴ったものを持っていっても、読んでもらえる可能性は低いです。
ではどうすれば読んでもらえるか?
個人的な経験ですが、F書房の某編集部からいわれたのは、「ネームで持ってきて!」という言葉でした。

「くそぉ。馬鹿にしやがって」
と思いましたよ。ちょっと文章には自信があったから。
でも、実際に漫画形式で描いてみるといろいろと見えてくるものがあります。
まず、自分で書いたシナリオを漫画にすることはとてつもなく大変でした。
そんなたいそうな話は指定のページ数では収まらない。それにセリフだって長すぎ。
小説みたいに概念的なことを書かれても、それどうやって漫画にするのさ、と自分で突っ込むことも多々あるのです。

というわけで、漫画を想定したシナリオがちゃんとかけるならいいんだろうけど、はじめはネームでお願いといった編集者はさすがだなと思った次第です。
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