松庵

シナリオライター
&絵コンテマンな
松浦の軌跡。

思い出したように「がっこうぐらし」

2015-10-15 20:55:02 | アニメ・コミックで思うこと
夏のアニメで、途中で放置していた「がっこうぐらし」の後半をまとめてみました。
今日はその話とか。
ネタバレもあるので、ご注意あれ。

まず、なぜ途中で脱落したのか。
そのへんの理由などから。
敵のゾンビは女の子がスコップでぶん殴ると倒せるとか、そういうのはあまり気になりませんでした。
どんなへなちょこだって、数がいれば脅威になります。

はじめ、学校という閉鎖空間でのサバイバルものだと思ったのです。
ところが、遠足回でショッピングモールにお出かけするんですよね……。
「ああ、この子たち学校から出られるんだ」とわかってしまって。
まずそれで緊張感がもがれた。

学校という空間に閉じ込められたわけじゃない。
じゃあ、なにが話の主軸なんだろうと。
ひとつはゾンビ化の謎というのはあると思う。

後半、その辺が匂ってくる。
めぐねえの残した資料、鍵などなど。
どうやらめぐねえ、ただのいい先生ではないのか!?
とふたたび楽しくなってくる。

が!
ですが!!
その辺は解決することなく、なんとなく卒業ということになり、彼女たちは学校を出る……。
どうにも煮え切らない。
アジトがダメになったから脱ぎ捨てる、というのは卒業ではないと思う。
行動指針が全然ないまま学校を出ただけ。
遠足回のときから一歩も前進していない。

だからだろう。
Cパートでも、彼女たちがその後どうなったかと示すような情報はなかった。
なんとなく卒業してしまうというのは、現実ではよくあることだが、物語の主人公にはあってはならない。

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