計画は大まかに

現在執筆中の、ＳＦ長編のことです。

松浦の場合、プロットはきっちり作ってから書き始める方なのですが、このやり方を変えてみました。
人物設定と役割、それに世界観はきっちりと作り込みましたが、ストーリーについては、大まかな流れを決めただけです。いつものように、どのエピソードを何章に持ってきて――――。などということはやっていません。

なぜ、今までのやり方を変えたのか？　というと、あらかじめストーリーを練り込みすぎると、自分の中で完結してしまって描写不足になってしまう傾向が見られたからです。
自分にとっては、わかりきっていることだから。ということで説明を省いてしまうんですね。

執筆のスピードは落ちました。あとから大きく書き直すこともあるでしょう。
でも、そのぶん文章に厚みが出てきたと自負しております。

まあ、結果はプロの編集者が決めることですから。
自分に出来ることを（いいと思う小説を書くこと）を追求するだけです。