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スパイスカレー

2012-08-26 16:09:01 | 日記
最近、カレー作りに凝っている。

この本を見つけたのがきっかけ。



『3スパイス&3ステップで作る はじめてのスパイスカレー』

もともと、「お前はキレンジャーか」といわれるくらい大のカレー好きだ。
実はカレー専門店のカレーも美味しいが、おそばやさん(ラーメン屋さん)
のカレーがもっとも好きな味だ。

昔は喫茶店などでも「明らかにボンカレーだろ!」というカレーを出す
お店があったが、最近さすがにそんな店はなく、しっかり自分の店の味
を追求されているようだ。
ちなみに私はボンカレーも大好きだ。
市販のレトルトパックのものでもいろんなものがあるが、やはり
基本はボンカレーだ。

それにしてもお寿司にしても、天ぷらにしても、カレーにしても
家庭で作るものとはひと味も、ふた味もちがうのが不思議だ。
決してたどりつけない。
そばやのカレーなど、大抵は「SBのカレー粉」を使っているにちがいないのに
それでもやっぱりうまくできない。

おそらくラーメンやカレーを含めなんでもそうなのだろうが、
お店独自のレシピというものがあり、しっかり研究されて作られている
ものなのだ。

やはり、でたらめにスパイスを放りこんでも何か変な食い物ができるだけだ。

ただ、いろんな料理本を見て気づくのは「基本はいたってシンプルである」ということ。
そのしっかりとした土台、軸の上に独自のテーストが加わりオリジナルの味ができている
ということなのだろう。

だからまず基本が大切と、この本を勉強することにした。

基本の3スパイスとは「ターメリック」、「カイエンペッパー」、「コリアンダー」
である。

目からウロコだったのは、たまねぎの炒め方。
いままでは、焦がさないようにかき混ぜながらあめ色になるまでに、
相当な時間炒めていたのだが、この本ではなんとかき混ぜずにしばらく
放置するのである。

「玉ねぎのふちがこげ茶色~黒くなるのが目安。
ここまで炒めても焦げてはいないので大丈夫。」

とこの本にはあるが、私からいわせれば「表面を焦がしている」わけだ(笑)。

この本での「焦げる」とは炭化した状態のことと勝手に認識している。

というわけで冒頭の「スパイスチキンカレー基本編」を見ながらやってみた。
すると、確かに見本の写真のように出来た。

さて味はというと、たしかに「美味い」と思った。
しかし、お店で食べるカレーとも家庭で作る(いわゆるルーを使う)カレーとも
やはりちがうもののような気がする。
それでも基本はクリアできたのかな…。

ちなみにそれぞれのスパイスは結構な量を使うので、いちいち蓋にある小さな穴から
振り出していると一向に匙に収まらないし、そこら中に無駄にふりかけることになるので
あの蓋ははずしてしまうことをお勧めする。
とくにターメリックは色素が強力であり、まな板やら布巾が「まっきいろ」になって
しまうのでご注意を(笑)。


まあ、それでも十分楽しい。

今までは、本格的カレーといっても「すでにスパイスが混合された」ものを
使用していており、あの粉をなめてみても、何のスパイスがどれくらい混じっている
のか皆目見当もつかなかったわけで、そういう意味では、今回は一つひとつのスパイス
ごとの役割というか、香りを確認することができたのはよかったと思う。

とくにコリアンダーの香りはすばらしく、これがカレーになるとはちょっと信じがたい。
しかしやってみると本当にカレーになる。まさにマジックだと思った。

まだ暑い日が続くようだ。カレーを食べて元気だそうぜ!!


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