我々は芸人のようなもの、舞台の上でははずかしいことも
言いたくないようなセリフを言わなきゃならない時もある。
ところで私はセンチミーターズというバンドをやっていて、
ご存知の方もいるとは思うが、このバンドはニューオリンズの偉大なバンド
ミーターズをトリビュートして結成されたバンドだったのだが、
ここ数ヶ月はほとんどオリジナルばかりやっている。
時折、思い出したようにミーターズの曲もアレンジするのだが、
そのミーターズの歌の中に「Look A Pye Pye」という実にふざけたタイトルの
歌があり、その曲の出だしが、一種のスキャット、
(擬音、自分が聴こえるままに書いているので正確ではない)
Puck chi Ouh! Puck chi, Ah!!
Punch Paw Paw…
で始まる。
このPuck chi Ou! Puck chi, Ah!!(私には、「ぷくちう~、ぷくちあ~」と
聴こえる。
私たちセンチミーターズはボーカルが複数いて(ってか基本メンバーは全員
ボーカルをとる)、私は立場上、一生懸命に
「ぷくちう~、ぷくちあ~」
を連呼していたわけだが、
もう一人のボーカルであるゆうぞうさんが、一方でこの
Puck chi Ou! Puck chi, Ah!!のところを、
「わかちこ! う~、わかちこ!」
と連呼している…。
…わかちこ…???
…わ?、か?、ち?、こ?????
これには絶句した(笑)。
この「わかちこ」であるが、これは、少年隊の『デカメロン伝説』の
オープニングを飾る一節(正確には「ボッカチオ」といっているらしい)
であり、なんとも文学的な歌に出てくるもので、
後にゆってぃが「ちっちゃいことは気にすんな、それ、わかちこわかちこ」
と流行らせたものだと認識している。
これは聴く人が聴いたら、絶対ふきだすぞ!
あくまで擬音であるものをあれこれ議論することはむなしいのだが、
私の視線をよそに、実に真面目に、ひたむきに、
「わかちこ! う~、わかちこ!」
を繰り返しているゆうぞうさんを見ていたたまれなくなってしまった。
したがって、ここはこの「わかちこ」の歴史的説明を踏まえて話し合った(笑)。
私が額に汗しながら、一生懸命、なぜここが「わかちこ」であってはならないのか
を切々と説くのを、ゆうぞうさんは涼しい顔で聞いている。
ゆうぞうさん:「へ~、知らなかったよ…。でもやっぱりここは「わかちこ」で
いこうよ」
俺:「……(ガーン!! なんのために今まで説明してきたんだ~!!)」
我々は芸人のようなもの、舞台の上でははずかしいことも
言いたくないようなセリフを言わなきゃならない時もある。
もう、こうなったらヤケだ!
ちっちゃいことは気にすんな、それ、わかちこわかちこ!!!!
*昨日アップロードした時点では「シブがき隊」と書いておりましたが、
「少年隊」の間違いでした。失礼いたしました。
翻訳会社オー・エム・ティの公式ウェブサイト
言いたくないようなセリフを言わなきゃならない時もある。
ところで私はセンチミーターズというバンドをやっていて、
ご存知の方もいるとは思うが、このバンドはニューオリンズの偉大なバンド
ミーターズをトリビュートして結成されたバンドだったのだが、
ここ数ヶ月はほとんどオリジナルばかりやっている。
時折、思い出したようにミーターズの曲もアレンジするのだが、
そのミーターズの歌の中に「Look A Pye Pye」という実にふざけたタイトルの
歌があり、その曲の出だしが、一種のスキャット、
(擬音、自分が聴こえるままに書いているので正確ではない)
Puck chi Ouh! Puck chi, Ah!!
Punch Paw Paw…
で始まる。
このPuck chi Ou! Puck chi, Ah!!(私には、「ぷくちう~、ぷくちあ~」と
聴こえる。
私たちセンチミーターズはボーカルが複数いて(ってか基本メンバーは全員
ボーカルをとる)、私は立場上、一生懸命に
「ぷくちう~、ぷくちあ~」
を連呼していたわけだが、
もう一人のボーカルであるゆうぞうさんが、一方でこの
Puck chi Ou! Puck chi, Ah!!のところを、
「わかちこ! う~、わかちこ!」
と連呼している…。
…わかちこ…???
…わ?、か?、ち?、こ?????
これには絶句した(笑)。
この「わかちこ」であるが、これは、少年隊の『デカメロン伝説』の
オープニングを飾る一節(正確には「ボッカチオ」といっているらしい)
であり、なんとも文学的な歌に出てくるもので、
後にゆってぃが「ちっちゃいことは気にすんな、それ、わかちこわかちこ」
と流行らせたものだと認識している。
これは聴く人が聴いたら、絶対ふきだすぞ!
あくまで擬音であるものをあれこれ議論することはむなしいのだが、
私の視線をよそに、実に真面目に、ひたむきに、
「わかちこ! う~、わかちこ!」
を繰り返しているゆうぞうさんを見ていたたまれなくなってしまった。
したがって、ここはこの「わかちこ」の歴史的説明を踏まえて話し合った(笑)。
私が額に汗しながら、一生懸命、なぜここが「わかちこ」であってはならないのか
を切々と説くのを、ゆうぞうさんは涼しい顔で聞いている。
ゆうぞうさん:「へ~、知らなかったよ…。でもやっぱりここは「わかちこ」で
いこうよ」
俺:「……(ガーン!! なんのために今まで説明してきたんだ~!!)」
我々は芸人のようなもの、舞台の上でははずかしいことも
言いたくないようなセリフを言わなきゃならない時もある。
もう、こうなったらヤケだ!
ちっちゃいことは気にすんな、それ、わかちこわかちこ!!!!
*昨日アップロードした時点では「シブがき隊」と書いておりましたが、
「少年隊」の間違いでした。失礼いたしました。
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