Softly As In A Morning Sunrise
この曲を私が初めて知ったのは確かMJQのラスト・コンサートの演奏だったと思う。
高校生の時、予備校の夏期講習のために上京してくる際に、新幹線の自由席の通路で
揺れる体を必死に踏ん張りながら父親とウォークマンのヘッドフォンの左右を二人で
わけあって聴いた記憶がある。
うちの父親といえば、ジャズが好きな人だったので、セロニアス・モンクとか
凄いレコードが家に沢山あり、それが自分の記憶という、なにものにもかえがたい
遺産となっていることは事実なのだが、いかんせん貧乏学生根性が残っているのか、
「電車は自由席」ときめているのか、二人で旅行するときは決まって「自由席」だ!!
金沢から上野までの列車の中を立ちっぱなしというのは死ぬほどしんどかった。
ままよ、そんな話はどうでもよい。今回は「Softly As In A Morning Sunrise」の話し。
そのMJQの演奏、ミルト・ジャクソンとピアノの人(すいません名前知りません)の
メロディのカウンター・ラインが実に美しかったのを覚えている。
さて、自分でもジャズを勉強するようになって、今練習しているのがこの曲。
私のような「モード系ブルース・ギタリスト」(私が勝手につけた名前)にとっては
比較的やりやすい曲である。
AABA形式のスタンダード32小節の曲なのだが、このAの部分のコード進行は
Cm / Dm7b5-G7の繰り返しなので、いわゆる「一発モノ」的な解釈ができる。
つまり、あまりコード進行にとらわれず、Cmだけを考えて、やれちゃうわけだ。
こういう場面では得意のブルース・フレーズを「おりゃ!!」と気合一発いれると
ちょーかっこいいわけよ。
ただし、これはあくまで勉強。したがって先達のジャズ・ミュージシャンのCDを
聴き比べてみることにした。参考にしたのはこれ。
『John Scofield Live』
Richie Beirachのなが~いイントロの後、ジョンスコのテーマがなぜかいきなり炸裂!
…絶句してしまった。
「朝日のように、さわやかに」という邦題のこの曲、さわやかどころかオカルトのように
おどろおどろしいではないか。あの高校生のころに聴いた美しいカウンター・メロディの
記憶が微塵に吹き飛んでしまった。
Aの部分=一発モノの部分など(ソロの時はCm / Dm7)、わけがわからん(笑)
それこそ「ぐわし!!」と弾きまくっている。アホか、まったく!!!
しかしすげ~奴がいたもんだ…。
ここまでやられちゃうと、腹立たしいのを通り越して笑ってしまった。
「もう、めちゃくちゃじゃ、まるで「まことちゃん」じゃ、これは!!」
ジョン・スコフィールドは「イン」と「アウト」のコントラストがすさまじく、
流れるようなラインでたたみかけてくるので、いつも圧倒される。
彼のCDは10枚近くもっていると思う。そのくらい好きなギタリストである。
彼は日本では「変態」といわれ、恐れられている(笑)。
確かに美しくはない。しかしきれいなラインを奏でるだけでは絶対に表現できないような
「激しさ」がある。そして彼のハーモニー感覚は独自である。ちょっとマネでも
しようものなら一発でネタばれしてしまう。
私は音楽とは、特にジャズとは「新しい感覚を自分にとり込むこと」だと思っている。
そういう意味では、これからも彼のサウンドを研究してゆくつもりだ。
たとえそれが変態へと通じる道だとしても(笑)…。
がんばろう、日本!!
翻訳会社オー・エム・ティの公式ウェブサイト
この曲を私が初めて知ったのは確かMJQのラスト・コンサートの演奏だったと思う。
高校生の時、予備校の夏期講習のために上京してくる際に、新幹線の自由席の通路で
揺れる体を必死に踏ん張りながら父親とウォークマンのヘッドフォンの左右を二人で
わけあって聴いた記憶がある。
うちの父親といえば、ジャズが好きな人だったので、セロニアス・モンクとか
凄いレコードが家に沢山あり、それが自分の記憶という、なにものにもかえがたい
遺産となっていることは事実なのだが、いかんせん貧乏学生根性が残っているのか、
「電車は自由席」ときめているのか、二人で旅行するときは決まって「自由席」だ!!
金沢から上野までの列車の中を立ちっぱなしというのは死ぬほどしんどかった。
ままよ、そんな話はどうでもよい。今回は「Softly As In A Morning Sunrise」の話し。
そのMJQの演奏、ミルト・ジャクソンとピアノの人(すいません名前知りません)の
メロディのカウンター・ラインが実に美しかったのを覚えている。
さて、自分でもジャズを勉強するようになって、今練習しているのがこの曲。
私のような「モード系ブルース・ギタリスト」(私が勝手につけた名前)にとっては
比較的やりやすい曲である。
AABA形式のスタンダード32小節の曲なのだが、このAの部分のコード進行は
Cm / Dm7b5-G7の繰り返しなので、いわゆる「一発モノ」的な解釈ができる。
つまり、あまりコード進行にとらわれず、Cmだけを考えて、やれちゃうわけだ。
こういう場面では得意のブルース・フレーズを「おりゃ!!」と気合一発いれると
ちょーかっこいいわけよ。
ただし、これはあくまで勉強。したがって先達のジャズ・ミュージシャンのCDを
聴き比べてみることにした。参考にしたのはこれ。
『John Scofield Live』
Richie Beirachのなが~いイントロの後、ジョンスコのテーマがなぜかいきなり炸裂!
…絶句してしまった。
「朝日のように、さわやかに」という邦題のこの曲、さわやかどころかオカルトのように
おどろおどろしいではないか。あの高校生のころに聴いた美しいカウンター・メロディの
記憶が微塵に吹き飛んでしまった。
Aの部分=一発モノの部分など(ソロの時はCm / Dm7)、わけがわからん(笑)
それこそ「ぐわし!!」と弾きまくっている。アホか、まったく!!!
しかしすげ~奴がいたもんだ…。
ここまでやられちゃうと、腹立たしいのを通り越して笑ってしまった。
「もう、めちゃくちゃじゃ、まるで「まことちゃん」じゃ、これは!!」
ジョン・スコフィールドは「イン」と「アウト」のコントラストがすさまじく、
流れるようなラインでたたみかけてくるので、いつも圧倒される。
彼のCDは10枚近くもっていると思う。そのくらい好きなギタリストである。
彼は日本では「変態」といわれ、恐れられている(笑)。
確かに美しくはない。しかしきれいなラインを奏でるだけでは絶対に表現できないような
「激しさ」がある。そして彼のハーモニー感覚は独自である。ちょっとマネでも
しようものなら一発でネタばれしてしまう。
私は音楽とは、特にジャズとは「新しい感覚を自分にとり込むこと」だと思っている。
そういう意味では、これからも彼のサウンドを研究してゆくつもりだ。
たとえそれが変態へと通じる道だとしても(笑)…。
がんばろう、日本!!
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