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WORD OF MOUTH/Jaco Pastorius聴かずに死ねるか その4

2012-01-05 18:01:22 | 日記
聴かずに死ねるか その4



『WORD OF MOUTH/Jaco Pastorius』

以前のブログでも紹介したことがある気がするのだが、
ツイッターだったか、ブログだったか覚えていないので、
「聴かずに死ねるか」シリーズの第4弾として紹介する。

恥ずかしながら、今さらながら1981年にリリースされたこのアルバムを
初めて聴いたのが昨年の7月だった。

アルバムのオープニングは例のごとくジャコパスの超絶テクニックから
スタートするのだが、実際何をやっているのかよくわからん(笑)。
そのくらい速い。

ウェザー・リポートのごとく「もうひとつのアメリカ、偉大なアメリカ」
を象徴するような都会的、洗練されたサウンドから、曲をおうにしたがい、
我々を全く道の領域、別世界へといざなう。
ジャコパスの世界観がよく表現されたアルバムだと思う。

私が初めてこのアルバムを聴いた後の「幸福度」は半端ではなかった。

まあ、とにかく一度試聴していただきたい。

ジャコパスもさることながら、このアルバムでピカイチの輝きをみせているのが、
私がもっとも敬愛するドラマー、ジャック・ディジョネットである。

すごいタイミング、ドンピシャのタイミングでシンバルが、シャーン!!
となった瞬間思わず、

いぇーい!!!!!

と叫んでしまった。

そのくらいカッコいい。ひたすら凄い。

詩の世界で一冊の詩集がひとつの統合的世界を表現するようになったのは、
19世紀、ボードレール以降といわれているが、音楽の世界ではいつ頃なのだろう。

パット・メセニーの数あるアルバムのほとんどはそうしたコンセプトで作られている。
いずれにしても、このアルバムはそうしたコンセプトが成功をおさめた一つの例だと
思われる。

このアルバムの中で特にお気に入りの曲というのももちろんあるにはあるのだが、
アルバム全体の世界観を味わっていただきたい、そんな作品である。


がんばろう、東日本!!
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