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Bob Marley and The Wailers - Catch A Fire

2011-06-07 17:57:49 | 日記
今日、押入れの古いパソコンのCDとかを整理していたら、
ずっと探していたCDが見つかった。


『Bob Marley and The Wailers - Catch A Fire』

普段、ジャズとかブルースとかの話しばっかしてるんで、
私がローリング・ストーンズとかザ・フーとか、はたまた
レゲエなんぞの話しをするとびっくりする人がいるかも知れない。
でも、ビートルズもストーンズもザ・フーもレコードは全部もってるぞ、実は…。

ボブ・マーリーは大好きだ。それこそ「一番尊敬している人」くらいに好きだ。

普段あまりそういった話しをしないのは、「別に話すことがない」からである(笑)。

音楽にいろんなジャンルがあるように、そのカッコよさだって様々である。

ジャズには「それを語る楽しさ」というのがあるから語っているのである。
しかるにレゲエに関しては、「ただ黙って聴く、一人で体をゆすりながら聴く」。
だから語らないだけのことである。

演奏する楽しさというのもあって、レゲエには独自のリズムがあるので
それを追求したら、何か話題にできることが出てくるかもしれないが、
実際ギターを弾いてみると、なんと、これがとても難しいんだ…。

私は根性なしなので、それ以来、深くは追求していない(笑)。
まあ、とにかく「カッコいい」としか言えないな、今のところ…。

上記のアルバムもタイトルの「Catch A Fire」という言葉があまりにカッコよすぎて
つい買ってしまった。
「Concrete Jungle」にしてもそう。曲のタイトルがカッコよすぎる。
実際聴いてみると、これがまた「感動もののカッコよさ」であった。

このアルバムの歌詞の対訳は、これまた私が大尊敬している人、山本安見さんが
つけてくれている。


「コンクリート・ジャングル」

(…)
ここは冷たいコンクリート・ジャングル
いきていくには厳しすぎる
ここはコンクリート・ジャングル
精一杯 頑張らなければならない
それしか他にないのだ
俺の足に鎖はついていないが、
俺は決して自由じゃない
その地で
俺は囚われの身となっている
幸福など味わったこともない
優しい愛撫など一度もされたことがない
それでも ピエロみたいに笑っている俺
誰か 俺を助けてくれ
このどん底から這いださなければ……
(…)

歌詞を読みながらこの歌を聴いていると、なんか、くやしくて、せつなくて
マジで泣きそうになる…。

英語の歌詞の内容などこれっぽっちもわからず、ただただ、そこから溢れ出る
ビートのカッコよさに夢中になった少年時代。
山本安見さんという不世出の大詩人(翻訳家)の存在は本当に大きかった。

ただし、幸か不幸か、まさか自分が同じく翻訳家の道を歩むことになるとは
思ってもみなかった…(笑)。



がんばるぞ、日本!!
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