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東大寺展

2010-11-10 16:46:15 | 日記
今日は午前中仕事をして、午後から休みをとって妻と出かけることにした。

上野の博物館で東大寺展をやっているので見に行こうと思ったのだ。
小さい頃から仏像をみるのが好きだったのか、父に連れられて奈良のお寺を
まわっているうちに好きになったのか、自分でもよくわからないが、
とにかく仏像をみるのが大好きだ。

数年前にも東大寺にいったのだが、三月堂の「不空羂索観世音菩薩」を見た時はびびった。
自分が想像していたよりかなり大きかったし、日光菩薩も月光菩薩も、
その他の仏像もすべてが勢ぞろいという感じで、その中心にいる不空羂索観音の吸引力
が圧倒的だった。お堂の中は、時間が止まっているというか、一種はりつめた空間で、
自分などペシャンコにされてしまうような迫力があった。本当に一瞬でも気を抜いたら、
自分が塵となって消えてしまいそうな錯覚をおぼえた。

数々の戦国武将がおとずれたという。
そこをおとずれた者は「天下を収める」という言い伝えがあったからだ。
なんと、あの織田信長はそこで無礼、傲慢をはたらいたらしい。
彼は天下統一を成し遂げたが、自分の部下によって暗殺されてしまった。

ばちがあたった!!!!

大戦の戦火を浴びながら、奇跡的に焼けずにすんだ数少ない建物、
1300年の歴史をくぐり抜けてきた数々の仏像。

東大寺の改築工事がはじまったので、それが東京で見られる。
(改築がいつ終了するかの目途はたっていないそうだ、あの「仕分」のせいなのかな)
いずれにしてもしばらくは自分の天下統一はしばらく延期というわけだ(笑)。

そういったわけで、行きたい、行きたいと思っていたものが見られる!
ついでに記念の携帯ストラップがあったら買ってこよう、とワクワクして
電車に乗っていた。何しろ、今の私のストラップは「ドラえもん」である(笑)。
ドラえもんは好きだけど、もっとカッコいいのがほしい…。

途中保土ヶ谷を過ぎるころ、なんと、お客さんから仕事の依頼が!!
明日でもいいかな、と思ったけど、いつも即対応で信頼してもらっているわけだし、
ままよ、妻と別れて、私はオフィスに戻ることにした。

やっと納品できたと思った頃に、また別の仕事が…。

きりがない。きりがないけど仕事がもらえるのはやっぱりうれしい。
博物館に行けなかったのは残念だけど、12月までやってるしまたチャンスもあるさ。
いつか金持ちになって、長く休みをとって奈良を旅行するんだ。(ちっちぇ~夢だなぁ)

ところで、妻からの携帯電話で、

「今、上野でカレーを食べたから、今日の晩御飯はカレーはダメよ。」

ときた。
誠にげんきんなものである。
確かに仏教はインド伝来なのだが、発想が稚拙だと思う。

今日の晩御飯は精進料理にしようかな…。
(これでも以前、水上勉さんの本で随分と研究したので)


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