昨日、一般質問に立ちました。
最近に無い、自分自身が消耗した、エネルギーをつかった質問だったと自己分析している。
まずもって、時間を30秒オーバーしてしまった。
中身がどうこういう前に、周りに迷惑をかけるこのような行為は慎まなければならないと深く反省している。
正直な話、今回は時間を大きく余すだろうなと、それ位シナリオが描けなかった、直前まで原稿が書けなかった一般質問であった。
「関係人口」という、正解のないテーマを取り上げたことが一番の要因なんだろうが、それにしたって書けなかった。
いつもだと一日前には原稿が出来上がっていて前日は微調整で済んでいたものの、今回は直前になって前段部分を全て書き換えることになり、「降りてくる」と止まらない性分なもので、そこからは一気呵成に書き上げた。
文字数のカウントを見てみると、気が付けばいつもと同じか若干少ない位の分量だった。
それでも、時間が足りなかった。
最後、メッセージ性を込めた訴えが、中途半端に終わってしまった。
何回やったってペース配分は難しいものだと実感したし、最後の10分って秒針のスピードが上がってるんじゃないのと、いつも錯覚してしまう。
反省を、きちんと次回に活かしていきたいと思う。
定住人口でも交流人口でもない新たな人口の概念である「関係人口」。
「いつも否定だ。文句ばかりつけて・・・」
一部聞こえてくる評価に立ち向かうために、今回は60分一本勝負。徹底的に、マシンガンのように「政策提言」をしまくった。
内容は改めてブログでもお知らせしますが、よろしければ、録画放送をご覧になってみて下さい。
→http://www.city.yokote.lg.jp/gikai/movie000852.html
それにしても、ここ数年の横手市議会は、当然のように、再質問の答弁は担当部長が行っている。副市長が答弁することなど皆無だし、市長が挙手をする場面も決して多いとはいえない。
各議員が「市長はどうお考えですか?」と聞いているのに、当然のように担当部長が挙手をして、議長も何のためらいもなしに指名する。それが普通の本会議。
私たちもその空気にどっぷり浸かっているものだから、それが当たり前のような感覚になってしまっている。
これからの市政の方向性を問うているのに、なぜ自分で答えようとしないのだろうか?
いつだったか、「部長の答弁は私の答弁」とおっしゃっていたことを記憶している。
事前に通告のあった質問内容に対し、担当課が下書きをして、答弁検討会において様々な視点から手を加え、市長の意思が反映され、横手市役所の総意として書かれた原稿が、本会議場の一般質問における市長答弁として読み上げられている。
だから、市長の考えは、基本的に「読み上げた原稿が全て」ということなのだろう。
政策や事業の細かい中身の再質問であれば、担当部長が専門的な見地からご答弁を頂いたらいい。
(ちなみに、「事前に担当課に聞けば分かるような内容を、一般質問で聞くんじゃない」とよく先輩方からご指導いただいています。)
しかし私は、具体的にこうやったらいかがですか?と、事例を挙げて、今後どうするんですか?と問うているのにも関わらず、部長が当たり前のように市政の方向性を語っていらっしゃる。
さすが、おそらくある程度想定をされているんだろうし、突然ふられたとしても、常に問題意識を持って仕事をされているからこそ、隙のない的を得た安定した答弁ができるのだろう。その点については評価されるべきものだし、敬意を表したい。
事前に書いてきたものを読みあげるだけだと、そんな緊張感は生まれないし、決まっていることを質問して、「近々やります」という答弁が返ってくるのにはビックリだ。
私はよく、一般質問を「真剣勝負」の場だという言い方をする。
悩み苦しみ考えて、真正面から自分でぶつかっていく。だからこそ、経験値が積み重なっていくし、「一般質問」は消耗するのだ。
「地方創生」の名の下の地域間競争。不毛な自治体間の削り合いに一石を投じる「関係人口」という考え方。
山積し続ける地域課題をどうやって少しでも改善し、横手市を次世代に引き継いでいくのか?
最近あまり耳にしなくなった「部局横断」以上に、先入観や思考の縦割りを取っ払わなければならない。
できるだけ多くの人に関わってもらいながら、オール横手のまちづくりを進めていくために「関係人口」という考え方があるのだろうと思う。
次回、私が言いたかったことをもう少し紹介します。
明日は、各常任委員会に分かれての審査となります。
議会だよりの締め切りも「厳守」でお願いします。