ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

たまには軽い話題

2011-04-30 22:22:33 | Weblog
 たまには軽い話題、お許しください。

 「謎解きはディナーのあとで」の東川篤也、「交換殺人には向かない夜」を読みました。これで4冊目。本当は順番に読みたいのですが、本屋にそろってないので手に入らず、新作からさかのぼっています。

 なかなかいいです。新しいミステリーを読むと東野圭吾と比較してしまいがち、するといろいろ物足りない点は出てくるものの、比較なしに言えば、この作家は十分OKです。ふたつの場面が並行して進む話は珍しくないが、3つの話がらせん構造で進むのは初の試み。最後はあっと言わされ、かつ爽快感を残しました。よくありがちな、それはないでしょう、という無理が少なく、ストーリーに納得ができるのもこの作家を支持できる重要な要因。

 まだ3~4作、出てるようですが。さてどこに売ってるのだろう。

 この騒ぎで人に勧めるタイミングを逸しましたが、東野圭吾「麒麟の翼」もよろしく。ぜひ読んでください。
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誰かのために戦う時

2011-04-30 00:39:01 | Weblog
 今日の新聞に、スティーヴィーワンダーからの日本を応援しているという手紙が紹介されていました。先日のドナルドキーンさんの談話も、日本人以上に日本の良さを理解し、日本人と日本文化を称賛してくれる方たちの存在が、自分の国への想いを気づかせてくれます。素晴らしい理解者へ感謝です。

 地元に帰ってきた楽天選手会長の「人は誰かのために戦う時に強くなれることがわかった」という言葉も泣かせました。阪神大震災の年オリックスが優勝したのも同じ想いだったのでしょう。

 今日も大変な相談を受け、これは出来るとか出来ないとか考えてる場合じゃないと感じ、「もうわかりました。全部引き受けます」と伝えると、泣きながら「安心しました」と言われましたが。うちもいつも同じ。みなさんと一緒に強くなり成長してきたねがいのいえ。

 願わくばすべての福祉職員が、同じ想いで戦って欲しい。昨日の相談者から聞いた言葉、「あちこちで、それは出来ないとか、規則に反するとか言われると、何のためにこの仕事をしているのかと言いたくなります」と言っていた言葉を胸に刻んで。
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人を活かす

2011-04-28 22:52:54 | Weblog
カンブリアにダウンタウンが出るとは思わなかったが。吉本興業大崎社長、立派だった。名もない地域を映画で世界に紹介するという発想と哲学、素晴らしい。

場が人を活かすと語る大崎社長が、当時売れなかったダウンタウンを活かす場を用意したというエピソード。自分たちは浮いてた、大崎さんも浮いてた、とダウンタウン自身も語る。新しい才能が認められず、時代があとからついてきた、という話はかっこいい。

子供の頃も学生の頃も、また社会人になってからも、人と違い過ぎると散々批判された自分だが、今日訪問した利用者の方から、「他の事業者はみんな、時間が合わないとかその支援は出来ないとか言われ、困ってる内容に合わせて考えると言ってくれたのはねがいのいえだけです」と言われ。自分では自分の考えが正しいはずだと思いながらも、認められることの少なかった自分の半生を振り返りました。

20代で師匠と呼べる人に出会い、そこで成長と活躍の場を与えられたけど、劣悪施設へ行ったら自分の力を全然発揮出来なかった経験もしました。ねがいのいえで素晴らしいスタッフだった人が、その力を活かしてくれない職場へ行ったらつらい思いをすることもよくわかっています。

それでも自分は、夢を実現するためにつらかった日々を乗り越えてきました。だから今苦しい思いをしている人たちが、きっと夢をかなえることを信じて応援しています。
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地域を耕そう

2011-04-26 23:05:26 | Weblog
しばらく続いた体調不良もほぼ回復。仕事山積みでしたが、昨年から学んできた研修の成果なのか、たまってた事務処理もハイペースで片づき、時間が余ったりしてます。今年はほんとに大躍進できるか。

今年は地域を耕す年と決めていましたが、退職者の穴が今だに埋まらず足元が危うい・・・ 去って行く人の幸せを願うなんてかっこつけないで、やめたら困るんだけどと言えば良かったかも・・・それは冗談ですが、うちから他の職場へ行った人が一般社会の厳しさに直面しているのは事実らしい・・・

ともかく。人材募集、あと秘書募集。
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また仕事がたまる

2011-04-25 22:29:11 | Weblog
 ようやく体調も回復。ずっと仕事をストップしていたので、またまた山のようにたまってしまい。ゆっくり過ごせる日は永遠に来なさそうです。ともかく連休にはいる前に今年のネットワーク事業の準備を終わらせなければならないので、大急ぎです。しかし、夜は仕事をやめて自分の学びの時間にしたいところ。いい研修をたくさん受けてきたので、身に着くようにおさらいをしたい・・・

 だれも正確な状況が把握できない中で、一時帰宅への判断が出来るのだろうか。早くしてくれと言われて早くなるようではさらに不安だが。相変わらずマスコミはそれぞれに全然違う情報を流している・・・

 県から被災地に派遣できるスタッフの調査がきて、2名登録しました。本当は自分が行きたい・・・

 

 
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物流の信念

2011-04-22 00:42:44 | Weblog
カンブリア、物流で被災者を支えるという信念、ヤマトもイオンも素晴らしかった。会社の指示もなく勝手に地域のために運搬を始めた社員を誇りに思うという社長も立派だった。

非常時に流通の力が試される、そして民間企業はふだん鍛えたその成果を十分に発揮した、という村上龍の分析が鋭く的を得ている。

来週は吉本興業社長。これも楽しみ。

薬のおかげで咳は止まったけど、副作用が強く一日中フラフラ。仕事がまた滞り気味です。みなさんも気をつけて。
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人材募集

2011-04-19 21:08:27 | Weblog
 昨日の福祉ネットワーク、高松の夜間保育に感動。深夜まで子どもを預けて働かなければならない状況に、社会の貧困ぶりを思うが、愛情を十分に得られずに荒れる子どもの心に寄り添う保育士の、「まずはお母さんががんばっていることを認めてあげないと。親を支えることで子どもも愛情を受け取ることが出来る」という言葉は、われわれが日々学んでいる心のケアの考え方と全く同じだった。

 体をこわす家族が増えてきました。もっと支援を厚くしなければならないのに、スタッフが減ってしまった現在。仕事の見つからない人が多いとニュースでは毎日言ってるのに、人材はどこにいるのだろうか。人材募集中です。
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復興のシンボル

2011-04-18 23:11:23 | Weblog
 今日のTVタックルはみんなの意見がまとまりすっきりだった。キャラバン型首都移動案はとても興味深かった。しかし原発行政という最重要事項にまで官僚や縦割りが硬直化させていたとは・・・次の教訓にと言うが、事故が起きれば次はないのに。

 報道ステーションの特集、女川のサッカーチームは泣かせました。サッカーとか野球とかしてていいのか、というプロの談話も被災直後にはあったけど、今はスポーツを続けることは大事なことだと感じます。地元の出身者はいないのに、「この町が好きになってしまったから」と言い毎日給水車で水を配る選手たち。「女川でもう一度サッカーをしたい」「サッカーを復興のシンボルに」素晴らしい言葉です。サッカーには興味ない人間ですが、女川のチームを今日から応援します。

 風邪の症状よりも薬の副作用で体が重い。でも明日からやっと外へ出ます。
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部屋にこもる

2011-04-18 15:15:40 | Weblog
軽く考えてたら思いのほか症状の重い風邪で、もう5日も部屋にこもっています。今日もみんなが帰ったら部屋から出て仕事する予定。

今年度の目玉事業である、優れた実践家を招く連続講演会は順調に交渉が進んでいます。間もなく公表できますのでもうしばらくお待ちください。
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久しぶりのネットワーク

2011-04-14 23:59:43 | Weblog
 先月実施できなかった地域ネットワーク。今月もまだコミュニティセンターは使えず、うちの事業所を使ってくださいとメンバーから申し入れがありお借りしたら、いつもより温かい雰囲気でますますいい会合でした。昨年6月に初めて集まってからおよそ1年、参加者も増え、支援の幅を広げてくれた事業所も増え、持ち寄ったケースに「うちでもシェア出来ます」という声もかかりました。本当に素晴らしい。世の中にはいろいろなネットワークがあるけれど、実際の支援に手を挙げるつながりを作れるところはそうはないだろうと思います。

 初めて参加されたみなさんも、それぞれに熱い想いを持っている方たち。すべてのお話が有益でした。世の情勢は考えないわけにはいきませんが、われわれは日々の暮らしを地道に支援し続けて。どんな地域を作りたいのか、未来図を描き、夢を語っていこうと思います。
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