ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

素晴らしき友人たち

2024-05-27 22:34:28 | Weblog
コロナ禍が明けてちょうど一年が経ち。会いたかった旧友が先客万来、嬉しい再会で大盛況だった5月。

社協に努めて30年、全社協の重鎮に名を連ねるボランティア時代の親友、
地方の山奥で重心の方たちにオーダーメイドの椅子を作り続けてきた親友、
大学時代の柔道部の先輩は有名作家、
同級生は学生時代の志を貫き、東京都で区議会議員を続け市民の味方として活躍中、

どの友人もみんな、ザ・ノンフィクション、NNNドキュメント、プロフェッショナル、あたりで取り上げて欲しい人たち。

昨日のザ・ノンフィクション、子育てシェアハウスも良かったが、
それなら、阿蘇、高森の民宿の友人、一押しで取り上げて欲しい。

素晴らしい出会いに支えられてきた自分の人生。

初心は変わらず

2024-05-04 23:46:56 | Weblog
 大学の柔道部のOB会に参加し、40年前の先輩、後輩、指導者の先生方との再会に感激。

 心のケアの研修会に行ったら、30年前に世界最先端の実践をしていた事業所の同僚と再会。当時と変わらぬ熱い想いで、大変な方を支援している姿に感銘。  

 それから1週間も経たずに、同じ頃一緒に働いていた仲間が、現在の職場の同僚を伴い見学に来て。
 都心でグループホームの立ち上げに困難を感じているみなさんから、「どうしてこんなにできるんですか?」「人材はどうしてるんですか?」とたくさん質問された。

 旧友に再会し昔話をたくさん語りたい、という想いが溢れてきたのは、年のせいなのか、終活の時期を迎えているのか。
来週は東京都の育成会から多数の訪問、月末には地方の元市議会議員さんが、議員引退され長年要望されていた見学にようやく来訪。

 ねがい方式なら重度障害の方の生涯の支援が実現できることを、とくとくと語る日々。
 そして自分の終活も急がなければと思う日々。

目標まであと1軒

2024-04-13 22:51:33 | Weblog
 元日の震災で1年が始まり、被災者を支援するために、戦争の報道が減ったのはわかるとしても。自民党の処分やら、通訳による窃盗やら、話題は次々と尽きず、ウクライナやガザの状況を伝える時間はすっかり減り、世界情勢が入って来なくなった最近。通訳の事件は、命の報道を削ってまで、ワイドショー番組が長い時間を割くようなことなのだろうか?

 ねがいの杜5軒目のグループホームげんきそうが完成し、内覧会を行いました。入居できるホームが見つからないという重度障害のご家族が次々に来られ、切実な訴えをたくさんうかがいました。

 やるやると言っててなかなかやらない、という声が多いのは、どこの施設も同様。建物は借り物でいいと思えば、すぐ建ちますよ、あとは事業者のやる気です、と来られるみなさまに何度も同じことを伝えました。

 これで40人実現、50人の入居目標まで、ラストあと1軒。そこまで達成したら、あとは後継者へ無事に引き継ぐのが総仕上げです。

 ニュース最新号と研修情報はこちらから。

https://negainoie.com/.../69e954cfd93d4e94bf161d300ec10db...
https://negainoie.com/wp.../uploads/2024/04/2024.05.11.pdf

邁進する決意

2023-12-19 23:05:36 | Weblog
 日々思うことはたくさんありながら、ガザの情勢、そして、ガザに隠れて忘れられたかのように報道の量が減っているウクライナ等、世界の悲しい情勢を見ると、浮世の戯言をコメントする気になれず、書き込みが途絶えていた最近・・・

 世界を相手に戦っているかのようなロシアが先に資金と兵士が尽きるだろうと思っていたら、アメリカの予算が枯渇すると報道。戦いは終わって欲しいが、一方だけが力尽きた1ヶ月後、一体どんな様相になるのだろうか・・・

 有史以来数ヶ月前まで、世界の同情を集めていたイスラエルが、たった数ヶ月足らずで史上最凶のヒールと化し、一体このあとどうなっていくのか・・・そんなタイミングでNHKが放った、非暴力による抵抗で革命を達成したガンジーと、その意志を継いだキング牧師、アウンサンスーチー氏の足跡を映像で綴ったドキュメンタリーに釘付けになった。

 今、世界が目指すべきはガンジーの精神だと改めて思ったが、現実は逆に暴力に向かい、その精神は滅びつつある情勢。それでも、その魂が死滅することはないと信じたい。

 今のところ侵略と戦争が遠い世界のわが国では、相変わらず、幼児の虐待や障害者差別に悩む日々。

 そして自分は。3年後、目標を全て達成し、後継者に譲ることを目指して、邁進する決意を新たにするこの頃。 

最高の人生

2023-10-14 21:24:27 | Weblog
 学生時代にボランティア活動で障害のある方たちに出会い、福祉の世界に入って40年。一緒に活動した親友たちとのつきあいも同じ年月を経て。自分も含めて、福祉の学部ではなかった者たちが、卒業後それぞれに学び直し福祉のプロとなって、それぞれに実績を上げ活躍してきた仲間たち。いつだったか、最後はもう一度この仲間で一緒に活動をしたい、と語り合ったあの日。

 笑いの絶えないこの最高の仲間たちは、還暦を迎えた今も新たな活動へのチャレンジスピリッツを持ち続けていることを互いに確認し合い。全員が、それぞれが描いている想いを、ねがいの杜で実践してみないか?、と語りかけた。

 そんな日は本当に来るかもしれない。最高の仲間がいて、夢を実現するためにチャレンジして、その夢をひとつでも実現できたなら。

 最高の人生かもしれない。

バースデイプレゼント

2023-10-08 00:07:00 | Weblog
 ビジネス本を多読し、カンブリアとガイアを欠かさず見て、経営者のマインドや先駆的事業の開拓を目指してきたが、人生の目標達成ゴールが見えてきた頃から、情報収集や事業成長への貪欲さが急速に低下し、読書もドラマもミステリーばかりに目が行くようになった最近。

 作品のほとんどを読破した東野圭吾は、作家として晩秋に差し掛かったかと思えるほど、全盛期の鋭さが減退した昨今だが、最新作「あなたが誰かを殺した」は、エラリークイーンやヴァンダインを彷彿とさせる古典作品のテイスト。手掛かりが全てフェアな形で提示される、ノックスの十戒を遵守した正統派ミステリーにうならされた。

 20年前、有栖川有栖と綾辻行人が合作したドラマで、賞金を懸けて答えを募集した企画は、全ての手掛かりがフェアに提示された歴史に残る秀逸な企画だったが。以後、犯人を当てる類似企画を見たら、手掛かりの提示はなく、単にストーリー予想をするだけのつまらない企画が続いた。

 今日の日テレ何十周年企画の真犯人当て企画は、ちゃんとヒントの提示が伏線として提示され、全てが回収され、しかも涙を誘う、近年まれにみる秀作だった。主役の最後のひとこと、「来年も同じメンバー、同じストーリーでお会いしましょう」も素晴らしく、完璧な作品だった。

 自分のために贈られたバースデイプレゼントだったのだろうか。

スポットライト

2023-10-02 00:18:05 | Weblog
 人生で初めて見た朝ドラが、史上最高と評されていることが嬉しかったこの半年。最終3回の録画は消すことができず、今夜も見直してまた涙した。

 小説もドラマも、ミステリー以外は見ることがなかった自分が、あまり知られていない偉人について興味があり観た朝ドラ。理科嫌いだった少年期に教えて欲しかったと切に思う。一昨年の大河も然り、渋沢栄一を青年期に知っていたら、自分の人生が変わっていたかと思うドラマだった。

 そして。障害のある人たちと出会い、どんな重い障害があっても地域で暮らせることを目指して走り続けて40年。そのモデルを作り上げるという目標があと3年で完成を目前にして。

 吉沢亮くん、神木竜之介くん、そして主役を超えて見せた浜辺美波さんの演技に、舞台に戻りたい気持ちが震わされた。
 健康不安の問題もあり、実質あと3年で現在のポジションから引退を宣言。その後は全国困っている人のコンサルと、趣味の役者に打ち込むことで、後継者に納得してもらえるだろうか、と思うこの頃。





それは夢ではない

2023-10-02 00:16:27 | Weblog
 コロナ禍3年間、全る研修会がオンラインになり、対面できない寂しさを感じながらも、居ながらにしていろんな話しがき聴ける便利さに慣れていたところ。
4年ぶりに会場に集まってみたら、その熱気は荘厳ささえ感じた。週末2日、医療的ケア児を支えるみなさんが全国から集まり、夢のような時間だった。

 しかし……。どんな人が来ても、24時間年中無休の支援をする。強度行動障害であっても医療的ケアがあっても。それを愚直に20年続けてきたねがいのいえだけが他の国から来たのかと思うほど、日本全国、24時間支援も生涯暮らすホームも、超未来の話として語られていたことに、忸怩たる想いがやまず。

 24時間の生活支援と、ホームで地域生活を生涯支えることが不可能な夢ではないことを、来年は発表させてもらおう、と決めて帰ってきた。

感染に翻弄の1週間

2023-09-24 21:56:13 | Weblog
 多数のインフルエンザと少数のコロナ感染が法人内に広がり、激動の1週間が過ぎて。急遽の泊り、他諸々手伝いに追われたが、隔離期間を終えたスタッフが続々戻ってきて、これでようやくひと息か。

 と言いつつ、抜けられる時には夜中でもちょこっと抜けて、観たい映画はちゃんとチェック。過去に酔いしれた夢をもう一度と願った名探偵ポワロは大外れだったが。

 30年来追い続けてきた写真家、長倉洋海氏のドキュメンタリー映画は、涙必至、世界中の全ての人に届けたい。しかも、購入した写真集にサインしていただいたら、30年前お会いしたことを覚えていてくださり感激。児童センターができた折には、記念公演と写真展を開くのが夢。

 今週はついに朝ドラ最終週。一昨年の大河といい、今まで取り上げられて来なかった偉人がまだまだいるはず。偉大な生き様をもっと伝えて欲しい。人生初めて観た朝ドラがマニアの間でも史上最高と語られていることが嬉しい。

私たちも道半ば

2023-09-14 21:10:15 | Weblog
 大雨による洪水が東日本より高い波を呼び、ダムを決壊させ多数の命を奪ったことに、悲しみが絶えず。温暖化を引き起こしたCO2をほとんど出していない国が大きな被害を受けるのは全く理不尽。近隣の国では大地震で住宅が倒壊。石と泥で建てられた建築物が主の国々には現代建築の技術支援が必須であり、そんな地域が地球上の何パーセント存在することだろう。

 なのに戦争を続ける国が存在し、それを止めることができないこの世界。全ての国の指導者が助けを必要とする人々の救援に力を合わせなければならないと、思うことはできないのだろうか。

 さいたま市500億円の赤字という報道に、役所による福祉サービスへの制限がさらに厳しくならないことを祈るばかり。医療的ケア児支援が驚くべきスピードで進行中、この流れを止めることのないように。

 世間が今、取り組んでいる医ケア児支援を20年前からおこなってきたねがいのいえは、世間の流れをよそに自分たちの目標に向かって邁進中。3年後には50人のグループホーム完成、強度行動障害者も医療的ケアの方も、いつでも家族に会える近くのホームに入居し、みんな穏やかに暮らせることを実践。それを報道して欲しいとマスコミに呼びかけているが一向にやって来ず。

 願わくば、今、目標達成へ進行中の姿を取材して欲しい。いつの日か、すごいところがあると噂になってから見に来た人たちにとって、凄すぎてとてもできないと思われるよりも、私たちも道半ばだから一緒にがんばりましょう、と呼びかけるのが自分の願い。