ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

今日はひと休み

2020-09-29 22:41:48 | Weblog
先月ハローページのような申請書のファイルを提出した国庫補助金に続き、今月は財団の補助金に申請。タウンページのようなファイルを昨日郵送し、追跡確認にて本日無事到着を確認。

加えて多忙の一因だった新設保育園の初監査が本日来られて、取り憑かれたように多忙だった1ヶ月がようやく一段落。自治会と国勢調査の仕事も残しながら、さすがに今日は午後からひと休み。

夜からまたショートステイの手伝いに入り。大量の夕食を食べた直後に夜食とドリンクの要求を訴え続ける自由奔放なお姫様に、決して甘やかさない母のようなスタッフ。対して可愛い子に甘いおじさんは適当に要望に答え、ようやく先ほど眠ってくれました。

そんないつも通りの日常。

先日、児童発達支援の相談に来た家庭は、いっときの預かりでは解決しない養育上の課題が家庭にあり、求められてもいないのに生活全般の支援に触れ、親としての責務を果たすのが支援する条件であると説教までしてしまい。

福祉は24時間は当たり前。世の中の全ての人を支えようなどと思い上がってはいない。しかし出会った人の全ては支えようと思うのみ。
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やってみなければわからない

2020-09-14 23:08:21 | Weblog

 脊椎ヘルニアで毎日リハビリに通って半年。一向によくならず、キックボクシングはやめるように言われ、20年続けたボクサー人生も終わるのかと思っていたが、このところ痛みもしびれもほぼ無くなってきて、国勢調査員が終わる頃に再開か。

 世界に広がる人種差別やマイノリティの差別に、人間の弱さや醜さを感じる日々だったが、大阪選手の表現に涙。われわれ一般市民が思うことを、世界の舞台で訴えられるのは、一般人にはできない素晴らしい力。「何を伝えたかったか?」と質問するインタビュアーに、「あなたは何を受け取ったか?」と答えたのも首肯だった。

 差別の無くならない世界。それは人間の性なのか?仏子園の「ごちゃまぜ」が広がり、幼いころから多様な人が一緒に触れ合う社会が当たり前になったら世界は変わるのか?

 それはやってみなければわからない。ねがいのいえも、幼少期からの「ごちゃまぜ」を目指して、2軒の保育園を開きました。来年はインクルーシブの児童センターを開園します。
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差別の根源

2020-09-01 00:28:38 | Weblog
 国庫補助金申請の最終日、電話帳のようなファイルを提出しに役所へ行き、ここ数カ月の繁忙期がようやく一段落。一週間くらい休もうかと思いきや、自治会役員に回ってきた国政調査員の業務が怒涛のように押し寄せ、またしばらく休みがなさそう・・・

 感染はピークアウトしたと専門家が語っているのは信じていいのか、夏でもこの状況、冬を迎えるころにはどんなことになるのか、みんな不安じゃないのだろうか。

 都心からの帰省者が嫌がらせを受けたり、感染者が誹謗中傷されたり、これが国民のレベルなのか。海外では常軌を逸脱する黒人差別。日本は人種差別のないいい国だとタレントがコメントしていたが、もし多様な人が住んでたら、日本でもひどい人種差別は起きているのだろう。

 そしてそれは、障害のある人を怖いとか近くに住むのは反対というのと全く同じ構造。そしてそれはさらに、学校でキモいなどと言われていじめられる子がいるのとも同じ。

 まず、怖いのは相手のことを知らないから、という自分の心理に気づき、
 それは相手にはまったく責任がないことに気づき、
 その怖さを手放すには不安を抱える自分のほうが、知らない人と知り合い触れ合うことしか ないことに、気づかなければならない。

 自分の無知のせいで不安だからと言って、何も悪くない相手を追い払うような行動が許されるわけがない。
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普通に暮らすために

2020-08-10 22:21:20 | Weblog
 高校の OB会名簿が送られてきて、皆さん今どこで何をしているのか、見入ってしまいました。これまで放浪の半生だったので同窓生にはほとんど会うことがありませんでしたが、今になって会いたい思いもあり。誰か同窓会を開いて呼んでくれないだろうか。

 次のグループホームの説明会を開いたら、またしても住民から強硬な反対が出て、交渉はしばらく続きそう。今も全国で発生するこの事態に、国として毅然とした姿勢を打ち出して欲しいばかり。困っている人たちを支援したい想いで低収入を厭わずにがんばっている福祉職員がいつも矢面に立たされるのは理不尽ではないか。

 当事者である障害者家族は、わが子の将来のためなら土下座してお願いしたいと言われたが、障害のある人が住宅街で普通に暮すためには土下座しなければならないなどという前例を作ってはならない、と思うのみ。
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こんな時も前向きに

2020-07-31 23:58:18 | Weblog
 趣味セミナーで週末は常に研修に出張していたのが、このご時世でどこにも出かけなくなり、各部署のスタッフも機能してくれて現場に出ることもほとんどなくなって、わりと業務が楽になり。本を読んだりミステリーのドラマを見たり、ステイホームを楽しんでいる毎日。

 原作が本格派の傑作ミステリ―と知りながら、ゾンビ映画は好みではないので敬遠していた「死仁荘の殺人」をDVDで見てみたら、原作を変にいじって違うものにしていないところが素晴らしく、心に残る名作だった。

「相棒」の脚本家が作家になったらさぞ名作を残すだろうと勝手に妄想していたが、現実に作家デビューした太田愛氏のミステリ―は、謎解きの構成で緻密を極めながら、登場人物の想いは切ない悲しみに満ちて一気読みの面白さ。まさに「相棒」テイストが満載の傑作で、東野圭吾を超えるほどの存在感を放っていた。これは残りの作品もすべて読むべき。

 読書もだいぶ進み、内面から充実した3ヶ月だった。保江先生の本で新しい技術も学べたので次の研修会で披露できそう。

 こんな時はどこも行かずに自己研鑽に励むのが前向きなあり方。
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こうあろうよ

2020-07-23 23:39:40 | Weblog
やまゆり事件から4年が近づき、ニュースで組まれていた特集を見た。

20人を1人の夜勤で見守る施設職員はいつも緊張感と切迫感がいっぱいで、イライラしたり、虐待まがいの関わりが生まれたり。施設という環境の中に植松を生んだ要因がある、と自戒を込めた想いを伝えていた。

映し出された施設は、まさしく30年前、われわれが「こんな暮らしはやめよう」と地域生活宣言をした時代のままの姿だった。
その要因を一掃する方法こそが、私たちの「心のケア」に他ならないのだが、そのことに多くの専門家がまだ気づかないことが馬鹿げている。
ねがいのいえのグループホームしあわせそうでは。今夜も遅くまで眠らないショートステイ利用者に、優しく付き合い続ける2年目のスタッフ。うまくいかない時は手伝おうと控えているが、いつも出番なく、その優しさに安心した利用者が、日付が変わる前に眠りにつくのが通例。などと書いてる間にまさに今、眠りに着いたところ。

利用者の心が安心するから夜よく眠り、スタッフも仮眠8時間で疲弊せず、いつも笑いが絶えない現場に、植松が生まれる要素はない。

みんな、こうあろうよ
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やりたいことは尽きない

2020-05-18 23:17:37 | Weblog
「鍵のかかった部屋」の新作が始まると思っていたら、10年前の再放送。それでも原作のしっかりしたミステリーは何度見ても満足。こういう再放送はどんどんやって欲しいし、完成度の高いミステリーでまだ映像化されていない作品をこれからもどんどんドラマ化して欲しい。サイレントヴォイスは最高。

 自粛でやることがない、ストレスがたまる、と言う人が多いようだが、アウトドアな一面を持ちながら、ずっと部屋から出ずにいられる自分には、あまりいつもと変わらない日常が続き、読みたい本がいっぱいあるじゃないか、などと思ったりする。

 スカイプ会議を初めて体験し、今更ながらこれはいいかもと思い、さっそく親友たちにオンライン飲み会を呼びかけ。お坊さんみたいなおじさんたちが集まって開いた会は大盛況で、居酒屋より盛り上がったのではないかと思うほど笑いの連続。これからの事業展開に力を貸して欲しいと以前からお願いしていたが、今後設立する社会福祉法人の理事、評議員、にもオンラインで参加してもらえることを確認し、意義ある飲み会だった。

 時間があるので他団体の動向をチェックをし。北海道で共生の町づくりに一貫して打ち込み、今後は道内の生産物を東京で消費してもらうシステムを作り北海道全体を発展させようとしている全国ネットの大原代表、自分の利用者だけでなく地域の困っている人をすべて支える多数の団体連携による24時間対応のセンターを作り上げた大分の村上さん、ものすごいスピードでグループホームを作り続け、しかもその入居者はホームを通過して地域でひとり暮らしに進んでいく仕組みを提唱する千葉の伊藤さん。

 今や全国津々浦々にすごい福祉家があふれていて、自分のやっていることは先駆的でもないしスピード感もないが、30年以上前、どんな障害があっても生まれ育った町で心豊かに暮らせる社会であって欲しいと願い、今、たった50人だけどこの手で実現できた自分は、いい人生だったと言えるかもしれない。

 その次に何をするか、正確には同時進行で何をするか、ただいまプランを作成中。全国の素晴らしい仲間たちに教わり刺激されながら。まったく人生は何年あっても足りないくらい、やりたいことが尽きない。
 
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悲しみは尽きない

2020-05-05 01:03:59 | Weblog
 今日も泊り勤務しながらの夜なべ作業中。利用者ナンバーワンのショートスリーパーを1年で眠れるようにという目標で泊りを開始して半年。先週は初めて7時間睡眠、今夜も順調に眠りに入り、このまま朝まで続いてくれたら快挙更新。
 どこの施設も受け入れ不可能と言われた行動障害の方も、自宅で毎晩眠らず家族を疲弊させた方も、今やただの人と言っていいくらい穏やかに眠るねがいのいえの暮らしを事業者がみんな真似してくれたら,困る人がいなくなるだろうにとまた独り言をつぶやきつつ。
 この天変地異が終息した時に備えて、これまでの計画を止めることなく推進中。どんなに重度な障害があっても,遠くの施設に旅立つことなく生まれ育った町で暮らせることを夢見て走り続けてきた自分の人生は,夢を実現できていい人生だったと言えそう。
 しかし。この世界にはたくさんの課題があり,悲しみは尽きることがなく。自分にもっとすごい才能があったら,もっともっとやりたいことがたくさんあるのに。
 ある日すごい天才に生まれ変わらないだろうかとふと思った。
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その日を迎えるために

2020-04-29 14:51:39 | Weblog
 こんなことが現実に起こるなんて、いまだに信じられない日々。倒産も解雇もリアルに増え始め、知事が営業自粛を繰り返し呼びかけても、収入が途絶える危機に直面した事業者が休みたくても休めない気持ちはよくわかるところ。

 幸い福祉は営業を許されてるいので、ねがいのいえは昨年の大赤字も取り返し、いつもと変わらない日常を続けてきたが、ここへきて利用の自粛が急増、4月はついに赤字転落が必至。

 しかし、自宅で過ごすのが難しい人たちには、感染のリスクも背負いながら支援し続けるしかなく、スタッフの尊い想いに支えられる毎日。エッセンシャルワーカーを支えるために休業できない保育士たちもまた然り。

 こんな状況の中スタートした新しい保育園も、毎日少人数ながら子どもたちは元気いっぱい。休日も整備に出勤してくれるスタッフには感謝するばかり。副園長が制作したキッチンセットのクオリティには全スタッフが感嘆。

 終息のあては見えないが、利用者でいっぱいのその日を迎えるために。どの部署も今できることを精一杯取り組んでいるスタッフ、みんな素晴らしい。
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ピンチをチャンスに

2020-04-04 18:19:03 | Weblog
 持病がなくても高齢でなくても、誰がどうなってもおかしくないこの状況は現実なのか、まるでサノスが指をならした世界。有史以来、悲惨な戦争を繰り返し、自ら生み出した核の恐怖を経験し、コントロールできない自然の災害をも乗り越えてきた人類が、たったひとつのウィルスによって医療も経済も崩壊するという脅威にさらされている。

 これは中世に起きた疫病との戦いと同程度のものなのか、あるいは、現在の種が滅び新しい種に代わる地球史の転換期なのか。治療薬の開発に1年もかかったらオリンピックは1年延長でも間に合わず、それまでに市民生活が持たず、倒産と失業と破産が一斉にあふれかえったら世界はどうなってしまうのか、想像もつかない。地球史的には必然でも、ミクロの日常には壮絶な暗黒の悲しみとなる。

 それでも、真っ先に客足が途絶える観光やエンタメ業界とは真逆で、われわれの業界はいつもに増して一層頼られているかのように利用は減らず。感染も症状もない限り、誰も休むことはないようで、それでも気管切開の重症児のことはさずがに心配だが、今業界で一番元気な重症児ネットワークのみなさんは新築の施設開園で新年度を迎えている情報があちこちから届いている。

 先人が築き上げてきたこの素晴らしい世界、それを新しい担い手がさらに磨き上げてゆくこの輝かしい時代、ここまで積み上げてきたこの成果を、ここで終わらせるわけには絶対にいかないという想いは誰もが同じ。昨年は始まって以来の大赤字を経験し、自身の病気も発覚した自分だが、50人のホームを達成し後継者に譲って引退という目標は揺るがず。大不況は福祉業界にとっては人材確保の大チャンス。この人類のピンチを、業界のチャンスに変えよう。
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