新しい一歩

　こんな事態が本当に起きるなんて、まるでデビルマンか20世紀少年のような世界が、現実に展開しているようだが。

　日常の生活は誰しも休むわけにはいかない。真っ先にキャンセルされる観光やエンタメ業界とは真逆で、暮らしを支援する仕事はほぼいつもと変わらない毎日。それでも、用心のために休む利用者の分がどれほどの損失になるかは締めてみないとわからず。一人でも感染が出て休業を命じられたら1か月で倒産する不安を抱えて営業しているのは、どこの事業所も同じに違いない。

　こんな中、第2保育園は無事に開園し、天窓から射し込む光がまぶしい園舎は最高に心地いい。オリンピックによる職人不足で外の工事が間に合わず、副園長は家族総出で土砂運びを担い、生活介護と就労支援に通う兄さんたちも、かわいい子どもたちのために整備に駆けつけてくれました。

　法人あげてグループ一丸で取り組む姿が素晴らしい。開発が進む新しい町で、新しい一歩を踏み出しました。