ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

枝野大臣

2010-02-28 23:41:42 | Weblog
 民主党の枝野大臣とお話することが出来ました。当事者の訴えをしっかりと受け止め聞いてくださる姿勢に感銘を受けました。こんなに素晴らしい議員さんが埼玉にいらっしゃることは、この地域を変えようとがんばっている者にとって大変なアドバンテージです。

 世間では新政権の是非を問う声が大きくなってきましたが、いい風が吹いてきたと自分は感じています。

 この地域を刺激するために。いろいろな立場のかたから助言をいただきました。これからじっくり考え取り組んでいきたいと思います。


「龍馬伝」今日も良かった。

 バナナマンの七変化も良かった。予想をいい意味で裏切られました。

 

息つく暇はなし

2010-02-27 23:50:09 | Weblog
 アメニティネットワークのみなさんと話をして、最新の情報をお聞きし、自分の日頃の悩みに助言をいただいてきました。

 滋賀では人が多すぎて近づくことができなかった講師のみなさんとごあいさつが出来ました。重度の障害を持つ方を支え続けている訪問看護の梶原さんや、医師の高橋先生との出会いは大きな収穫でした。さ来週の利用者説明会でもぜひ報告したいと思います。

 来週からまた地域回り。また、これからの方向性の参考に先駆的事業所の見学もたくさん必要です。息つく暇はなし。

新たな挑戦

2010-02-26 23:04:28 | Weblog
 障害者の就労に新たな企画を創造し工賃アップを支援してくださるコンサルタントのかたたちの提案をお聞きし。その理念と計画の素晴らしさに感激しました。さっそく会議で検討し「すぐに着手したいので研修をお願いします」と連絡しました。

 いい企画はすぐに着手。この身軽さがNPOの強みです。実現が具体化したら発表します。

 しかもこの企画はたくさんの施設事業所が協力し合うことによってより強力なものが出来るという、地域の発展を促すしかけになっているところが素晴らしい。

 同じ方向をめざし積極果敢に挑戦しているかたたちの空気が感動的でした。

本物の力

2010-02-25 23:53:28 | Weblog
 今日は雑用で走りまわって終わりました。

 唯一充実してたのは、トレーニングに行ったキックボクシングの時間。遅くなって行ったら、3人のプロとトレーナーだけ。元ムエタイチャンピオンにミットを受けてもらい、現役日本チャンピオンの隣でサンドバッグを叩くという、普通なら考えられない環境。

 そばにいるだけですごい刺激を受けるのが、一流が放つ本物の力なのでしょう。

 ビジネス界でも福祉業界でも同じことを感じます。

今日は施設内研修

2010-02-24 22:42:06 | Weblog
 パートスタッフの実力をアップするために、常勤スタッフが必修で教わっている心のケアの先生をお招きし、昨年から3回連続講座をおこなった最終回。濃密な内容は、受講者ひとりひとりの心に沁み入る一日となりました。

 ワークを通して自分が体験し感じて学ぶ素晴らしい講座は、明日から現場ですぐに使える実践的な内容でいっぱい。終了直後から、「早く誰かに試してみたい」という声が聞かれたり、現場に帰ってきてまだ残っていた利用者にさっそく実践したり。

 みんなの成長が楽しみです。

 来年度は、地域の他の事業所へ呼びかけて、他団体の方も一緒に受講してもらいたいなあ、と思ってます。

 
 演劇人として、地域づくりに取り組む者として、ふるさときゃらばんの倒産はショックでした。

 むそうの戸枝さんが指摘し続けてきたとおり、厚労省の村木さん、冤罪の可能性が高くなってきました。誰がどう責任をとるのでしょうか。しっかり見届けたい。

人間力

2010-02-23 23:44:05 | Weblog
 今日のガイア。あまり興味のない学習塾産業だったけど、着想にヒントが得られるものがあればと見てみました。すごい大金を投資して、小学校から受験勉強して、合格したら感動かもしれないけど、やはりこんなのは楽しくないと感じました。受験で人生が決まるからと小学生が言うのも怖い。この不況の時代、学歴社会はすでに崩壊してるし、学歴が高くても低くても、関係なく成功する人しない人いるし。子どものときには子どもらしく、思春期には思春期らしく、遊びと学びをバランスよく吸収して育つのが一番正しい人間力が育つのではないだろうか。

 中学生のとき、ある日急に勉強が面白くなった。当時塾といえば英語と数学しかなかったから、理科や社会はまったく自力で勉強した。勉強はやり方のうまい人が勝つのだと思った。もちろんもともとの天才にはかなわないけど。一年前フォトリーディングを学んで大量に本を読むようになってからかなり思考が発達した気がするけど、同級生で一番頭の良かった小野君は中学生の時から1時間に1冊本を読んでいた。教わらなくても元からそんなことができる人間がいるのは仕方ないし、そんな人たちにかなわなくても別にかまわない。それぞれの人生だから。

 すごい頭脳があったって、大人になってから何をするのかが人間力。12チャンネルの経済ニュースでは、精密機械の技術で介護の道具を研究している小さな町工場を紹介していました。素晴らしい。

 大分の、お金をかけずに地域全体で学力をあげる取り組みがよかった。学力に限らず、いろんな部分でこんな取り組みが生まれたら、日本も素敵な国になれそうだ。

自画自賛

2010-02-22 23:33:58 | Weblog
 カンブリア。「不況でも増収増益、社員のやる気を高める会社」大変刺激的でした。「人はだれでも自分を高めたいという気持ちがある。アルバイトでも信頼して任せます」「不安はありません」と語る社長は爽やかでした。

 窮地の民主党を追い詰める自民党。国会中継と記者会見だけではわからない裏側もかいま見せるTVタックルはやはり面白い。コラムニストさん、あまり好きじゃないけど今日は的確でした。人を追求するときは元与党議員もまっとうな人間に見えて不思議です。


 出張中止したのだからがんばらなければと、週末、通常の倍の原稿を仕上げて今日はフラフラ。書きあげたニュースを読んでもらったら、「泣きました」と言うニコニコスタッフ。「素晴らしい仕事をさせてもらってありがとう」「素晴らしい仕事をしてるのはみなさんですよ」と、今日も身内で褒めあって一日が終わりました。

 いつも自画自賛ばかりしてる変な人たちかもしれません。

今日もティーブレークのひとこと

2010-02-21 22:59:32 | Weblog
 今日の龍馬伝はちょっと良かった。弥太郎に投獄体験があるのは知らなかったが、歴史上の事実に基づいた話に説得力があったからか。

 2日間でたまってた仕事を一気に片づけた。京都行きを中止にした以上これくらいは当然。まだ日付は変わらない。まだまだ仕事は続きます。

 昨日のコロンボは充実期を迎えた頃の「偶像のレクイエム」。犯人側から描く倒叙ミステリーというスタイルの中に、視聴者に真実を隠して進行する本格ミステリーの要素を取り入れる新しいパターンを作り上げた作品です。中2の春休み、寝転がって読んでいた本の最終章を目にした瞬間、あまりの衝撃に跳ね起きたことが忘れられない。改めて見直せば、完成度の高いものすごいハイレベルなミステリーでした。

 TVからコロンボの曲が流れるのを耳にして振り返ると、吉本の芸人がCMで缶コーヒーを飲んでいる。あの頃中学校でいつもコロンボの話を語り合っていた小野君や藤田君も、同じように振り返っているのだろう。

スワンベーカリーの海津社長

2010-02-20 23:11:23 | Weblog
 締切りに追われ、ついに出張を中止。一日パソコンに向かいました。久しぶりにじっくりと仕事した気がします。

 今週は毎日研修に出かけましたが、中でもスワンベーカリーの海津社長の話、すごかったです。自分としてはこの2年間かなりの研修を受けてきたので、福祉的就労の現場が一般企業の常識から著しく外れていることを理解しているつもりですが、まだまだ自立支援法を批判する立場の専門家が多い世の中、流れについていけない事業所は淘汰される時代であることを理解するには、みんながつんと一撃を受ける必要があるでしょう。
 
 でもあそこに集まっていたのはそこを理解しているかたたちだと思います。理解してない人は集まってこない。天下のスワン社長にしてあの参加者は少なすぎます。  

 それにしても、特例子会社にしてもスワンにしても、けっこう重度なかたを立派な労働者として育て上げている姿を見せていただき、持っていた常識をくつがえされました。これからは、むしろ就労できない人のほうが少ないのかもしれない。よほどの行動障害でない限り、企業がその気になれば出来る仕事は用意できるし、そのフォローをするのが福祉職員の仕事になるのがこれからの常識になったら。素晴らしい時代になります。海津社長もそれが願いだとおっしゃっていました。

 障害のある人と、のんびり仕事の雰囲気を共有できればいいと思っていた自分自身の甘い考えも、これからの時代は通用しないのだということがわかりました。

 来週からまた事業所訪問です。

ちょっとブレーク

2010-02-19 22:52:32 | Weblog
 今週はちょっと走り過ぎました。毎日研修や見学に出かけて、帰宅後夜中まで仕事したのに片づかず。放課後連in京都は行けなくなりました。残念。

 今夜もまだまだ仕事が続くけど、ちょっとブレーク。公約通りの龍馬伝批評をします。自分なら演出家としてこうするという視点で。



第1話 下士仲間が上司に斬られる場面があったが、その人物との交流がなにも描かれなかったので、龍馬とどういう関係なのかわからず、仲間を失った悲しみや悔しさに同調できなかった。「坂の上の雲」では秋山真之が部下を失うが、その部下が真之を慕っていたことをほんの5分描写したことで、真之の深い苦悩にシンクロすることができた。

第2話 川に堤防を作る仕事を命じられたが、農民たちは龍馬の言うことを聞かない。最後までうまくいかず、雨の中で号泣してたら、農民たちが戻ってきて突如協力し始めた。え、ここで?なんで?と思わずにいられない、必然性の弱い流れだった。

第3話 江戸へ向かう龍馬に、偽造手形を持って弥太郎が勝手についてきたが、偽造がばれて失敗に終わった。友情が描かれたわけでもなく、いつも通り悪態をついて終わる弥太郎。完全にいらないエピソードだった。

第4話 千葉さな子が龍馬を想っていたのは歴史の事実だが、45分の話だけであそこまでいくのは不自然で必然性が弱すぎ。回を追うごとに近づいていく機微があるべき。キャスティングも悪い。あの俳優と福山ではガリレオコンビのイメージが強く、千葉道場の跡継ぎと思えない。

先週の話 家族で海岸へ遊びに行き、砂に世界地図を描いた龍馬が、家族を乗せた船で世界を旅したいと夢を語る。ここは中国、ここはインド、次はアフリカ。そこには像やキリンや珍しい獣がいて、まだまだ次はヨーロッパ・・・もういい、と思った。当時の人には最先端の知識でも、TVを見てる者には幼児並みの説明でしかない。たとえ昔の知識だったとしても、そこに、現代人もはっとさせる何らかの思想が語られてこそ、意味を持つシーンとなる。ただ世界地図を説明しただけだったことに逆に驚いた。

 最後にひとつ。香川照之の演技は素晴らしい。問題は脚本演出。確かに人を見下す人物だったようだが、それだけの人間が成功者になれるはずがない。何か深い思想があったはずである。その隠された何かを描かずに卑屈な姿ばかりでは、不愉快でさえある。退廃的なBGMも不快。弥太郎目線で描くのは悪くない狙いだけど、人物像が失敗している。

 今後も期待感は低いが、司馬遼太郎が2万枚に及ぶ原稿はこのシーンを描きたいために書いたのだ、というあのシーンと、龍馬を生涯の師と仰いだ陸奥宗光が、西郷よりも大久保よりも木戸よりも、坂本先生が世界一だと感動したというあのシーンの演技を、見届けたい。

 福山に罪はない。