ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

最大級の大変革

2012-10-31 21:35:09 | Weblog
 今日は朝のニュースにびっくり仰天。教育制度改正中で、今年度に成立したら早ければさ来年から、どんな重度な障害があっても学校を選べるようになるという話。呼吸器をつけてすでに普通学校に通っている児童の取材を見せていたが。他の子たちもクラスにその子がいることを当たり前のこととして受け止めている。素晴らしい先進事例。

 裏で大活躍したのは誰なのかわからないけど、世の中が変わった。誰かが変えた。過去最大級と言える大変革。素晴らしい。

本当の志士

2012-10-29 22:14:41 | Weblog
 アメリカでは巨大ハリケーンで37万人が避難。異常気象、大災害は今や世界の危機。こんな時に、紛争や内乱や領有権などで争っている場合ではない、国を超えてみんなが生き残れるように協力するべきではないか。

 政治家の発言はどれもみんな醜いと、特に強く感じるこの数日。自分のポジションを失っても、国民に安心の道を開く行動をとろうという人物はいないのだろうか。維新、維新とここ何年も言われたけど、本当の志士は現れない。

どれだけ近づけるのか

2012-10-27 22:32:03 | Weblog
小児在宅医療研究会で一日、医療専門家の話を聴いたら、さすがに疲れました。しかし、最も核心の部分を語ることが出来て、今日の成果は今年のベスト。あおぞら診療所の前田先生、梶原さん、やはり想いは同じでした。

福祉と医療はどれだけ近づけるのか。しかし、近づいて融合しなければ、困っている人たちに必要な支援が届けられることはないだろう。今日の出会いをきっかけに、進みましょう。

それにしても、前田先生、梶原さん、戸枝さんの協働は、今の日本が成しうる最高のチームであろう。これはすごいモデルになる。

すがすがしい気分

2012-10-26 22:40:40 | Weblog
 民主党が約束を反故した「マニュフェスト」という言葉は使いたくないから、自民党は「選挙公約」と呼ぶそう。どんな言葉を当てたって守らないものは守らないのだから、ワードにこだわるのはナンセンス。こんな発言をする政治家のセンスも当てにならない。

 一方民主党は、野党だったから財政の詳細がわからなかった、という言い訳。こんなことを言ったら、野党の言い分は裏付けが乏しいと表明したようなもの。出来なかった力不足を認める潔さがないことが、結局はのちの自分を追い詰めていくのではないか。

 ニュースにエピソードを書いたら、賛助会費に一桁ちがいの寄付が集まってしまい。決してそんなつもりではなかったので、どうぞみなさま、ご無理のないように。私たちが向かう相手は、政治であり、国のあり方だと思っているので。一緒に声を上げる方向へ、協力いただけたら幸いです。

 この2年間、天才の脳の使い方について学んできましたが。今日のむそう戸枝さんのツィッター、まさに天才脳のシステム。誰からも教わらずにこのノウハウを使う人こそ、やはり天才だとわかります。さすが全国のリーダー。

 何事もゆっくりと成長する晩成型の自分。

 今日は。人を信じ切ってて裏切られたのなら、それは自分の責任。誰を恨むこともなく、ただ自分を信じたことにコミットすればいいと思っていましたが。長年裏切られたと思っていた人から、致し方ない事情があったことを知らせる電話が突然来て。「信じてくれてたのに連絡できなくてすみませんでした」と言われて。信じて悔いなし、と思いました。

 もうひとつ、仕事とは無関係な個人的な話。自分の中の弱い部分。今日も成功体験はならなかったけど、そのときの自分の反応が、以前より確実に成長したことが明確にわかり。

 今日はすがすがしい気分で飲んでます。

偉大な人

2012-10-26 00:27:45 | Weblog
映画は夜行けばいいとわかってから、人生で始めて映画好きになり。念願だった「中島みゆきライブ」を観てきました。

つらかった日々に毎日聴いた曲の数々。今では人から「悩みあるんですか?」と言われる、そんな自分になるまでに、長い年月を要し。人よりだいぶ時間がかかり過ぎたのは残念だったけど。

自分も幸せになっていい、もしかしたらなれるかもしれない、と思えるまでに、人の何倍もかかってたどり着いたから、だから人に対して出来ることが多分ある。それを大切にして生きればいい、と感じさせる中島みゆきが、やっぱり偉大。

明日はひとりカラオケかも。歌い尽くしたい。

人はがんばれる

2012-10-24 22:00:12 | Weblog
 今期の「相棒」はやはりちょっと変。設定も流れも不自然、最後の悲劇も2時間サスペンスのように浅薄だった。今期のワーストであることを祈る。

 懸案だった課題をスタッフと話し合い。障害者支援で目一杯の忙しさ、業務に関係のない道徳的支援を背負うことに負担感を感じていましたが、ひとりの人間の生き直しを支援したいという、ひとりのスタッフの真摯さに胸を打たれ、肚をくくろうと決めました。

 高い精神性に触れた時、人はがんばれる。誰しもそうあって欲しい。

今日の報道 

2012-10-24 00:46:18 | Weblog
 車を持っていると生活保護を受けられない規則。通院通学に車がないと生活できない障害者家族は、どんなに困窮しても生活保護を受けられない。そのせいで行政と長く戦ったが、同じ状況にあるのは障害を持った人だけではない。今もあちこちで戦いが続いているという今日の報道。しかしその規則とは、今から50年前に国から出された一通の通知だというあきれた話。時代に合わなくなったおかしなきまりは、変えれば済むこと。なぜ誰も言わないのだろうか。

 被災地から介護職員が避難してしまい、ヘルパーが足りなくて困っているという話。本当はすべてをスタッフに任せて一ヘルパーとして駆けつけたい。つらいところ。自分の事業所も人手が足りなくて苦しい状況だが、被災地の障害者はそれどころじゃないはず。

 ニートの若者に就職を支援する地域若者サポートステーションというのがあるそうで。全国に36カ所。年間30億円を拠出。・・・なぜそんなことが必要になってしまったのか、と思ってしまうのは自分だけか。

 先日バラエティ番組でタレントがデンマークのリポートを報告していたが、日本とのあまりに差にスタジオもため息まじり。国民を手厚く守る一方で、きちんと政治に参加する意識の高い国民の投票率は9割以上。ぜいたくは望まずに人が支えあうのは当たり前、そのために税金をたくさん払うのも当たり前、と考える国民性は、ナチュラルな風土もあるが、教育を大切してきたお国柄も大きい。

 一方日本は。若者も、年配者も、常識の通用しない変な人間がたくさん増え。ちょっとつらいとすぐに仕事をやめて引きこもってしまい。・・・などと言うと怒られるのだろうか。しかし、ほめられたがる人間ばかり育てるよりも、困難にへこたれない打たれ強い人間教育も必要ではないか。言うまでもない、当たり前の話だとも思うが。

 ずっと変人と言われ続けた自分。きっとデンマークでは普通と言われるだろう。

衝撃的な報道

2012-10-22 22:06:02 | Weblog
 大滝秀治の追悼報道で、中学生の時に見た警官ドラマの映像が流れ、懐かしく見入った。優しさあふれる、いいドラマだった。今でも歌えるその主題歌を口ずさみました。

 ついに11月に今年度予算が底をつく。衝撃的な報道。埼玉県も財政がショートで銀行から借り入れの検討に入ったと、上田知事が報道ステーションに顔出し。

 これは一体大丈夫なのか。福祉サービスだって、湯水のように使うわけにいかないのでは。本当に困ってる人が助けてもらえない半面、それほど重い障害ではない人が大変さを訴えてサービスを過度に使う事例があることも事実。

 ある日突然、破たん、福祉サービスをストップ、などという発表を聞くことがないことを祈る。

もっと昇っていく

2012-10-21 21:39:22 | Weblog
 新しく始まったミステリーはなんだか軽いのりでふざけた感じ。まだ始まったところだけど引き込まれない。映画「ポー最期の5日間」は、猟奇的怪奇色が強く悪趣味、見なければよかった。歴史的名作「コロンボ」「ジェシカおばさん」と肩を並べるのはやはり「相棒」だけか。ガリレオの新刊「禁断の魔術」は、まだ途中だけど、科学トリックプラス人間ドラマの融合。「真夏の方程式」の流れにのっていて、いい感じ。

 地域の仲間を増やし、支援のネットワークをさらに強化するために。どうしたらもっと人を動かせるか、引きつけられるか、を知りたくて参加した「影響言語」の研修は。想像以上に素晴らしかった。先生も。そして一緒に参加した受講生ののみなさんも。その優秀さに感銘した。

 成長のステップを昇り始めたスタッフたち。そして自分もまた、もっと昇っていく、これから。

変革の兆し

2012-10-18 23:05:27 | Weblog
 長年冬の時代にあるスーパーマーケット業界で、独創性で実績を伸ばす3社を紹介した今日のガイア。すべてが教科書だった。中でも北海道の移動販売には引き込まれたが、これはすぐにまねできる形態ではなくて残念。今一番誘致したかった企業はフランチャイズ展開してなくて実現せず、残念。

 しかし、障害者の働く環境を整えながら、かつ、その仕事が街を見守り人に貢献するのだという理念を体現するには、販売店を持つことがまず第一かもしれない、というひとつの答えが見えてきた。

 幹部スタッフを育てようと決めてシステムを発表してからたった2ヶ月で、変革の兆しが目に見えてきた。みんな素晴らしい。

 3日前には本音を語って理解されなかったが、今日は同じことを話して理解を得た。理解してもらえれば、すぐに次の展開を提案し建設的なステップを踏み出すことが決まる。だから理解しあうことは大切。理解が得られないなら未来は開けない。