ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

たったひとりにのニーズをかなえるよう

2023-01-25 00:28:06 | Weblog
 今週2件同時に訪れる保育園の監査が大したことないと思えるほど、社会福祉法人への移行事務と補助金の手続きが大変過ぎて。とりあえず補助金獲得の手続きが完了してほっとひと息。次は処遇改善の報告とか社福の会計報告とかまだまだ〆切の目白押しだが、今日は泊りの見守りをしながら、ゆっくり過ごした。

 人生最高ドラマの「PICU」を見直すために加入したFODで、今までの人生最高ドラマだった「王様のレストラン」を見返して。松本幸四郎のセリフを真似して「素晴らしい」が自分の口癖になったことを思い出し。

「一流にもいろいろある。この店は、オーナーの人の好さが一流、店の雰囲気、みんなの仲の良さが一流」と語った山口智子のセリフを、30年経った今、ねがいのいえが体現しているのは、それが理想の姿として自分の潜在意識に刻み込まれていたのだろう、と納得。

 21世紀になり、新しい制度によって若き天才たちが目をみはる活躍で席巻する障害福祉界だが、ほんの8才の医ケア児を受け入れる施設がどこにもなくて、東京から埼玉の名もなき事業所を頼ってロングステイにやって来る、この状況に。

 財団から巨額の助成金を獲得するような眼を見張る取り組みなんかより、この、たったひとりの幼児のニーズをかなえる事業所がどこにでもある、そんな国になろうよ、と訴えたい気持ちがやまない。

名探偵の生まれる夜

2023-01-10 01:38:58 | Weblog
 コロナ禍の影響を受けて赤字が続いたこの一年。経営は火の車で、自分も休み返上で毎日泊りを請け負い。年末もがんばった結果、史上最高益を出して12月を終え。 

 年始もがんばってはいるものの、感染者の増加と濃厚接触者の自粛の影響が確実に出始めているこの1月。そして営業日数の少ない2月へと続く流れは、経営に厳しい圧迫がある予感。

 心配事がつきない日々だが、年末年始は夜の見守りをしながらミステリーをいっぱい読めて心豊かに過ごせた。青柳碧人は童話を基にミステリー化するいろもの作家だとばかり思っていたら、歴史上の人物を主人公にして正統派ミステリー化し、かつ歴史も学べる作品「名探偵の生まれる夜」が出色。素晴らしかった。

 全ホームをカメラで見守りながら、「相棒」の再放送も毎日楽しませてもらい。今は姿を消した名脚本家、太田愛の作品はやはりどれも外れなしで素晴らしい。そこには愛がある。
今夜も全ホームが穏やかに過ごしているのを確認しながらのつぶやき。