地域を走る

　ＴＶタックルでＴＰＰ論議。賛成派の話を聞けばやった方がいいじゃないかと思い、反対派の話を聞けばこれはまずいじゃないかと思い。しかし総合的にはやはり危険な雰囲気が占めていました。やはり裏事情まで含めて情報を知りたいところ。

「街のナースステーション」は難しいケースが殺到でコーディネートも困難を極めていますが。ちょっと連絡をとらずにいたら大変な状況に陥っていたことをお聞きして衝撃を受け。困ったらすぐに知らせて欲しい、と思いつつ、絶対にあきらめない、必ず何とかする、と改めて決意。

　午後は少し時間が空いたので気になっていたケースを訪問。毎日困っているという話を聞きながら、だんだん腹立たしい想いにかられ「この問題はそんなに難しくない、うちが近所だったら絶対に何とかしてます。もう一度ケアマネに交渉しなおしましょう」と伝えました。話しながら新たなアイデアと熱い思いがふつふつと湧きました。


　身体的疾患の面でも行動障害的な面でも、どんな障害も対応できる自負を持って現場の指導に当たりながら、一方で、地域全体を見渡すとマネージメントが停滞しているところがあるのを放っておけず。縄張り意識の強いケアマネからは余計な介入と思われるかもしれません。しかし今はもう自分の事業所だけ考えてる段階ではない。

「街のナースステーション」にかかわる自分の動きはボランティアだし、相談支援の指定は受けてないので相談を受ける部分も無償ですが。遠くても行けるところは行く。走り回るのが今の自分の仕事と思いながら。

好きでやっている

　重症児の在宅医療を支援する研究会に全国から参加者が集まり、同じ想いを持つ人たちの熱気に胸が震えました。そしてずっと心配していた被災地の仲間と再会し、自分のところは無事だったので県内の施設や学校の支援に走り回っていたという話をお聞きし、涙が出そうでした。何もできなかったことを申し訳ないと思いますが、みんながいつも通りの笑顔を見せてくれることが被災者には支えになると話されていました。本当に素晴らしい医師です。

　来年から許可される介護職員による医療行為についても、耳よりな情報をいただきました。医師か看護師なら誰でも介護職へ研修する許可が下りるそうです。さっそく申請して、地域の介護職員へ研修を実施できるようにしましょう。またひとつやることが出来てさらに忙しくなりますが、これは素晴らしい流れです。この地域でも、ヘルパーや児童デイでもっと気軽に医療的ケアの利用者を受けられるように。

　そしてセミナーのしめくくりで出た話。重症児の在宅医療に取り組む医師や診療所は赤字を出しながらがんばっているという話が続き、暗くなりかけていましたが。
「われわれは赤字事業を根性で乗り切っているんじゃない。小児医療にはやりがいと楽しさがあり、関わったスタッフはみんな、はまる。たとえお金にはならなくても、やめられない魅力があるということをみんなに知って欲しいんです」

　素晴らしい話でした。昨夜は初めて医療的ケアの子が宿泊したので自分が受け持ちましたが、深夜にぱっちりと目を開けている子の顔がかわいくてたまらず、ずっと見つめていました。

　われわれは、好きでこの仕事をやっている。みんな同じ想いです。

連続講座の成果

　利用者のみなさまへの緊急アンケート調査。今日の午前中に送信したばかりなのに続々と回答が返ってきています。みなさまの意識の深さが伝わってきます。ショートステイかケアホームか。どちらにしてもいずれは進まなければならない展開ですが、優先して実施すべきはどちらなのか。みなさまのニーズを聴き、人材を集め体制と収支をシミュレーションし。しかしいずれにしろやると決めたからには、どちらもやります。

　地域全体を啓発するために始めた連続講座ですが、一番喚起されたのは自分自身なのかも。躊躇してる暇はないという実感が自然に湧いてきました。

　毎回提出のスタッフからのレポートも回を追うごとに視点が鋭くなってきました。スタッフ全員が毎回参加のねがいのいえは確実に成長していると実感します。

立ち止まる時間

　ＴＰＰ論議が過熱していますが。報道を見るだけの素人には何が正しいのかよくわからず。池上彰さんあたりの話を信じてみたらいいだろうか？

　橋元知事が指摘した税金の無駄遣い、知事の新聞代だけでもやめたら何千万も浮いたという話。こういう部分は確かに素晴らしいけど、言論が急進的過ぎたり封建的思想も見え隠れしたり、危険な感も否めない。誰が正しいのか判断は難しい。


　免許の更新に行ったら一日がかりになり、ついでに車やパソコンも見歩いて、突然の休日のようにのんびり過ごしていたら。懸案だった課題を一歩進めようという意志が降ってきました。明日は利用者へ緊急アンケートを発送しよう。

　今まで忙しすぎて、立ち止まって考えをまとめる時間が足りなかったのかも。

正義より大事

今日の「相棒」も深かった。

渡哲也の重厚な演技が素晴らしく。「正義よりあなたがたの感情の方が大事です」という言葉も重かった。

制度を守って困っている人を救わない福祉関係者にもつながる話でした。

前へ 前へ

　毎月の連続講座から学ぶたくさんの理念と実践。学べば学ぶほど、自分たちに課題が突き付けられ、わかってるなら進まなければならない想いと、わかっていながら進むことを躊躇する怖れが、交錯します。

　ごちゃごちゃ言わずにやればいい。答えはひとつしかない。そして自分がやることでついてくる人たちへ道を示すことになる。

　さて来年度は。やらなければならないことはもう明らかにわかっています。


　実は人手不足の多忙さに追われて、この１カ月ほとんど何も進めることが出来なかったこの頃。そんなに先のことを語れる余裕もありませんが、でも今から語っておかなければ来年も何も変わらないので。

真っ当な感性

毎年この季節になると始まる「相棒」を楽しみにしているのに、あまりに多忙で録画したビデオも見る暇がなく。今期は楽しめないかも、と思いつつやっと先週の録画を見てみたら。

すごい！今期は今まで以上に磨き上げられている！

「贖罪」というテーマの重さを少しも茶化すことなく、あくまで苦い味わいで描き抜いた。脚本家の本気を感じさせます。

ちょうど今日はTVタックルで死刑論議をしているのを見て。難しい議論に本気で考える情熱を持てずにいましたが。

重いテーマを本気で考える苦さを避けてはならない、真っ当な感性。「相棒」が思い出させてくれました。

実を結び花をつけるまで

　障害福祉の先進事例を学ぶ連続講座、４回目は大分県から、社会福祉法人シンフォニーの村上さんにお越しいただきました。今回も参加者から面白かった、感動したとの声が寄せられました。有名人なのにいつも笑顔を絶やさない気さくな人柄、しかし繰り出されるお話しは自分に厳しく、障害のある人とのかかわりを常にこれでいいのかと振り返り、改善を繰り返し、その積み重ねで現在の秀逸なスタイルが出来上がったのだとよくわかりました。

　無認可でただのお店だったころは街の中に溶け込んでいたのに、施設になったら関係が断たれてつまらなくなった。もう一度街の中に帰ろうと決めて、喫茶レストランを作っていった、送迎をやめて公共の交通機関で通う練習を始めた、という話に、われわれももう一度原点に帰らなければならない、ということを教わりました。

　参加者の方から、われわれとの出会いがたくさんの素晴らしい出会いにつながったと感謝の言葉をいただきました。よりどころねっとの活動が実を結び花をつけるまで。走り続けましょう。みんなで一緒に。

いろいろな支援

被災地で見つかった写真を一枚一枚きれいにしてデジタル保存するボランティアをしている会社が紹介されています。いろんな形の支援があります。胸打たれます。

３日ほど寝てないので今日は危険かも。明日から休んでたスタッフが復帰で助かりました。

みんなが自分から

軽く考えていた風邪が意外に重くて大変。仕事がストップしていてご迷惑おかけしています。

TVタックルを見て今日も憤懣やるかたなし。誰がどうとかではなくて、みんなが自分から、もらい過ぎている給料を困っている人と分け合いたいと言えばいいのに。