ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

空調服とパワードスーツ

2014-08-26 23:36:09 | Weblog
今日のガイア、世界中に市場が広がる空調服は、人類のゆめだった製品。真夏に農作業にいそしむ障害者のみなさんにプレゼントしてあげたい。そして最も望まれるのは、この技術の車イスへの応用。真剣に要望しよう。

建設現場のために開発されたパワードスーツも素晴らしい。福祉機器展でも最近推しているスーツだが、建設現場用の今日の2号機のほうが優れている印象。これなら導入してもいいかも。

やっぱり日本人は優秀だと感じた今日のガイアだった。

世界を救う鍵

2014-08-25 07:31:08 | Weblog
もはやこれが日本の標準なのかと思えるほど多発する災害。長年言われ続けた温暖化と自然破壊の結果だとしたら自己責任とも言えるが、これだけ暑さが厳しくなると冷房を使わないのは命にも関わる事態。

海外では戦争状態で市民が巻き込まれ。国内では理解し難い事件の連続。たまたまなのか、それとも世界規模で迷走の連鎖が起きているのか?

今年もまた恒例の夏旅行を予定通りこなし夏休みも終盤。昨年から導入したイルカ体験ツアーは何度見ても感動のシーン。特に先週のチームは、3日間を通じてそれぞれに成長を遂げた姿が、映画にしたいほどの感動。高いスピリチュアリティで満たされたこの場所には、ネガティブなものが入る隙さえなさそう。

迷走する世界を救う鍵は、こんな感動体験を多くの人が持てるかどうか。障害のある人たちはその鍵を持っている。

貧乏性のくせ

2014-08-20 11:52:21 | Weblog
 子どもの貧困を特集する今週のハートネットTV。父親の責任が大きいケースが多い。新聞を見ても、子どものような男たちによるDVや育児放棄によって不幸になっている母子の記事を目にすることが多い。ことに、障害の子を持つ家庭でもそんなケースが多いが、福祉を頼れるだけ障害児家庭のほうが社会につながりを持てているメリットさえあるように思える。

 男がしっかりしていれば福祉を頼る必要もなく、無駄な税金が使われなくて済むのに、と思うと憤りさえ感じるが、困窮に追い込まれる残された母と子は理屈抜きに支えられなければならない。生活状況を聞き取りすると、報道される母子家庭の平均収入を下回る生活費で、一体どうやって暮らしているのだろうと胸が痛み。生活支援は経済支援まで考えなければならないと感じる日々。

 この社会のどこかに、そんなに困っている人がいるのに、自分がもらいすぎてはいけないといつも考えてしまうのは貧乏性のくせか。

 しかし、人の困窮に関心を示すことなく、生活保護の申請をさせない一点張りの行政マンには、そんな貧乏性の考えも少しは必要ではないか。
 

東田さんの言葉

2014-08-17 13:27:34 | Weblog
 東田直樹さんの本が世界中で読まれ、言葉の話せない重度の知的障害者も健常者と同じ内面世界を持っていることが少しづつ理解されてきた最近。1時間で組まれたNHKの特集は、わが子を理解したい世界中の親たちに希望の光を灯すドキュメンタリーだった。

 自分の言葉によって、同じように困っている多くの人を支えたいという、私欲のない純粋な想いから発信を続ける東田さんの一言一言が、重厚な感動で胸に深くしみこんでゆく。

 自分が信じてきたこと、長年やってきたことを覆されるのを拒否する専門家たちが、文字盤を指しながら言葉を操る東田さんの姿を目の前で見ても、なお信じないと言い張り、心無い中傷を浴びせることがあるようだが。

 東田さんの人を想う気持ちから発信される強い優しさは、自己の変革が出来ない人たちのつまらない批判をはるかに飛び超えて、さらに遠い空まで届いてゆくことだろう。

 願わくば、その東田さんを育てた心のケアの実践者にも、多くの関心と光が当たりますように。

濃密な1日

2014-08-14 00:46:41 | Weblog
平凡なジャーナリストが記憶力の競技を取材したのをきっかけに、自身が訓練を積んで参加、1年後全米チャンピオンになるドキュメンタリーは。学術書よりもはるかに脳の仕組みと使い方がよくわかり、本の面白さとしても1級品。夢中で読んでたら降りる駅を通り越して川越まで行ってしまうのも無理からぬ出来事。

本格テーストの推理劇が好感度大の「ハードナッツ」だったが、最後はテロとの対決の様相でバイオレンスもあり残念。頭脳戦のみで魅せる純度の高いミステリーはなかなか見当たらない。

衛生で放送中の「ジェシカおばさん」に懐かしさとともに魅せられているが。コロンボと並ぶ数少ないこの傑作ドラマがコロンボと同じ制作陣だったことを知ったのは最近になってから。よく見ればリンクもレビンソンもフィッシャーも、ちゃんと名が流れていてファンには感激。

昨夜のガイア。溶けにくい氷、フローズン生ビールと、さらに高みを目指して商品を開発し続ける企業人の魂には凄みがあり。福祉人が就労支援で仕事を開拓するのとは、ノウハウはもちろん執念も遠く及ばない世界。願わくば、いい仕事をみんなが開拓して障害者の就労が当たり前に支援されるようになってくれたら、自分は得意分野に専念したいところ。

今日は銀行の担当者が訪ねて来られ、懸案だった課題に解決の糸口が示され。審査結果が出る1ケ月後、急展開が生まれるかも。濃密な1日でした。

変容へ貢献

2014-08-13 13:09:41 | Weblog
 ニュースをメール配信に変えてみたら、思いもよらず大好評。経費節約ばかりか、みなさんからの感想も一瞬で聞けていいことづくめ。そして、大きなフォーラムで顔を見てるだけの超大物からも初めてメールが届き感激。

 2カ月前に開いた講座のおかげで、ショートを始めたという意見、これから始めたい人からの質問なども寄せられ。同じ地域に素晴らしい仲間がいることが迅速にわかるのも、IT社会の長所。自分の行動によって誰かに変容が生まれたことも、地域と社会への貢献につながって感動。

 もっともっと多くの人へ、想いと情報を届けたい。心のケアを福祉現場のスタンダードにする日まで。


嫌われる覚悟

2014-08-09 10:55:39 | Weblog
 意欲的な事業所に感動する一方で、古い施設や急増する新規参入事業者の中に、質も意欲も疑問を感じるところがあるのも事実。決して敵対するのではなく、適切な方法をシェアすることが貢献と考え、研修活動を続けているが。

 
 研修に来てくれる人は、もとより意欲のある仲間。情報は届いているが関心を示さない事業者の中に問題をはらむ可能性大。立て続けに起きている虐待らしき対応に、利用者のみなさんがどんどん状態を悪化させていくのは、もはや見過ごせず。

 同業者と争いたくはなかったが、嫌われるのを覚悟で戦わなければならない。そんな時が来たのかもしれない。

優しさと感動の中に

2014-08-01 21:51:23 | Weblog
 カンブリアに登場した孫正義さんの一言一言が驚きの連続。「悲壮感を持って大ぼらを語る」「崖っぷちを走り続けてると倒れずに走る名人になる」そして、「モンゴルで発電してアジア全体に供給する」という発想のすごさ。「百年あれば出来る」と言われれば、それはそうかもしれないと思える。短期の目標から長期の展望まで往ったり来たりの自由さは、やはり並の天才ではない。

 こちらはホーム一軒作るのにも苦心しているこの一年だが、まず夢を語ることが大事という原理を天才がTVで語ってくれるのはありがたい話。夢と計画は目白押し、そろそろ具体的な答えが降りてきて欲しいところ。

 頻発する異常な事件の報道ばかり、なぜこんな世になったのか嘆きもありながら、日々、優しさと感動の中にいれば間違った方には行くまい。みんなそうあって欲しい。