ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

愛するものを守る力

2012-03-30 23:15:38 | Weblog
 全ての仕事がすっきりと片づいてたらいいのに、と思いながら目覚めた今日の朝。仕事山積みとわかっていながら「カリオストロの城」見てしまいました。予感してたかのように、また見たいとちょうど思っていたここ数日。

 30年前の作品なのに、何度見てもやっぱり感動、この良さは何から来るものなのかと見るたびに思う。「愛するものを守る力」だろうか。また、チャップリンも見たいと思ってたら、途中のCMでちらっと映っていたのも偶然ではないような気がして。こちらは70年も前の作品。

 今日の新聞には、昨年の震災以来「絆」を感じさせる歌が見直され、中島みゆきの「糸」がヒットチャートに上っているというニュースがあり。20年前の歌が再びランクインするというのは異例中の異例という。

 自分が一貫して愛し続けた作品を、世間が見直してその良さに気づいてくれるのは、大変うれしいこと。そういえば今朝、車のラジオで「イマジン」が流れて聞き入りました。こちらもよろしく。
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ヤマ場の消費税

2012-03-28 22:40:52 | Weblog
 どれだけがんばっても財政の節約が実現しない中、社会保障崩壊の危機を目前にして、税金を払うのがそんなにいやだろうか。今より何パーセントの消費税が増えても、一般の人の暮らしは今の介護職員ほど苦しくはないだろうに。男の職員が結婚を機に退職するような国で、誰が安心して暮らせるだろうか。

 年度末の忙しい時に、業務用携帯の変更で一日終わってしまい、締切秒読みの書類が山積みで、今夜は寝ないつもりでがんばります。でも、iphoneを初めて持ったスタッフが喜んでいるのを見たらやっぱり嬉しくなり。いつも楽しい職場ですが、こんな楽しさもまたいい感じ。

 3番イチローいいですね。最初からそうしとけばよかったのでは。
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明るい別れ

2012-03-27 00:02:48 | Weblog
 引っ越して行く利用者のかたへ、みんなでお別れを伝えました。ねがいのいえがオープンして以来、長いつき合いだったお子さん。お母さんの再婚というおめでたい別れなので、寂しさを胸にしまいながら、笑顔で見送りました。

 過去に突然の別れで見送った子たちは、家族の手に余り施設へ行ってしまった人ばかりで、突然の旅立ちにお別れも言えなかったので。こんな形のお別れは、明るく前向きに。と思っていましたが、今夜はやはり寂しく、想い出を振り返りながら、ひとり歌いながら、心を癒しました。

 家族があいさつに見えながら、本人とのあいさつをさせてもらえないケースも多く。われわれは、どんな重い障害がある人もちゃんと理解しているし心も持ってると信じて触れ合っているけれど、一番の理解者である家族のかたたちに、その認識が足りないと感じることは多々あります。

 多くの人が、東田さんのお話を聞き、もっともっと学んで、想いを共有して欲しいと願います。
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25年ぶりの再会

2012-03-25 00:35:07 | Weblog
 勧められるままに何のことかわからないまま登録したFacebookで、行方不明だった大学時代の友人が見つかり、25年ぶりに再会。人の悩みに寄り添う活動を続けてきて、障害のある人たちの支援にたどり着いたということで、ねがいのいえに見学に来ました。

 歩んできた道は違うけれど、人を支えるという共通の仕事をしてきた仲間が、障害福祉の分野で同じ活動にたどり着いたのは、多くの人が心を病むこの時代には当然の流れかもしれません。そして、自分も福祉の世界に入る前だった10代に出会った親友が、同じ舞台に立っていることに、深い感慨を覚えます。また今日も感動しました。
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かんべくんの卒業

2012-03-23 01:32:19 | Weblog
 かんべくんが卒業する「相棒最終回」は、各方面から高い評価を得たようですが・・・自分としては、亀山くんが卒業した時のさわやかさと、それゆえの寂しさから比べると、後味が悪くてちょっと残念。しかし、ふたりが対決して決別するのではなく、互いの持ち味を出し合って、納得できるストーリーメークだったのは、途中に粗雑さも感じさせながら、その脚本力はさすが。

 しかしやはり最後は後味が苦い。それに、いつから主役が卒業するなんて、「太陽にほえろ」みたいになったのだろう。


 ・・・と言ってたら、若いスタッフに「何ですか、それ?」と言われ、ちょっとショック・・・
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ミックスアップ

2012-03-23 01:21:37 | Weblog
 スポーツやダンスなどのインストラクターとして幅広い分野を学んでこられたプロ中のプロであり、かつ、障害者や高齢者の指導をする専門家としては、他には存在しないくらい素晴らしい先生が、この地域にいらっしゃり、われわれと出会うことが出来たことは、なんという幸運でしょうか。福祉家としての強運に恵まれてきたことをまた感じます。

 その先生が展開する数々の活動は本当に素晴らしく、しかし現場大好きで後継者を育てる暇もなく自分自身で走り回っている姿を見るにつけ、ねがいのいえとの連携で、現場のプロを育成しながら人材が循環していくシステムが作れないかと、ずっと考え続けていましたが。

 昨夜は遅くまで打ち合わせして、思ってもみなかった方向へ話が広がり、互いにわくわくして盛り上がりました。お互いの発想を出し合ってより高いレベルに届く、ミックスアップの討議でした。

 こうなったら、とことんやりましょう。とりあえず明日は、新しい物件の取得に決着をつけてこよう。
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シャーロック・ホームズ

2012-03-18 23:22:06 | Weblog
 ミステリーファンはこんな邪道は受け入れられないと思っていた「シャーロックホームズ」。始まって10分でこれはいけると思い、観終わったら映画館へ行こうと思った。

 ありえないヒーロー像かと思ったら「事件がないとダメ人間」は原作の香りを漂わせ、逃げたいのに巻き込まれるワトソンの距離感も程よかった。アクションで観客を呼ぼうというのならホームズである必要がないと思ったが、オカルト的な事件にも科学的なトリックが仕込まれ、謎解きは現代科学に頼らず正当な観察力に基づいていて、ミステリーとして素晴らしい。最後の高所での戦いは、「ルパン3世カリオストロの城」にも似ていた。
 
 そして、あまりにも有名なモリアーティ教授はともかく、アイリーン・アドラーの名はマニアックで、設定はむちゃでも嬉しかった。

 「麒麟の翼」も「3丁目の夕日」も結局まだ観てないけど、ホームズも見逃せない。
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面倒な手続き

2012-03-18 00:12:28 | Weblog
 今日も一日フル回転の予定だったのに、先方の都合ですべてキャンセルになり、数か月ぶりに思わぬ休日となり。そんなに急がない書類が後回しになっていたのを片づけながら、のんびり過ごしました。

 TVで寿司チェーン徹底比較というのを見ながら、驚くほどの工夫に投資を惜しまない大企業の商魂に、福祉事業所が立ち向かえるはずがない、と改めて感じ。福祉の就労事業者は零細企業であるからこそ、時間をかけて品質にこだわらなければならないと思いました。

 次のアイデアが勝手に湧いてきて、こうなると早くやりたくて止まらなくなります。新たな助成金を探したりなどして。その一方で、優良物件を入手するのに面倒な手続きが立ちはだかって、そこまでして手に入れなくてもいいか、とも思ったり。

 明日も先方の都合で用事がなくなり、なんと2日続けてゆっくりになりました。明日一気読みする本を5冊買ってきたので、たまには息抜きします。
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奥深いバックボーン

2012-03-17 00:00:08 | Weblog
 昨日は卒業式が重なり参加者の少なかったネットワーク会議でしたが、先日の東田直樹さん講演会の感動で盛り上がりました。どの事業所も、もっとたくさんのスタッフに聴かせたかった、と言われ、次回は自分の団体で呼びたいと言われる方もありました。われわれとしても、東田さんは年に一度いらして欲しいと思っています。まさに、どれだけたくさんの研修を受けるより、東田さんに一度会う方が現場の関わりを変容させると、確信を持ちました。

 様々な経験をしたのちに人の悲しみに添いたいと決め、4月から大学で学びなおそうとしているパートのスタッフが、睡眠もとらずにバイトを掛け持ちして学費を稼いでいる姿に感動し。「来年度はショートステイとケアホームで宿泊の仕事が必要なので、宿泊の仕事で稼いで、勉強もして睡眠もとったら、今より楽になるのではないですか」と持ちかけました。

 すると、「今、毎晩やっているスナックの仕事で、悩む人や一生懸命働く人の姿を見ることが自分の学びになっていて、仕事だと思ってないのにお金をもらってるんです」という答え。

 ふだんの仕事ぶりから見えるその人間性の深さ。それ以上の奥深いバックボーンを垣間見て。改めて彼の素晴らしさに感動しました。
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あといくつ?

2012-03-14 22:57:17 | Weblog
 インフルエンザが今頃はやりだし、明日はキャンセル続出のおかげで現場に入らずに済みました。たまってた仕事は明日やろう、と安心し、今日は久しぶりに日本酒を飲んでます。おととい借りてきた「相棒」もあるし。昨夜は医療的ケアの子の泊まりもやり今日も休みなしで走り続けたので、今日は勘弁してもらいましょう。

 しかし、スタッフも体調を崩した者が多くて心配。しかし、出産して子連れで復帰したスタッフの赤ちゃんがますますかわいく、まったくみんなの子になっていて毎日が幸せ。

 橋下市長は賛同できる部分はまったく頼もしいが、ひとたび賛同できない領域に入ったら、ファシズム以外の何者でもない。君が代には、ひとりひとりの胸に刻まれた痛み、悲しい歴史があり、一律に片づけられないから今までもめてきた。それを命令の一言で強制はできないはず。公務員に関する発言にはまったく賛同できるだけに、残念であり、危険でもある。

 赤旗に書かれていた消費増税不要論はちょっと面白かった。

 気づかれずに孤独死が相次ぎ、深刻さが報じられているが。実はうちの近くにも安否確認が出来ない人があり。鍵を開けて入ったらどうかと提言しましたが、それは出来ないと言われ。それでは何が起きても結局は防ぎようがない、と言いました。

 プライバシーを守って最悪の事態を防がない世相は間違っている、と世の中全体が気づくまでに、あといくつの犠牲を要するのだろう。
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