ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

アベンジャーズみたい

2012-09-26 22:28:16 | Weblog
 候補者がみんな同じことを言っていた自民党の代表選。誰がなっても原発は続くのか、と思いつつ。結果は意外にも元総理の返り咲き。出来レースではなかったのか・・・

 このタイミングで再出馬は、前回仮病ではなく本当に病気だったのか。しかしいずれにしろメンタルに不安を感じるが・・・

 総理再選によって離党者が予想される民主党も危うい。託せる政治家は現れるのか?


 始まって以来の人手不足、常識の通用しない新世代、異常に神経質な隣人、身近で初めて出会った犯罪者・・・次々に勃発する問題の数々は、もしかしたら人生で初めての大ピンチなのかもしれない。しかし、このピンチを乗り越えたらさらにすごくなれるじゃないかと、やっぱり笑ってしまう。


 ひとつひとつの団体はそれぞれにがんばってるのに、なかなかひとつになれない地域。まるでアベンジャーズみたい。それぞれのヒーローの作品を観てから、もう一度見に行こう。

血を流さない外交

2012-09-25 22:09:12 | Weblog
 昨日のTVタックルは、苦かった。

 平和憲法、日本国憲法9条を愛してきた者として。アメリカの押し付け憲法と呼び改憲を叫ぶ人たちに、その押し付け憲法こそ、平和を守る最高の憲法じゃないかと反論してきたが。鳩山政権の普天間問題以降、アメリカとの関係にきしみが生じたのを凝視しているアジア諸国の中で、中国と韓国が強硬な態度に打って出てきた。

 アメリカに頼らずに自立した国になるためには10年かかるという例の田母上氏の言葉が、いやに説得力を帯びる。それは自立した軍備を備えるという意味。そしたら、福祉も社会保障も2の次になるのは必至。

 しかし。

 本当にそうだろうか。人類はそんなに愚かだろうか。2度の世界大戦、長く続いた冷戦、9・11、そして今も世界の各地で続く紛争の数々。

 こんなことが続いてはならないと、みんな気づかないだろうか。

 兵器にかける金があるなら、介護に困っている人にかけた方がいいに決まってる。そんなことは誰だってわかることじゃないか。諸外国がイチャモンを言うのは核を持たないからだというハマコーの言葉は、説得力はあるけれど、素朴な観点に立ちかえればそれはやっぱりおかしいと思うじゃないか。

 永遠の平和を誓うということは、平和が脅かされた時にも武力は使わないということ。平和が脅かされたからといって持論を持論を簡単に変えてはいけないし、追っ払えばいいなんて都知事の言葉は論外。そんなことをしたらたちまち開戦。われわれは、もう2度と、夫を、子供を、孫を、戦場へ送らないのだと誓ったのではないか。

 日本だけが血を流さず済まそうとするのは虫がいい、という空気が場を占拠した昨日のTVタックル。違う。その考えこそ、全人類の想いのはず。

 血を流さない外交を責任もってやってくれる政治家を、私たちは選ぼう。

正義の戦争より不正義の平和

2012-09-23 22:44:45 | Weblog
 島の問題。一庶民にとっては決して身近ではないし、そのことでテロリストのような暴力が吹き荒れる精神性は、日本人にはなかなか理解しにくい。歴史の認識、解釈も、もともとはどうだったかというその説明だって操作されてるかもしれないし。自国の説明だって正しいとはわからない。だから庶民のレベルで暴発するのはやめたほうが賢明。

 櫻井よしこは嫌いだったけど、今日は鋭くさえて、一番輝いていた。慰安婦問題も知られている通りではないという主張も、膨大な情報量から繰り出される根拠ある説明に凄みがあった。そうか、そうだったのか、と思った。

 しかしここへ来て、あの暴力は政府によって仕組まれたものだったという疑惑の報道。本当だろうか。だとしたら国家としてかなり問題あるが。ただ、収束が早すぎるのも疑惑に拍車をかける。

 国家間の争いは、経済の問題に波及する。互いに売ったり買ったりしながら支えられている双方の庶民が一番窮地に追い詰められることを、もう一度理解しなければ。「正義の戦争より不正義の平和」と言うし。

プラチナデータ

2012-09-23 20:52:41 | Weblog
 文庫化を機に読んでみた「プラチナデータ」。

 舞台は近い未来。技術の問題はともかく、実際にこんなシステムの開発はあり得るという設定。そして起きる政治問題もやはりあり得る。SFテイストながら、あり得る範囲のルールを守りつつ、進行する事件は正統派ミステリー。途中、謎の少女の存在は浅田次郎っぽくて首をかしげたが、終わってみればすべて科学的。そして、最も東野らしいヒューマンドラマを描ききって、最後は感動の幕。
 
 映像向きなストーリーに、映画への期待も高まる。

 東野圭吾にはずれなしをまたも証明した。

ひとりのために始めよう

2012-09-23 00:58:10 | Weblog
 相談支援の進んでいることで有名な地域の方から、自分の子どもに適した支援がないと相談。どれだけ相談のシステムを整えたって、実際に支援する人がいなかったら意味はない。

 現場の支援をしている人たちも。うちも相談を始めよう、などと思わずに、その人手をひとりでも実際の支援に回し。利用者のニーズが今やってる事業になかったら、すぐに始めよう、ひとりでも困ってる人がいるなら、その人のために新規事業を立ち上げよう。

 そうやってねがいのいえは事業をひとつひとつ増やしてきた。その結果、収益は伸びて、新しい雇用を生み、スタッフの手当を増やしてきた。

 ひとりのために始めたケアホーム、ショートステイ。低い収入でがんばっているスタッフの「仕事があるならもっとやりたい」という言葉に支えられ、勤務はますますタイトになったけど、ずっと上げられない給料に手当をつけることが出来て。

 次はこの収入を維持しながら勤務時間を短くするという課題。



 自分自身が能力開発プログラムを数々体験しようやく結実した感を得て。今後幹部スタッフの能力を開発していく方向。これからが、団体として本当の成長が始まります。これからの3年、5年、が楽しみ。

歴史はミステリー

2012-09-21 22:42:26 | Weblog
 今放送中の新世界7不思議、目が離せません。歴史はミステリー。中でも一番興味をそそるのは、「モアイは歩いて移動した」伝説。マチュピチュ遺跡が20世紀になって発見されたというのも驚きの事実。インドの階段井戸もすごい。

 NHKでずっと続けている歴史番組も、20年前の「歴史発見」が一番すごかった。専門家の最新の説で歴史の謎を解く番組、数々の名推理を展開した。「写楽の謎」「松尾芭蕉は忍者だった」などの説をデータとともに科学的に解明していったが、中でも忘れられないのは、「かぐや姫の作者は誰か?」 

 今でも飲み会で語りあげる自分の持ちネタ。しゃべりたくてしょうがないので、今度飲んだ人は聞いてください。

 iphone5の同時多発盗難事件もけっこうなミステリーではないか。興味深々。

 あんまり頭が良すぎると人の気持ちがわからないから今くらいでちょうどいい、と思う一方。ホームズ並みに外見や些細な事象からいろいろわかる頭脳にもやはりあこがれる・・・

ただ信じるだけ

2012-09-19 22:35:01 | Weblog
 棒で動けなくなるまで殴られて育った少年時代。体が記憶している痛みは忘れることがない。

 人と違う、変わった人などと言われた半生。自分が人と違うのはおそらく、経験してきた悲しみの数と深さ。そして身につけた自分の感性が、許せることと許せないことを判別している。そのことがなぜそんなに許せないのか、そんなこといいじゃないかと言われることもある。逆に、世間が普通は許さないものが、自分にとっては些細なことと感じるものもある。

 その自分の感性が、今の日本社会の在り方を許せないと感じている。弱者と呼ばれる人たちが何も悪くないのに苦しめられる社会を許せないと感じている限り、感性にしたがって行動しつづける人生。

 そして。自分の生き方がねがいのいえのあり方でもある。人を信じて許してもまた裏切られることもある。それでも自分の感性を信じたうえでのことなら、誰のことも恨むことはない。

 信じると決めたものをただ信じるだけ。やると決めたことをただやるだけ。

 

愛される国づくりを

2012-09-17 23:02:03 | Weblog
 浪速少年探偵団、最後は単なる教師ドラマだった。ミステリーを観たい者には退屈の極みだった。

 国有化というから双方話し合って実施するのかと思ったら、一方的に宣言しただけ。これは外交だろうか。歴史的事実のいかんにかかわらず、結果的には刺激、挑発しただけだった。話し合いによる外交はどこへ行ってしまったのか。

 誰しも戦いを望まないはずと思いきや、これではまるで戦争をしたがっているかのよう。愛国心教育は普通の人間をこんなにも駆り立てるのか。その教育を進めた国家でさえ止められない状況。教育の力、大切さをもう一度考え直さなければならない。日本でも政治家が愛国心を繰り返し唱えたけど、愛国心を強制するのではなく、愛される国づくりを目指すのがまっとうな道筋。国民が暮らしに困った時、ひとりひとりを誠実に守ってくれる国なら、強制しなくても自然に国を愛せるはず。

 そして、戦争は絶対にしてはならない。


ありがとう

2012-09-13 22:57:26 | Weblog
 先週の東野圭吾は伏線の妙が際立つ秀作だったが、一転今週は、ミステリーではない人間ドラマ。しかし東野圭吾は、ミステリーではない作品がミステリー以上にすごいというのは周知の事実。が、今回の作品に限っては、ふたりの少年がそこまで自分を追い詰める理由が弱く、シンクロは出来なかった。しかし人間ドラマとして佳作。いい話だった。

 イスラム世界。中国の情勢。世界はまだまだ悲しみに満ちている。誰だって戦いなど望んでいないはずなのに、なぜ人はこんなにも憎みあい、互いに傷つけ合うのだろうか。自分が毎日たくさんの人の前で偉そうに自分の意見を語っているのは、人より多く悲しみの経験を積んできたからかと思ってたりもする。


 スタッフの本音をなかなか聞く機会の少ない毎日だが、特に大変だったこの夏、がんばりきったスタッフからの前向きな提言を聴き。日々の動きに不都合が起きるのは当たり前のことなので、それは問題じゃない。問題なのはそれをオープンに話せないことだが、ちゃんと問題を整理して語ることが出来るスタッフの姿に、成長ぶりを感じ、感動。

 史上一番大変な夏を乗り越えたスタッフが、これから大きな活躍をしていくだろうと、確信を持ちました。スタッフ全員に、ありがとうと言いたい。

今年一番

2012-09-12 22:26:50 | Weblog
 観たい映画がいっぱいなのに観る暇がない。高倉健、すごくよさそう。「アベンジャーズ」ももう一度観たい。それぞれのヒーローを全部観た上でもう一度観たい。そして歴史ファンは「天地明察」に強くそそられる。 

 今日の新聞記事はすごかった。「風力発電を地上ではなく上空で行えば、世界の電力需要の10倍供給できる!」

 今年一番のニュースじゃないか。技術的に可能なのかわからないが。