ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

祝福されて生まれてきた命

2017-10-19 23:02:52 | Weblog
昨日は趣味の話のあとに本題を書こうと思ったら、そこまで行かないうちに寝ぼけながらクリックしてしまい。単なる趣味の話で終わったのにアクセス数は最高の結果。さすが「相棒」は偉大。

いつも感動の「カンブリア宮殿」だが、今日は特に感動。「成功する人は必ず理解してくれる人に出会う。それは、出会うまで探し続けるから」と分析した村上龍もさすが。そして自分は、やはりこの種の感動が好きなのだと改めて実感。

裏のダウンタウンでは、はなわの「お義父さん」を紹介。この歌が多くの人の共感を呼ぶのは、隠れ機能不全家族が多いのか、それとも自分に体験がなくても人は泣いてしまうものなのか。わからないが、自分にはものすごく泣けるのは間違いない。

昨日の生活介護での学習会では、新生児の救命に当たる医療チームのドキュメンタリーを鑑賞。学校でも自宅でも落ち着いて暮らせなかった人たちが、じっと座って映像を鑑賞する姿はいつも通りだが、いつも以上の落ち着きに感動。

「みなさんも生まれた時に、何か大変なことはあったと思います。その時に、医師や看護師やたくさんの人がみなさんを助けてくれた。そして無事に生まれてきたみなさんを、お父さんお母さんは涙を流して喜び、みなさんの幸せを願った。そうやって生まれてきた命の大切さ、人生の意味について、私たちはみんな学ばなければなりません。学ぶこと多いですね」
と伝えた言葉を、利用者もスタッフもみんな、まっすぐにこちらを見つめながら聞いてくれていたことが、また素晴らしかった。


相棒

2017-10-19 00:00:09 | Weblog
昨日は夜勤の翌日で動かなかった体が今日はキレを取り戻し。手加減してくれたとはいえ、強豪の顔面に何度もワンツーを入れることができて体は大喜び。明日もまた行きたい。

ボクシングの教科書にしている「はじめの一歩」は迷走ぎみ。世界2位に勝ってチャンピオンに挑戦する流れで良かったのではないかと今だに思うし。復帰戦ですんなりと新型の必殺技披露で良かったのに苦戦の描写。病気で減ページが続く作者の方が先に引退するのが心配。

長らく多忙に追われ本も読めなかった鬱憤を晴らすように、1週間で4冊目に着手。東野圭吾「マスカレードナイト」は佳作。名作の夢をもう一度はならず。でも読む価値は十分。

「相棒」の初回スペシャルが90分は、劣化が否めない昨今の結果かと思いきや、心地よい緊迫感とミステリーテイストに溢れ、しかも次回への続編で終わり。初回スペシャルが続編の時は名作だった過去を思い出し、次回への期待感大。

セドナメソッド

2017-10-15 21:27:06 | Weblog
心のケアから身体心理学、ヒーリング、そして量子力学まで、関わりに役に立つことは何でも学び取り入れてきたが。中でもセドナメソッドの秀逸さは群を抜く。その優しさとシンプルさは、多くの人を支え救うはず。日本でも多くの人に広まるように。そして福祉現場の職員に必修のプログラムとなるように。またやるべきことが増えた。

突如いろんなことが動き出して怒涛のような毎日。あの大事件がもう遠い過去のようだが、思い返せばまだ1週間前のこと。そして自分自身もまた泣きたい想いを抱えながら過ごしていたが、その気持ちを今日、口に出してから急に解放され。

いつもより多めに飲みながら格闘技観戦、久々にリラックスしながら楽しめた。

人を支える人の、自身が解放されることの大切さをますます実感。やはりセドナメソッドの必修化が必須。

みんなの幸せを願う夜

2017-10-11 23:02:37 | Weblog
監査、ケアホームの進展、事業所移転、保育所の設立、とあらゆる案件が一斉に動き多忙のピークだった先月。1ヶ月ぶりにジムへ行ってみたら、意外に体はキレが良く、強豪を相手にいいスパーリングができた。ボコボコにされるのを覚悟してたので大満足。

思い返しても先週は凄まじかったと感じる日々。

機能不全家族の幼児は気の毒だし、迅速な支援を提供できたことには自己満足しているが、あれを初対面の我々がやって、いつも関わっている法人がなぜやらないのか?やはり疑問。

利用者家族に起きた危機は障害福祉を超えた問題だが、これも迅速に対応できたのはこの3年間学んできた成果。

しかし自分の問題はまだ解決せず。人を支える仕事をしている人が自分のことはうまくいってないのはよくあることだが。様々な解放のテクニックを学んできたが、最も馴染んできた、泣いて発散して癒される心のケアを今自分が実践する時なのかとも思う・・・

サンドイッチマンのライブに癒されたことも忘れられない想い出。最初から最後までハイレベルだった。毎年の恒例になりそう。

彼らもまたわれわれと同じ、人の幸せを支える仕事なのだという想いに、しみじみ浸る夜。

記憶に残る1日

2017-10-07 23:31:52 | Weblog
急激な気温の低下にスタッフも利用者も風邪が流行する中、自分も微熱で始まった1日は。

早朝から大騒動がありながら、午前中他団体に呼ばれての研修講師は大好評。夕方も面談がうまくいき、夜はここ最近の最大の懸案だった問題をまた面談で解決。

あの困難な状況からのこの成果、今日は自分をねぎらいたい。1週間前、大パニックの方も日に日に落ち着き今日は穏やかに眠るのを見て、あの激しい精神症状から薬を使わずにリカバリーしたのは、世界のどこにもない事例かもしれないと自画自賛。

終わってみれば最良の1日。55回目の誕生日は、生涯の記憶に残りそう。
そして次は、自分自身の問題に向き合う番。明日は泣くかも・・・

今を真剣に生きる人たち

2017-10-04 23:25:04 | Weblog
 独裁者の国の暴走に危機感を感じていたかと思えば、敵対する自由の国では病める心が起こした凶行が闇の深さを感じさせ。

 人の幸せを願えない人間の闇が、自分の周りにも密やかにはびこる日々。

 重度障害と呼ばれる人たちが、春から始めた学習会で、同じような障害を持つ人たちの映像を見て、障害のある人が書いた著書の読み聞かせをする間、立ち歩くことなく真剣なまなざしで集中する1時間。みな、何もわからないと思われて、人間として成長するための学びの機会を奪われてきた人たちである。

 今日は、自閉症の世界を著して世界にその名を知られたドナウイリアムズさんの映像を見て。

「今日の映像を見て、ひとつでもみなさんの心に届くものがあったら、うれしいです」
「みなさんが今よりももっと幸せになるためには、働くことも大事だし、学ぶことも大事です」
と伝えた言葉を、最後まで真剣に聴いてくれたみなさんに感動。

 心貧しい健常者よりも、真剣に生きている障害のある人たちに頭が下がるのは、長年の習い。

今週も超絶

2017-10-02 23:52:30 | Weblog
 数年前から一日一食の生活。その一食が多忙に追われ深夜になると、もう食べなくてもいいのではないかと思う日もしばしば。

 週末も一日フル回転で夜は好きなものを食べに行こうと思っていたら、現場から帰れコールが入り。不穏でパニックの利用者の救援に急いで駆けつけ、すぐに終わらせようと思っていたら、そのまま一晩。朝まで激しいやり取りで10年に一度の大騒動。一日ゼロ食で終わり、やっぱりやれば出来るんだと実感した。
 
 これは精神薬の適応だと初めて思ったが、処方がなかったので体の発散でがんばったら、翌日は信じられないほど落ち着いてくれて、無駄ではなかったと悦に入る。

 今日も緊急な相談が相次ぎ、人手もないのに結局ほっておけず。大きな社会福祉法人が誰もやらないことを小さなNPOが引き受けることに一抹の理不尽さも感じながら、一日で2件の緊急を解決。

 スタッフに、かわいい子と一緒に泊まってもらえないかと急な勤務変更を頼んだら、「もちろん大丈夫です。ぜひ泊まりたいです」と言ってくれた言葉に癒されて、一日が幕を閉じた。