ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

ますます多忙

2018-04-24 02:30:18 | Weblog
今年度からますます忙しくなると予想はしていたがこれ程とは。4月に入ってからほとんど帰宅できず。年に数日しか帰宅しないという関西の国本さんのようになってきた・・・

しかし本当の多忙は保育園がスタートする来週から。5月はもっとすごくなる・・・

とりあえず。3年がかりで取り組んできたケアホーム建設計画はやっと進展し、ようやく開発の看板が立ったところ。同時進行で次のホームも建築の打ち合わせが進行中。これでオートマチックに動いていくシステムは出来上がり。

トラウマセンターも心理士のみなさんが集まりそれぞれの想い通りに動いてくださり、今やオートマチック。新規のクライアントも集まり始めてます。HPはこちら。
https://saitama-traumahealing.jimdo.com/

病院の建設計画は、保育園の体制が整ったら賛同者に集まっていただき説明会を開くので。3年後を目指して多くの人と一致団結しましょう。

黒井戸殺し

2018-04-17 01:45:50 | Weblog
小学5年生から読み始めたミステリー。世界のランキング1位「Yの悲劇」から始めて1日1冊づつ読み、アガサクリスティの「アクロイド殺害事件」は世界の第3位、3日目に読んだ。発表当時、論争を呼んだという世界初の叙述トリックは、その後、多くの作家が取り入れてひとつのスタイルを確立したが。安易な同スタイルのミステリーが大流行りの昨今の風潮に、個人的には「アクロイド」以外は許せないと思うことしきり。

真犯人が明かされるラストシーンに、飛び上がって驚いた衝撃は一生忘れられない。映像化が難しいその叙述ミステリーを見事にドラマ化した三谷脚本は、本場イギリスでもかつて映像化した作品を明らかに、遥かに超えていた。「オリエント急行」に続いて、世界一のライターの称号を得たと言っていい。本当に素晴らしかった。

真田丸の俳優が集合したキャスティングも素晴らしく、要の役者が特に素晴らしかった。原作を読んだあの日から40年以上経ち、これほど感動できるなんて。三谷幸喜という天才が同世代にいたことに感謝感激。

多忙に追われ昨年はいつもの半分しか本が読めず。今年に入ってからもペースは低調だが。本屋大賞を受賞した「鏡の孤城」は本当に面白いのか、読んでいてもすぐ眠くなってなかなか進まないが。

やっぱり本が好き。ミステリーはやめられない。

分担を進めよう

2018-04-06 22:30:23 | Weblog
 アニメ界の巨匠の死が今日のニュースの中心。楽しくてわかりやすい宮崎監督に対して、深くて暗い印象だった高畑監督。「トトロ」と同時上映だった「蛍の墓」は見るのがつらかったが、今の感覚でもう一度見直してみたいとしきりに思う。

 たくさんの新規事業が同時進行し、支出も増大の新年度。収支を考えてしばらくは収入を増やすために無理なシフトも覚悟し、自ら週3回の泊りを背負って新年度スタート。スタッフにもだいぶ無理をさせてないか心配しながらも、春休み朝早くから夜遅くまでの長時間勤務を、スタッフ全員が積極的に取り組んでいるのを見て、みんなの意欲に感激。

 労働法規を守らなければならない一方で、法令を遵守するあまり、困っている人を平気で断る思いやりのない組織になってしまったらやっている意味がない。そのバランスの上に立ち、暮らしに困難を抱える人たちをきちんと支えられる意気込みを失わない団体でなければならない。

 しかし。運営も全員で分担して欲しくて、年度初めの体制届を今年は割り振るつもりだったが、春休みの支援で長時間勤務するみんなに割り振ることが出来ずに、結局今年もひとりで書類作成に追われ連日の泊まり込み。

 10年後引退を宣言したので。ひとつづつ分担を進めていこう。

一歩を踏み出す春

2018-04-04 21:40:36 | Weblog
怒涛の日々が目まぐるしく流れ、この1週間も激動でした。

小学校に入学する前から児童デイに毎日通っていたお子さんたちもついに卒業。生活介護にも通いたいと希望されましたが、本人の世界が狭くならないよう、多くの人に出会って社会参加をしてほしいと願い、あえてお断りして近所の親切事業者へ通うことにしてもらいました。

新年度に入り。久しぶりにみんなと一緒に出かけたら、幼かった子たちがこんなにしっかり歩けるようになったんだ、こんなに待てるようになったんだと、その成長ぶりに驚き、感動。

そして今日もトラウマセンターには、参加したいという心理士が来て自分の得意分野について語ってくださり、センターとしての厚みがさらに増しました。日本で初の、トラウマに特化したソマティクプログラムの相談室は、「トラウマトリートメントセンター・リソース」という名称になりました。窓から見える満開の桜が素晴らしいリソースです。