ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

夢想が止まらない

2017-07-31 22:08:34 | Weblog
 新しい才能を発掘するという趣旨の新レーベル「ミステリ-フロンティア」は、老舗、創元社渾身の企画か。青木知己「Y駅発深夜バス」は、久しぶりに濃厚なミステリーテイストに浸れる爽快な名作だった。今後注目して追っかけよう。

 トラウマメソッドの研修会は3年目に突入。苦しみを抱える人々に寄り添い癒したい想いを共有する仲間たちと集い、7夜連続の飲み会は人生初の快挙。昼食も夜も一緒に過ごし、帰りの電車と空港の待ち時間まで一緒でもまだ話が尽きず。

 発達障害やひきこもりの人たちが社会とのつながりから取り残され、向き合う孤独をいかにして支えるか、次から次へと事例が飛び出す。その難しいケースに、誰もやらない支援を実践しているみなさんの取り組みは感動の連続。

 ここは今、生涯で最高の同志が集まるコミュニティだと確信した。そして、臨床心理士と福祉起業家が結びついた時、それぞれの地域でこれからどのようなうねりを起こせるのか。

 遠くない未来へ、夢想が止まらない。

ブレインスポッティング

2017-07-18 23:58:39 | Weblog
 ジムで最年長の自分は若い人たちのようにコーチしてもらえず。「はじめの一歩」を教科書に自分なりに考え工夫して、フットワークと防御を練習してみたら、スパーリングも絶好調。最強の50代へ邁進中。 

 久しぶりにミステリーを買い込んできてみたら。「シャーロックホームズ対伊藤博文」の驚異的な面白さに没頭。殺人事件が起きない流行りのミステリーを書いてきた著者は、そもそもホームズが好きだったに違いない。この一作にいくつもちりばめられた推理の数々は元祖を超える緻密さ。

 誰もが腑に落ちていなかったライエンバッハのエピソードに納得できる描写を与えたのは世界初。さらに、日本史に実在する謎に挑み華麗な解決を試みた意欲作。全ての推理が論理的で素晴らしかった。世界が驚くシャーロックホームズの再現。これはコナン君も脱帽するに違いない。

 今まで学んできた「心のケア」では解決できない深いトラウマを解放する方法を学び始めて、新たな境地へ踏み込んで2年。お家騒動勃発の部署の立て直しに入ってみると、新たに学んだメソッドを実践すべき人がおおぜいることがわかり。

 まるで臨床心理士のように個別の時間を持ち始めたところ。まだまだ成果は見えないが、この1年はとことん向き合うと決めて愚直に実践するのみ。今まで関わらずにほったらかしだったことへの懺悔でもある。

 SE、クオンタムタッチ、セドナメソッド、この2年で学んできたことを駆使すればいけるはずだと思っていたら、期待していたほど芳しくなく、足りないものを求めて入ってきた情報に飛びつき、セミナーに急遽参加。ブレインスポッティング。次の一手に大きな手がかりを得た。

 最大の危機に直面した部署の立て直しに集中した4月。時間が空いたらセミナーに参加するのが趣味の自分が、週末はひたすら休養した3ヶ月。ついにがまんできなくなって7月は毎週のセミナー通い再開。来週は3年学ぶトラウマメソッドの3年目で札幌へ。

 高い志の仲間との再会が一番の楽しみかもしれない。。