ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

報道を見ながら

2010-04-29 17:50:06 | Weblog
 支持率急落の新政権。基地問題はどうなるのか。

 この問題は自民党が長年未解決のまま、地元の声を聞くこともなく放置してきた問題。政権交代し地元の声に耳を傾けた民主党を悪のように責めてはいけないのではないか。民主党はがんばったが今回自民党がまいた問題を解決するには至らなかった。しかし日本は言いなりではないんだということだけは示せた。それで今回はよしとし、次へのステップにつなげたらいいのではないか。

 介護崩壊について山井政務官が、24時間訪問介護で生涯在宅を可能にすることを目指すと語っていました。財源について聞かれると、いくら作っても足りることのない大きな施設を作るのをやめて、その財源を人に回せば、コストはもっと安くつくと言っていました。

 さすが高齢福祉を一番わかっている議員。こんな当たり前のことを以前には聞くことができなかった。しかしそれでも財源は足りない。税金から給料をもらっている人たちがわれわれの2倍3倍の収入を得ている現状に切り込むのが最初の一歩だと繰り返したい。条例委員会でも、窓口の担当者に優しさと専門性が足りないという意見が数多く出されていた。仕事の質に見合った報酬に改革してもらいたい。

また一歩

2010-04-29 13:21:43 | Weblog
 昨日は訪ねた事業所のかたから、今月始めたばかりというケアホームを見せていただきました。地域の協力を受けて、お金をかけなくても素晴らしい物件を用意し、利用者のかたの負担もできるだけ軽くして、上手な展開をされていました。大変勉強になりました。事業所どおしがこんなふうにお互いの手法をオープンにすること自体が、地域を作るための協力です。

 また、研修にも力を入れていることをお聞きし、どの事業所もみんな勉強したがってるので、ぜひそれをみんなにも受けさせてくださいとお願いし、快く了解してくださりました。

 一歩づつ前進する地域づくり。しかしふと、理事長は金にならない仕事ばかりしていて、低収入長時間労働のスタッフに申しわけないかも、と胸によぎる・・・

 利用者のみなさんの負担を軽くすることも大事だけど、ちゃんと利益をあげて、スタッフの収入がせめて全産業の平均値まで上がらなければ。と思います。

今日の日記

2010-04-27 22:54:11 | Weblog
 今日は朝から役所へケース相談、事業所訪問、合間に入浴介助に入り、夜は条例制定委員会へ。幕末の志士はこんなふうに走り回ってたはずだとちょっと自己満足も入り。

 条例委員会では、街で理不尽な光景を見たのが動機で参加したという数少ない「一般市民」や、障害のある子を持って初めて不自由なことを知ったという若い夫婦などから、鋭い意見がたくさん出て、充実の3時間でした。

 ガイアに出演のワタミ会長。病院にコンシェルジェ、素晴らしいことをまたやってくれました。しかし、数値目標を立てて達成努力をするという当たり前のことを、福祉と医療に適用した手法がこれからは必ず日本のスタンダードになるであろう。会長の功績は限りなく大きい。

 このところまただいぶ忙しいので今日はこんな程度で。

大反響に涙

2010-04-24 00:59:20 | Weblog
 支援事業所が見つからなくて困っている熱心な相談員と、利用者の開拓を求めている事業所を今日つなぐことができました。地域福祉にかける熱い想いを語り合った時間はあっという間で、時間は足りませんでした。同じように、想いを共有できる同業者と出会い、一緒に研修し技術を高め合い、困っているかたへ協力して支援をしたいと思っている事業所をこの1年で10軒見つけたので、一度集まりましょうと伝えました。

 地域回りを始めて1年。地域をつなぐ大きな一歩を踏み出しました。

 夜はベンチャー起業家の勉強会へ行き。「福祉業界はこんなに不便で、こんなシステムがあったら助かるんです」と提案を投げかけたら、会場から大反響を受け、ぜひ手を組みたいと複数のIT起業家から声をかけられました。

 日頃から感動体質で毎日感動ばかりしていますが、今日の体験は涙が出るほどでした。今まで出会ったことのなかった熱い人たち。

 想いがひとつひとつ実現したら、本当に世の中は変わる、と思います。

住宅政策

2010-04-22 23:11:42 | Weblog
 道路はやはり造るのか。ダムを巡っての問題には、われわれの知事も凍結反対に名のりを上げている。公共事業は公共のための事業。コンクリートではなく人に投資する公共事業に転換しようという民主党の政策には大いに賛成だが、貫徹できるのか。

 そんなに建設で公共事業をしたいのなら、住宅政策をやるべき。住宅ローンに一生を捧げる日本のライフスタイルは異常であることになぜ国民がもっと怒らないのだろうか。

 スウェーデンでは、住宅はすべて国が作り個人では作らないのだという。国民はみな国から住宅を安く借りる。ライフサイクルに沿って、ひとり暮らし用・夫婦ふたり用・家族用と住み換わり、子供が巣立った老後にはまたふたり用・ひとり用に移っていく。自分で買わなくても常に必要な広さの家に住むことができ、育児や介護は福祉サービスが整っている。こんな形を目指すことはできるはずなのに。

 健全な企業が育つ競走社会はもちろんあっていいけど、人が財産を築くのは社会のため、会社を成長させるのは社員とその家族のため。財産や収入の個人差が悲しみにつながらならない社会を築くために。政治家に望む期待値は高い。


 今日も事業所訪問で感動の出会い。今まで全国の研修会へ行っては、近隣に仲間がいないと嘆いていたけど、知らなかっただけ、出会おうとしていなかっただけなのだと反省する日々。

 この地域は必ず変わります。

地域をつなぐ

2010-04-21 22:05:40 | Weblog
 あらためて地域の事業所をつなぐためのチラシも出来上がり、今日からまたネットワーク作り。意気投合の事業所とプランを語り合い、これからの展開に夢が広がりました。

 それにしても、行政から指示される意味不明の書類の多さに、やはり他の事業所でも苦労されているということでした。まるで事業者を事務作業に釘付けにして、サービスを抑えようとでもしているかのように。

 処遇改善で臨時に昇給できたのはありがたかったけど、そのためにどれだけの事務の負担を強いられたことか。報酬単価の改定で済んだ話。きちんと職員に還元されたかを確認したいのなら、給料明細と財務諸表を提出すればいいだけのこと。まったく大きなストレスです。しかもこんなことをあと3年も続けるなんて。

 でも地域作りには夢がいっぱい。明日も出かけてきます。

日曜の夜

2010-04-20 00:01:32 | Weblog
 武田鉄也の勝海舟は歳がいきすぎではないかとも思ったが、さすがの存在感。重厚な演技で大役者の域に入った感あり。誰よりも竜馬好きの武田。本当は竜馬がやりたかったのだろうけど。この勝はいい!感動的な出会いの巻だった。温厚だった武市がじょじょに豹変していく様もリアリティがある。それにしても、ガリレオは楽な役で評価できなかったが、福山が大変いい。何の役をやっても同じ人物しか演じない役者も多い中、演技の幅を感じさせるガリレオとの大きな差。

 これから歴史的に楽しみな展開が広がる。幕末ファンはワクワクです。


 「流星の絆」以来の東野ドラマ、「新参者」。1話1話に完結した涙のストーリーがありながら、そのひとつひとつが長編ミステリーのピースとなって連なっていく心境地は、まさに映画よりもTV向き。

 が。すっきりした美青年の主人公に阿部寛は渋すぎないか。苦味が欲しい龍馬とは逆に、こちらはむしろ福山のほうが近いのでは。

 冒頭から原作にない事件までつけたしてちょっとやりすぎ感もあったが、最後はなかなかいいまとまり。こちらも今後が楽しみで、今期日曜の夜はTVが忙しい。たまにはミステリーで忙しいシーズンがあって嬉しい。

ついに見つけた

2010-04-17 23:12:43 | Weblog
 20代の頃から、理不尽な福祉のあり方に、こういうシステムがあればいいのに、自分ならこうするのにと、アイデアだけはいっぱい語っていた。しかし介護しかできないただの福祉職員には、世にシステムを作るやり方がわからなかった。

 事業を起こして経営者になった今も、発想は次々と生まれるが、畑違いの分野にはノウハウも時間もなく実現には至らない。その実現へのステップを求めて異分野のビジネス研修会に参加し続けてきて。

 今日ついに見つけました。自分には出来ないITやネットワークの力で、発想を現実の形にしてくれるエンジン。

 日々思いつくことがひとつひとつ本当に形になっていったら。これはすごいことになります。今日はすごい1日です。 

解放

2010-04-16 23:18:17 | Weblog
 やりたくないと思いつつ、朝から一日がかりで役所の書類が終わりました。これでようやく解放されて、来週から快進撃。近隣の事業所、相談支援と協力し地域のネットワーク作りがいよいよ動き出します。「街のナースステーション」構想には「夢のようです」と応えてくれた事業所もありました。春休み止していた地域回りも再開。

 でもやじろべえの畑も見に行かなければ。

疲れ過ぎ

2010-04-16 01:17:33 | Weblog
 1週間で3回のセミナーと役所の締切りが重なり、学校では理不尽な問題があちこちで発生し解決に奔走中。

 さすがに疲れ過ぎ。

 2週間前、謎のブログアクセス急上昇があり、なんだか書かなければいけないような気に追われた感もあったが。

 追われたように無理して書いても楽しくないので、あまり無理しないようにします。

 役所の提出書類はばかばかしいくらい細かい。やりたくないので進まない。こういう仕事がもっと早く処理できたら事業は倍の速さで進むのだろう。