ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

早目に会わせてください

2014-10-31 17:32:41 | Weblog
初回駄作、2作目秀作、3作目はまた駄作でBGMの名曲が空回りだった相棒。さて来週は?

ミステリーが多すぎてとても全部は見られない最近のドラマの中で。「すべてがFになる」は論理性が高く高感度大。

ストレスを発散しようと言いながらストレスのないおっさん2人でカラオケへ。沖縄へ行ってから沖縄の歌が歌いたくてたまらず、知ってる歌が終わったらキロロを選曲。

20年前のキロロとダウンタウンの、歴史に残る名トークを思い出し。
「沖縄から出てきたばかりで自信のなかった2人が、ダウンタウンに出会ってから、自分はこのままでいいんだと思った」というキロロのコメントに感動。

そのキロロの歌に、人生で一番大変だった看護学校時代を支えられた自分。

そしていつも通り最後に歌った中島みゆきの「誕生」は、ネットワークの仲間の事業所へ会いに行くと約束をしながら、果たす前に施設へ行ってしまい会えずに終わった子を想いながら、涙で歌った。

「苦しんでいる子がいたら出張します」とかねてから告知してますので。みなさん遠慮なさらずに。悲しむ人がいたら早目に会わせてください。


さらに強くつながれる

2014-10-23 00:45:43 | Weblog
凋落を感じさせた先週のスペシャルから一転。今日の「相棒」は驚くほどの秀作。久々に流れたラストのテーマ曲に泣けた。子どもが主役の時、相棒は輝く傾向があるのか。ネットの書き込みでも絶賛相次ぎ、今期は期待大かも。

「埼玉よりどころねっと」の定例会は、みなさん多忙でなかなか集まって来られないけれど。出席された事業者からは、子どもたちに真剣に寄り添う話の連続で感動、川口のリズムさんはやはり素晴らしい仲間。事業所にひとりのスーパーバイザーが育つことを目指して研修を続けている自分だが、団体としての成長を遂げている点もまた素晴らしい。

衝撃的なケースの相談も飛び出し。心のケアを得意とする自分たちは、むしろその子に会わせてもらいたいと申し出て、お手伝いすることが決定。誠実な事業者と悩める子どもたちのために。ケースを通じてわれわれはさらに強くつながることが出来る。

こんなつながりが広げられるように。人数は少なくても質の高さが「よりどころねっと」の誇れるところ。

世界を明るく照らすのは

2014-10-20 21:15:14 | Weblog
どうでもいいことを挙げつらって大事な審議をストップさせても国民にとって何もいいことはなく。資金の問題は重いかもしれないが、うちわがそんなに重要なのかは疑問。問題があるなら国会以外の場でやってもらいたいとみんな思っているはず。一体いくら税金が無駄になっているのか、中継を見る気も失せていたが、ついに辞任で野党はしてやったりなのか。

しかし、政策は語らず敵を潰すのが目的のような戦い方は、与党嫌いの人間から見ても不快。みんないつか同じ責めを受けるのではないか。そうやって足の引っ張り合いを続けていくのだろうか。

熊本から来ていただいた島津先生の講演は、温かい感動で胸がいっぱいになり。世界を明るく照らすのはわれわれの仲間だと強く思い直した週末。

つまらない思い込みにとらわれる世の政治家や人の痛みに思いを馳せられない全ての人へ、われわれの仲間の話を聴かせたい。

熱意あるみなさんと共に

2014-10-16 14:55:26 | Weblog
 社会福祉法人が社会貢献していないという批判に反論も多いが、「確かに一部は当たっている」と炭谷先生が発言してくださったのは快哉。税を免除されながら、医療的ケアもケアホームもやらないと決めている法人があることは許されるべきでなく。人材育成に時間と費用がかかり、赤字になるのは当たり前、だからこそ税を免除される社福がやるべき。社福ならすべて自動的に免税ではなく、毎年、免税申請書を事業計画とともに提出して、審査を受けて免税になるシステムにしたらどうか。

 もっとも、ここで問題になっているのは制度外の社会貢献をしているかどうか。医療的ケアもケアホームもすでに制度で保証されてるので、それすらやらないなら論外かも。

 一方で、制度外で一切収入にならない隙間の支援を、全て持ち出しでおこなっている法人もあり。その熱意あるスタッフのみなさんとはやはり意気投合。北海道で見た若者たちの団体は天才的でこちらが教えてもらうことばかりだし、埼玉は学習支援する団体の活躍が全国的にも進んでいて素晴らしい。

 自分たちのこれからの展開に、北海道で見た共生福祉を取り入れることが出来るか。未来も忙しい。

素晴らしい想い出が支える人生

2014-10-08 22:30:27 | Weblog
昨年kukuruの鈴木さんと知り合えたのをきっかけに、今年、沖縄ツアーを利用者のみなさまに提案したら、3名の希望者が手を挙げ、実現した今回の旅。

美しい海とおいしい料理、kukuruのみなさまには、豪華な部屋と現地の手配をすべて整えていただき。うわさの水陸両用車イスを持って海の中まで来てくださり感激。

ここ数年、体力の低下が著しかった難病の子が、水陸両用車イスに乗って海にも入り、久しぶりに見せる明るい笑顔と、元気な笑い声。深いトラウマを抱え、自傷行為の絶えない知的障害の青年も、ずっと笑いっぱなしの3日間。

どんなレベルの高い支援者に出会ったとしても、不自由な暮らしを強いられることは避けられない障害者のみなさんにとって、素敵な想い出のひとつひとつが、やがて人生を支える力になることは間違いなく。

素晴らしい旅は、あらゆるカウンセリングに勝る心の支援だと実感。この成果を他の利用者の方々にも報告して、来年はもっと大勢で訪れたいと思います。

方向は決した

2014-10-02 22:57:26 | Weblog
戸枝さんと梶原さんが手を組んだ研修は、この国の最高レベルのプログラムで、終わってみれば深く感動。次はどのスタッフを派遣するかが大事な選択。

障害福祉課との会談によって、これからの方向がついに決した本日。来週発行するニュースにて発表します。

福祉機器展で見た驚きの新技術に、「この技術が完成すれば障害のある人の暮らしが変わるので、がんばってください。応援します」と伝えた会社が、夜のビジネスニュースで紹介され感激。

「魚を知り尽くして年商90億」という今日のカンブリアは、収入が少ないために後継者が消滅しつつある、漁師暮らしを良くしたいという、またしても福祉の心を持つ社長だった。

このまま漁師がいない国になってしまったらどうするのだろう、とも思ったが。「ノルウェイでは漁師の収入が高く 、なりたくてもなれない」という先進国のモデルに学ぶ社長がいることは、未来への希望だと感じた。

スタッフの収入を100万アップする、と言いながら道半ばにも届いていない自分に、深くしみた60分。

「安い海外産物を売る量販店が日本の流通をダメにした」というゲストに、「昔は貧しいゆえに地元の物しか食べなかったが、今こそ、その良質な保守性を取り戻そう」と語った村上龍の表現力に脱帽。