ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

それぞれの想い

2011-04-12 22:58:18 | Weblog
 今日のガイア、まだ放送途中ですがすでに涙が止まりません。海外の諸国で日本を応援しようと言ってくれています。一軒のパン屋さんが毎日休まずにパンを焼き続け被災地に自ら届けに行っています。会社はビジネスだけではなく社会貢献も背負っていると最近気づいたと言っていました。今は迷惑になるからボランティアは落ち着くまで来ないで、という呼びかけに疑問を持ち行ってみた人は、たくさんの人手が求められている光景を見たそうです。

 福祉ネットワークでは長野の著名人、山田優さんが避難してきた障害者の支援をしていました。それについてコメントする慶応の金子先生の、「帰りたい気持ちはわかるが、帰っても一般企業や社会そのものが壊れていると障害者を見守るコミュニティが成立していない。作業所の再開は、一般の会社やコミュニティが再開するのと同時進行が必要です」という話も理解できる鋭い話だった。

 新聞には堺屋太一さんが、「敗戦のたびに前時代に戻ることなく新しい社会を作ることで発展してきた日本。3度目の復興も、これを機に違う社会を作ろう」と提言。これも鋭い。

 ねがいのいえとよく似た哲学で生活支援を展開されてきた千葉の素晴らしい事業所から、苦労して建てた24時間ケアの拠点が全壊したという知らせが今日届きました。衝撃を受けました。実はどこに送ったらいいか迷ったまままだ寄付をしていませんでしたが。この事業所の再建に自分の想いを込めたい。あとは・・・いまだ安否がつかめない東北の仲間の事業再建にじかに届くようにしたい。

 ガイアのエンディングが胸にしみ。涙が止まらない。