ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

レンタルフレンド

2014-05-31 23:28:57 | Weblog
 報道ステーションの特集、レンタルフレンドは考えさせられるテーマ。誰とも心を開けない孤独は支援を受ける人たちの古くからの課題。介護者がそこまで追うには忙し過ぎ、また、介護者が友人になることのリスクとデメリットも無視できず。お金のある人に限られるとはいえ、その有効な打開策として、このサービスは今後の注目株か。

 ひと昔前なら、友達や家族をレンタルするなんてと誰もが眉をひそめたが、違和感が少なくなったのも時代の流れか。介護者の立場で限界を感じていた者としては、成長を祈りたいところ。しかしこれが保険のサービスとなったらその瞬間、劣化と堕落が始まりそうな気もして。当面はお金のある人に限られそう。

 病児保育のフローレンスが障害児専門の保育園を開設するというニュース。通常の保育園でやると採算が合うはずないが、何の制度を使うつもりなのか、興味深々。ぜひ成功して全国に広がって欲しいところ。


 仕事が終わらないので泊まり込んでパソコンに向かうつもりが。現代版シャーロックホームズの鋭い切れ味にくぎ付け、すでに半分の時間をロスして苦笑い。

全てに通じる教科書

2014-05-29 23:55:43 | Weblog
影響力の大きい国民的人気漫画の原発に対する訴えは、いたずらに不安をあおっただけとの批判が集中したが、不都合な現実に閉じられた蓋を開いた快挙だったのかもしれない。その答えは明らかになる日はいつかきっと来る。

労働の対価を時間ではなく結果で評価する案に反対多数。物事には必ず両面があり、新しい考えには必ず反対が起こる。どちらからも目をそらさずに、時代に合った考えを常に意識すれば、適切な道はおのずと開けるはずだが。

業界初をいくつ成し遂げたかわからないパン屋を取り上げた今日のカンブリア。
「苦心して開発した技術を、すべての職人を楽にするために惜しげも無く公開した」
「開墾から体験して食の大切さを知った社員は、最後の一個まで売り切る販売員になる」
「コンピューターが人間のほとんどの仕事を奪っても、その志までは伝えられない」
すべての産業に通じるビジネスの教科書だった。

ネットワークのみなさんと訪問した今日の事業所見学で、障害者の農業に環境を守る理念を融合させた理想郷に一同感激。みんなで感動を共有できるこのツアーは素晴らしい。

学ぶことが多い

2014-05-25 22:30:05 | Weblog
激動の一週間、次々と大きな出来事が降りてくる毎日に更新する暇もなく。ネットワークのみなさんと合同の事業所見学は実り多く、みんなで同じ方向、同じものを共有することに感動。埼玉県の偉大な先輩から先駆者の想いを聴けたのも収穫大。この調子でしばらく視察ツアーを続けます。

土地問題は動きありか?明日が楽しみ。

今週のカンブリア、農家の収入を上げることをミッションにしたアイデアマン社長が作り上げたのは、新鮮な野菜を届ける流通の仕組み。今までの農業モデルで一番と村上龍が称えたそのシステム作りからは、福祉現場が学ぶことは多い。

2回目のふわり研修は、示唆に富む話をたくさん聞けた2日間となり。学べる部分は吸収して最大限活かしたい。医療的ケアネットも行きたかったけど重なってしまって残念でしたが、年に一度は戸枝さんの話をじっくりと聴きたいところ。

巨大な夢

2014-05-21 15:46:02 | Weblog
 3日前に講座のあとの懇親会で語り合ったばかりのネットワークの仲間と、定例会でまた盛り上がり。出会った子供たちの未来を想うみなさんの熱意が満ち。そしてこれからの計画の素晴らしさ、そこへ向けて時間をかけて困難を乗り越えようとしている準備もまた素晴らしい。出来る限りの応援をしたいという話から、最後は、1事業所の素晴らしいプランにたくさんの事業所が相乗りして、どの地域の子にもチャンスがめぐるよう、共同事業にしたらどうかと、巨大な夢に発展する話になった。

 福祉の道しか歩んでこなかった自分は、ケア力ではみなさんにノウハウを提供しながら、自分に出来ない収益事業の開拓では、企業人だったみなさんからアイデアをいただきながら。互いに得意を提供し合って掛け算で成果につなげていける、これもまたネットワークの力。

 語られた夢の巨大さに、将来が楽しみでワクワクドキドキ。

感激の余韻

2014-05-18 22:44:25 | Weblog
ようやく観に行った「相棒」は、通常のTV放送なら及第点、映画としては傑作だった前2作に遠く及ばない失敗作か。2代目が登場した意味も全くなし。しかし、押しも押されもしない伝説のドラマに成長した過程には、強引さの目立つ作品も積み重ねてきた歴史もあり、一度の失敗を責めるのではなく、こんなこともあるさと次に期待するのがファンの努め。

しかし、防衛に関する考えの違いで、病に侵されている、とぶつかり合うくだりは、今の政情になる前に撮られたシーンとしては予言的で奥深い。

ショートステイを勧める事業所運営講座の参加には、利用者家族あり、目覚ましく展開する事業所の経営者あり、大きな団体の職員あり、そうそうたる顔ぶれを前に想いの丈を語り尽くし。懇親会では意欲的なみなさんと想いを語り合って、この地域が全国の先進地に近づいていることを感じました。

今日は感激の余韻でぼんやり。明日からまたフル回転。

走り続けて

2014-05-13 17:16:55 | Weblog
 やっと観たキャプテンは期待に背かない秀作。パワーの基準不明、何でもありのストーリーで共鳴できない作品が多い中、限界値を意識した設定でピンチも多いヒーローには共鳴でき。わけのわからない武器は使わず、体を張った格闘アクションが素晴らしい。格闘技ファンは特に感銘を受ける殺陣のすごさは、それだけでもう一度観たいほどの価値がある。重厚なストーリーも素晴らしかったが、ヒーローが集結した2年前の歴史的傑作で体験した理屈抜きの爽快感が忘れられず。次回の集結ではまたあの体験が出来るか。

 しかし現実の世に戦いは要らない。隣国の挑発はきなくさいが、法の解釈を変えて戦うことが許されるはずはなく。このままでは政権の暴走になるかも。今年、国民は重要な局面に向かっていることを忘れてはならない。

 探している土地が出てこない中、たくさんの人に会い参考になる話を聴きつづけた数週間。金融機関の審査もほぼ結果が出て、これからの方向性はまもなく発表できそう。大きく飛躍する予感。

 今日は予想外に大勢の申込みがあり、「多機能事業所の運営講座」でショートのすすめを説いてきます。

遠方からの熱

2014-05-11 09:12:48 | Weblog
キャプテンと相棒はいまだ行けず。やはり今期の多忙は半端じゃない。

全国展開となった研修企画は、遠方より集まった参加者の熱気が満ち。障害のある人たちとの関わりに悩み、ヒントを探しにやって来たみなさんを後悔させない濃密な一日となったのではないか。

しかし、プログラムをいっぱいいっぱいで盛り込んでいるので、せっかく来てくださったみなさんとゆっくり交流する暇もないのが惜しいところ。来年にも学校にしようと考えているこの研修企画、交流の機会も作って、同じ志の仲間が、代表者ではなく現場職員レベルでつながっていけるようにしたいところ。

今年度の初回はまずまずの大成功。いいスタートとなりました。

天才の暗号

2014-05-08 17:34:51 | Weblog
 北村さんからラジオにゲスト出演の知らせが届き聴いてみると、1時間の長尺でホームレス問題に取り組む局の姿勢に感嘆。地道に闘い続ける北村さんたちが人と社会を動かしているのに違いない。また多くを学ばせていただいた。

 ネットワークの仲間が続々と就労・生活介護に参入の意思を表明し、通所系を見学したいということで、集中的に訪問計画を立てることになり。ここ1年以内に新設された事業所を見てみると、素晴らしい取り組みをされている団体がたくさん現れたことに驚き。さっそく電話をかけまくり見学の申し込み。わくわくする企画の目白押し。

「天才の暗号」という脳力開発のセミナーに参加してみると、半分以上すでに実践している方法だったが。ノウハウが身についたかどうかは別に、天才的な講師に出会い、真剣に学ぼうとする参加者と交流したことで、脳内がすっきりとクリアになった感。懸案だった課題に動きもあり、展開は一気に加速。このまま一直線に目標達成へ向かうか。

 連休のセミナー以来、頭を集中して使いすぎたので、ややぼんやりした今日。明日は整形に行って骨折が治ったか確認してこよう。


COVERS

2014-05-02 22:48:52 | Weblog
昨夜のカンブリア。「理念は変えずに。他はすべて変えてかまわない」と先代から言われ引き継いだ会社を飛躍させた社長。「変わらない理念で形を変え続けた人が勝ち残る」という答えに行き着いた自分の想いと一致して感激。

経費削減のために大号令で呼びかけられた割には進まなかった平成の大合併。合併した自治体は交付税が減るからだという一般には知られざるシステムにびっくり。しかも、減額の経過措置は10年。多くの自治体が税収激減で危機に向かうのが今年からという驚愕の実態。

さいたま市も合併から11年。福祉サービスの縮小がある日決まれば、今までのようにヘルパーと外出できなくなることを利用者のみなさんに話してきかせたが。介護する家族はその報道をキャッチし自分のこととして真剣に考えているだろうか。

福祉による支援の量は、本当に必要な支援が優先され、出来ることは自分でがんばることが、この限られた財源と人材の枠内では必要であることを利用者説明会でいつも訴えるが、みなさんとの間に考えの相違が生じることが多くなってきたこの頃。直球で意見を伝えてもうまくいかないのだろうかとも思うが。何気なく見始めた清志郎の特集に、言いたいことはストレートに発信する強さを見て。

ぎりぎりの暮らしで困ってる時には何も言わずに支え続け、段階を上がるのに合わせて意見を伝えるのはあっていいだろうと再認識。

清志郎のCOVERS、聴いてみたい。

毎日が秀逸

2014-05-01 13:23:41 | Weblog
 今週のハートネットTVは毎日が秀逸。

 福祉業界ではすでに有名を馳せた予約のとれない有名フレンチほのぼの屋。そこで働く統合失調症の青年は、ミュージシャンとして舞台に立つ夢に破れて引きこもったが、お客様の笑顔に触れたとき、自分はメジャーデビューしたのだと実感。今はこのお店が自分の舞台。お客様の前に立つ毎日がライブ、と語っていた。

 性同一性障害の特集では、言い尽くせない悲しみを背負いながら、今は堂々と自分を表現する人々。そして寄せられる視聴者からの温かい声の多さにびっくり。福祉の世紀が回天する速さに感激もあり、理解されなかった時代の長さを振り返ると感慨深さもあり。まだまだとは言いながら、いい時代になったと素直に想う。

 子どもの貧困をテーマにした昨夜は、懸命に生きる子どもたちの姿に涙を誘われるものの、本人の支援はしてあげたいが、責任を放棄した大人たちを税金で甘やかしていいのかという意見には、うなづいた人も多いはず。しかし、子どもの問題は社会で解決すべき問題であり、自己責任論こそ逃げである、と評したコメンテーターが鋭い。この人ただものじゃない、と思った。

 スタッフ大増員で楽になるかと思いきや、拡大事業に追われみんな大変そう。でも、新プロジェクトは毎日がワクワク感でいっぱい。あと1ヶ月もしたら楽になるか。