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定年退職で崩れる人々

2011-06-12 17:49:44 | インポート
 定年退職で崩れる人々というショッキングな副題のついた「定年性依存症」という本を読みました。著者は精神科医の岩崎正人先生です。定年性依存症という病名があるわけではなく、それまで仕事一筋だったサラリーマンが定年退職をきっかけに「依存症」に陥る人が多いということでつけられた造語です。
 アルコールやギャンブル、出会い系サイトなど依存の対象は様々です。問題は、お金と暇があるということです。家族の人も今まで頑張ってきたのだから、多少のことは大目に見てやらなくてはと思い依存症とまでは疑いません。
 依存症は「否認の病」といって、なかなか本当のことを話さないのですが、家族もまた「まさか依存症にはなっていないだろう」と否認する傾向があるようです。これが問題を大きくしてしまう原因です。岩崎先生は、疑いを持ったら専門家に相談するのが近道であるといっています。
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