心理カウンセリング ウィル

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ペットの地震恐怖症を癒す?

2011-05-31 21:54:56 | インポート
 我が家の愛犬はトイプードル(雄・5歳・レッド)で、名前は「ジュン」です。3月11日の東日本大震災の時、我が家も震度5弱で激しく揺れました。それ以降の度重なる余震の影響もあってか、「ジュン」はすっかり地震におびえるようになり、テレビから緊急地震警報の音が聞こえだけで膝の上に駆けあがってきて、がたがたふるえるようになってしまいました。
 外出しようとすると、取り残されるのが恐くてしがみついたままま離れないので無理矢理引き離して外出しますが、戻ってみると新聞紙やゴミ箱、トイレシートなどをぐしゃぐしゃして部屋を荒らすようになりました。大震災以前には一度もそんなことはなかったので、地震の後遺症によるストレスにちがいありません。
 最初のうち叱っていたのですが、いっこうに収まりません。 そこで、外出の際と戻ったときには強くハグするようにしました。それから、外出中は我が家でよく聞いているクラシックギターのCDを流しておくようにしました。
 その効果か、余震がなくなったせいか定かではありませんが、外出中に部屋を荒らす行為はなくなりました。 
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機能不全な家庭のがんばりやさん

2011-05-30 21:45:55 | インポート
 家庭のほとんどの維持機能を果たしています。家族の着るもの、食事の世話、どれもきちんとする。お金の払い、アイロンかけ、食事の世話等々家事一切を行います。ほとんどの家庭では「お母さん」がその役割を担います。「お母さん」がその役割を担わなければ、その夫かこどもがその役割を担います。
 でも、家庭が機能不全なので、「がんばりやさん」はそういうことに時間とエネルギーを使うだけです。なんだか疲れてきて、寂しい気持ちがわき、家族に利用されているというか、無視されているような気がして空しくなってきます。
 一方で自分が家族のためにいろいろ尽くしていることに対して満足感を感じています。家族から感謝されることもあり、不健全な罪悪感を持ちながら、過度な責任感からがんばり続けていくのです。問題は、本人も家族もそうするのが当然と思って疑問視しないことです。

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結婚の条件と性格

2011-05-29 20:18:52 | インポート
 私たちが結婚相手を選ぶ場合、自分にないものを相手に求めるという「相補説」と、似たもの同士を求める「類似説」の2つがあるといいます。
 背の低い人が背の高い人を求めたり、気の弱い人が気の強い人を求めるのが「相補説」で、学歴や経済力、容姿などが釣り合っていると思う人を選ぶのが、「類似説」です。
 ちなみに、女性が選ぶ「結婚の条件」は、①人柄②経済力③家事や育児に協力的な人④仕事への理解だそうです。では、男性が女性に求める「結婚の条件」はどうでしょうか。①人柄②仕事への理解③家事の役割④容姿の順のようです。
 男性、女性ともに結婚相手の条件の第1位は、相手の人柄や性格ですが、女性が男性に求める「経済力」、男性が女性に求める「容姿」というのもなかなかハードルが高そうです。
 ある調査によると、女性の60%近くが草食系男子に対して頼りないとか、なよなよしていると否定的なのに対して、男性の53%が肉食系女子に対して好意的な評価をしているそうです。このミスマッチが結婚できない若者達を増加させているのかもしれません。 
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アダルトチルドレン度のチェック

2011-05-28 23:18:58 | インポート
  アダルト・チルドレンは、大人になりきれない人のことではありません。生育した家庭がアルコール依存症の親や家庭崩壊などの不安定な環境により「安全な場所」として機能しない家庭で育ち、その体験が成人になっても心理的外傷として残っている人をいいます。
 破滅的であったり、完璧主義であったり、対人関係が苦手であるといった、いくつかの特徴があります。成人後も自分では気づかないうちに、実生活や人間関係の構築に深刻な悪影響を及ぼしているといわれます。アメリカのクリントン大統領がカミングアウトしてから有名になりました。アダルト・チルドレンには、次のような症状があると言われています。
 1 周囲が期待しているように振る舞おうとする
 2 NOと言えない
 3 しがみつきと愛情の区別がつかない
 4 楽しむべきところで素直に楽しめない
 5 本当はしたくないのに、期待される役割やふりをしてしまう
 6 たばこや酒、ギャンブル、その他良くないクセを持っていて、やめられない
  いかがでしょうか。一説によると現代では8割の人はアダルトチルドレンの傾向を持つと言います。これは、あくまでも自己認識の問題であり、これに当てはまるからといって心の病でとはいえません。ただ、生きにくさはあると思います。

(ホームページも訪問してください。)
http://www14.plala.or.jp/yorii-will/
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前世のカルマという癒し?

2011-05-27 21:16:21 | インポート
 自己責任という言葉がしきりに使われはじめたのは、小泉首相の頃からだったでしょうか。終身雇用制度や年功序列制度が崩れ、競争原理が導入されるようになりました。その頃から、うつ病をはじめとする心の病が多くなったような気がします。
 かつては、心の病は動物や人間の霊が憑依したり、前世の因縁やカルマによるものだといわれましたが、現代医療では、自己責任となり、個人の問題として語られるようになりました。
 前世の因縁やカルマによるものだというのは非科学的で、何だか怪しげなインチキくさいものだと眉をしかめるかもしれません。しかし、この方法による治療は、原因を本人のせいにしません。病の原因は自己責任ではなく、悪霊や前世のカルマなのです。
 したがって、精神異常者という烙印を押されることなく、家族や共同体から隔離もされません。「あなたの責任ではない」というメッセージこそがすでに癒しなのです。もちろん、現代医療を否定するものではありませんが。
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自己愛という病い

2011-05-26 22:06:27 | インポート
 自分を愛せない人に他人を愛することはできない、というようなことを聞かされたことはありませんか。でも、自分を愛し過ぎる人(ナルシスト)は、実は自己愛という心の病なのです。意外なことですが、男性に多い病いといわれています。
 客観的に見て、それほど業績や才能がないにもかかわらず、自分は「特別な存在」だと信じ込んで、過剰な賞賛を求め、尊大で傲慢な行動や態度をとります。嫉妬心が強く、他人の気持ちにはまったく共感を示さないという特徴があります。特権意識が強く、平気で他人を利用したりします。これらのうち半分程度が当てはまる人を「自己愛性パーソナリティ障害」といいます。
 身近にこういう人がいるととても困ります。どうしてこうなってしまったのでしょう。幼い頃に過保護に育った人や逆に見捨てられて育った人が、自分を守るために作り上げた人格だといわれています。

 (ホームページにもお寄りください)
 http://www14.plala.or.jp/yorii-will/
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お酒は裏切らない?

2011-05-25 22:33:22 | インポート
 人に甘えたり、人の世話をやいたりして不安な気持ちを和らげたり(対人関係依存)、仕事や買い物、TVゲームなどに没頭することで喜びを感じて自分の不安な感情をコントロールして安心を得る(プロセス依存)のは、手間暇がかかり、苦労も多く、失敗する場合もあります。
 労力や時間をかけずに、もっと手っ取り早く気分を良くする方法があります。お酒を飲むことです。お酒は恋人のように裏切ったりしません。仕事や買い物のように手間暇もかかりません。飲めば飲んだだけ楽しい気持ちにさせてくれます。
 ところが、あまりに手軽に不安から解放してくれるために、やがて、お酒に頼りきってしまうようになってしまいます。それが物質依存といわれるものです。
 仕事中や車を運転する時などのように、飲んではいけない場所や時に我慢できずに飲んでしまったり、少しぐらいならと飲み始めたのに気がついたら飲み過ぎていた。これを、アルコールコントロール障害といいます。アルコール依存症とはアルコールに対するコントロールが失われていく病気です。たしかに、お酒はあなたを裏切らないかもしれません。でも、頼りすぎると、社会の信用を失うはめになってしまいます。

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仕事に依存していませんか?

2011-05-24 22:52:35 | インポート
  人に甘えたり、誰かの世話を焼くことで安心を得ようとする対人関係依存は、相手に軽蔑されたり、反抗されたりして願いが満たされないことがあります。そこで、仕事や買い物、ゲーム等の身近な行為にのめり込むことによって不安な気持ちを沈めようとするのがプロセス依存といわれるものです。
  仕事に依存する人は、「休みも取れずに大変だ。」といいながら、じつは、仕事をすることが心地よく、自分で業務量をふやして残業するのです。競争心が旺盛で、周囲からの高い評価や昇進を望み、「完璧に仕事ができないと安心できない」と考えて精力的に仕事に没頭します。責任感が強く、自分の役割と組織に忠実なため、上司や同僚から賞賛をえることができ、地位や名誉、報酬を手にすることで安心を勝ち取ります。
  しかし、仕事依存症の人は、地位や報酬が目当てというより、仕事をしてる過程に心地よさを覚えているから没頭するのだといわれます。買い物依存症の人が、買い物をしているときの心地よさのために必要でもないのに買い込むのと同じです。プロセス依存といわれるのはそのためです。 健康を損ねたり、家族や周りの人に迷惑をかけたり、辛い思いをさせていないのであれば、それはそれで許されるのかもしれませんが。
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シンデレラ・コンプレックスと依存症

2011-05-23 21:40:35 | インポート
 若い女性が、「いつか白馬にまたがった素敵な王子様が自分を救い出してくれる。」と考えて自立の気持ちを持たないことを、シンデレラ・コンプレックスといいます。
 一方で、依存性パーソナリティ障害の人は、いつも、手厚い保護と過剰ともいえる制限を受けて、自分のことは自分でするようにと親から進められることがあまりありません。行儀良く、おとなしく良い子でいると、十分に保護され、手助けしてもらえました。もし、自分だけで片づけようとすれば、親はむしろその行動をけなしたりします。親に救いを求めればよろこんで助けてくれます。子どもに頼られることで、親としての自負心を持とうとしたからです。
 その結果、シンデレラ・コンプレックスに陥った若い女性も、依存性パーソナリティ障害の人も、いつも自分を守ってくれる人を探し、他人任せの人生を送るようになってしまうのです。困難に立ち向かったり、敵と戦ったりはしません。それよりも、自分を支えたり守ってくれる人を探すことがなにより優先します。すばらしい人があらわれて、自分の人生を変えてくれると考えて待ち続けます。自分の生き方に自分で責任をとらなければならない場面に出会うと恐怖してしまうので、自分を助けてくれそうな人に追従したり、迎合したりします。保護してくれる人がいないと絶望感を抱いてしまうのです。
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星占いで悩みを解決できる?

2011-05-22 19:08:11 | インポート
  西洋占星術で、牡羊座の人の性格について調べてみると、「牡羊座の生まれの人の性質の核となっているものは、強い自意識です。自分で考え、自分で選び取り、自分で決断を下し、自分で実行に移す。自分でやった、という自覚が持てないと気持ちが満たされない、強い自我を持っています。」とあります。どれほど正しいのでしょうか。
 ヨーロッパのある学者が、何千人という規模で星座と性格についての因果関係を調査したことがあるそうです。結論的には、何の因果関係も認められなかったそうです。占星術のいうとおりの性格だと考える人は、あらかじめ自分の星座を知っていて、その星座の人の性格は「こういう性格なのだ」と、それに自分を当てはめていた人がほとんどだったといいます。
 それでも、真実を報道すべきメディアのほとんどがきょうの運勢と称して、それぞれの星座の幸運や不幸をまことしやかに放送しています。その星占いで幸福になる人は、それはそれでハッピーなことと思いますが、くれぐれも不幸にはならないで゜ください。
 
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