心理カウンセリング ウィル

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早起きはうつ病に効く

2011-07-31 20:49:15 | インポート
 心の病に関するセミナーに出席してうつ病治療について有益な話を聞きました。早起きは三文の得、ということわざがありますが、うつ病も早起きに効果があるということでした。うつ病の原因は、ストレスなどにより脳内伝達物質であるセロトニンの放出量が少なくなることによってひきおこされるといわれています。
 セロトニンは安らぎを与えてくれるホルモンともいわれていますが、セロトニン神経が受ける刺激の強弱によってその量が増減するといわれます。そのセロトニン神経にとって最大の刺激が、日光を浴びることだというのです。
 現在、うつ病の治療に「高照度光療法」というものがあるようですが、これは太陽光と同じ明るさの光を浴びるという治療法のようです。
その最も効果的といわれる光の放射量が2500ルクスの照度で、脳内伝達物質(セロトニン)の働きを最も活発化させる明るさだそうです。この2500ルクスと同等の光が、早朝の太陽の光だといわれています。
 ただ、環境の改善や認知療法等によるカウンセリングと併用することがが大切なことはいうまでもありません。

(ホームページものぞいてください)
http://www14.plala.or.jp/yorii-will/index.html
 
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最良の母親とは? ~愛情と過保護のちがい~

2011-07-30 12:08:31 | インポート
 精神科医の岡田尊司先生の「シックマザー」(筑摩書房刊)にこんなことが書かれてありました。子どもにとって最良の母親とは、子どもの欲求に対して敏感な感受性と迅速かつ豊かな応答性を持つこと。特に0歳~1歳半位までの子どもに必要なのは、母親のすべての注意が子どもに注がれることであり、少しの変化にもすぐに母親が反応し、その欲求を満たしてあげることだといいます。抱きぐせがついて甘えん坊になるからといって我慢させると、逆になかなか自立できず、親離れをしない子に育ってしまうということです。
 では、愛情と過保護はどのように違うのでしょうか。それは、主役が子どもであるかどうかということです。過保護な親というのは、自分のしてあげたいことを子どもの必要性とは無関係に与えるのです。時には、子どもが嫌がっているのに押しつけるのです。
 子どもが欲していることは何なのか、そのサインを敏感に感じとれる感受性と応答性は知性ではなく愛情ではないでしょうか。
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人は感情から老化する

2011-07-27 16:59:03 | インポート
 和田秀樹先生の本を読んでいたら、「まあ、いいや症候群」が老化を招くとありました。 夢や欲望をもって頑張ろうする気持ちが失われて、「もう出世競争からおりたい」、「子どもの成績もこんなものだろう」と出世や子育てに執着がなくなり、このへんで「まあ、いいや」と自分の人生に妥協してくると、急速に脳や生殖能力が老化してくるというのです。
 意欲や創造性を担っているといわれる前頭葉が老化すると自分で考えをまとめたり、意欲的に物事に取り組むのがおっくうになってくるということです。つまり、人は体力ではなく感情から老化していくというのです。
 では、どうすれば感情の老化から逃れられるのでしょうか。毎日の生活パターンのリズムを変えることが必要だということです。たとえ、片思いでもいいから恋をして、どきどき感を味わったり、新しいことに積極的にチャレンジすることが大切なようです。何事につけ、「まあ、いいや」と妥協せずに、自分の感性こだわりを持つことが老化しない秘訣のようです。
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テレビやビデオを見過ぎる赤ちゃんは言葉が遅い?

2011-07-26 12:14:38 | インポート
 日本小児学会が1歳6カ月の乳児1900人を対象に行った調査によると、テレビやビデオを一日4時間以上見ている乳児は、4時間未満の乳児に比べて言葉の発達が遅いという結果が出たということです。特に、1日8時間以上見ている乳児は、2倍くらいの言葉の発達の遅れがみられるということです。
 ただし、外遊びが多く絵本を読んでもらう回数の多い子は、それほど極端に言葉の遅れはなかったと言うことです。また、テレビやビデオを見ながら保護者がその内容について子どもと一緒に話しながら見ている場合にも言葉の遅れは見られなかったということです。
 忙しいからといってテレビやビデオに子守をさせないで、外遊びに連れ出し、絵本を読んであげることが大切なようです。テレビやビデオはなるべく一緒にお話をしながら見るのが理想だとわかっていても、なかなかそうもいかないのが現実生活だと思いますが・・・・。
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あなたはネット依存症?

2011-07-25 20:43:46 | インポート
 アメリカの心理学者キンバリー・ヤングのネット依存症の定義によると、12か月のうちに、以下の3つないしそれ以上が当てはまる場合を、ネット依存症としています。
1 満足感を得るために、インターネットに非常に長い時間ふれている必要がある。
2 ネットをしていないと不安や禁断症状がある。
3 意図したより長い時間、インターネットにアクセスしている。
4 インターネットの使用を減らすか制限しようとする欲求や努力しているが、うまくいかない。
5 非常に多くの時間をインターネットに関連した活動(たとえば、インターネット関連の書籍を購入したり、新しいWebブラウザを試してみたり、ベンダーの調査を行ったり、ダウンロードしたファイルを分析したりする)に費やす。
6 インターネットの使用のために、家族、社会、職業、あるいはレクリエーションの重要な活動の期間や頻度が減少する。
7 持続的、あるいは再発する、身体、家族、職業、精神の問題が引き起こされる(たとえば、睡眠不足、結婚が困難になること、早朝の約束への遅刻、職業上の任務の放棄、あるいは重要な他者を放棄する感情)のを知っているにもかかわらず、インターネットの使用を継続している。
 アルコール依存症や薬物依存症によく似ています。ネットをメールに置き換えると、より深刻な不安障害が浮かび上がってくる気がします。
  

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母子家庭と心の問題について パート2

2011-07-24 16:13:45 | インポート
 離婚という形で母子家庭になった場合でも、子どもが生き甲斐になれば、大変なこともあるかと思いますが多少の苦労は乗り越えていけるのではないでしょうか。
 子育てを負担に感じている場合はどうなのでしょうか。特に、別れた夫に様々な不満を持っている場合、冷静な気持ちで子どもに向き合っていくのはなかなか辛いものがあるのではないでしょうか。仕事での疲れもあるでしょう。素直に言いつけを守らない子どもに、怒りを覚える時もあると思います。母である前に女でもあります。様々な条件が、子どもへの関心を奪っていくのも仕方ないことなのかもしれません。
 しかし、イギリスの小児科医で精神科医でもあるドナルド・ウィニコット(1896年-1971年)は、幼児期に母親が他のこと、母親自身の生活に属することだけに気をとられていて、子どもに関心を振り向けないでいると、子どもの心に深刻な影響を及ぼすと指摘しています。
 子どもに罪はありません。少なくとも、子どもが誕生したとき、母としての感動や喜びがあったと思うのですが。
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母子家庭と心の問題について パート(1)

2011-07-23 19:10:19 | インポート
 私は10歳の時に父と死別し、母親の手で育てられた。兄弟も多かったのでそれほど寂しさは感じなかったが、母は大変だったと思う。昔のことだから、父親がいないからあんな子どもに育ったと言われないように、母は必死に働き、私たちを無事育て上げてくれた。すでに他界してしまって親孝行も出来ないが、本当に母には感謝している。
 父親不在の家庭では、母が父の役割までしなければならない。働いて、躾をして、家庭を守っていく母は必然的に厳しくなり、私たちは子どもは、母に甘えるわけにはいかなかった。
 父を失うということは、同時にやさしく見守ってくれる「母」を失うことなのだと思った。反抗期を経験することもなかった。母は反抗する対象としてはけなげで、切なかった。そして、10歳の時のままの父は圧倒的に大きな存在のまま、私を威圧している。死者を乗り越えることは難しいのである。おそらく、私は父親コンプレックスであると思っている。
 
 
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こどもの自立をはばんでいませんか?

2011-07-21 14:11:18 | インポート
 よくみかける光景ですが、おもちゃ売り場で親がこどもに対して、「なんでも買ってあげるから、好きなおもちゃを選んでいいよ。」といいます。ところが、喜んだこどもが持ってきたおもちゃが親の意にそぐわないものだと、「そんなものはだめ、他のものにしなさい。」と叱ります。
 これをダブル‐バインド(二重拘束)といいます。相反する二つの矛盾した命令を受け取ったこどもは、その矛盾を指摘することができず、しかも親の期待に添うような行動が期待されます。
 親がこどもをコントロールする時によく使う方法です。「あなたの好きにしていいよ」と言いながら、実は「こうしてほしい」という期待を最初から持っているので、その期待にそぐわない選択をすると反対します。このように育てられると、親の顔色ばかりうかがう子供になり、なかなか自立できません。すると、親は「いつまでも親のことを頼ってばかりいないで、自分のことなんだから自分で決めなさい。」といいます。
 「でも」、と自立できないこどもは思います。「何をしたら叱られないですむのかわからない」と。


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性格は変化する !

2011-07-20 10:54:35 | インポート
 私たちの性格は、遺伝的な気質(おだやかであるとか、感情の起伏が激しいとか)をのぞくと、それぞれの生育環境に適応しいく過程で形成されていきます。しつけが厳しく、失敗すると殴るような親に育てられたり、過保護に育てられたりする中で、自分を守るために、保護者や環境に受け入れられる行動様式を身につけていくことで性格ができあがっていきます。
 従って、私たちを取り巻く環境が大きく変わると性格も変わります。性格が変化する要因となるのは、進学や就職、結婚、肉親との死別などの「ライフイベント」がきっかけになります。母親の死をきっかけに、それまで依存的だった性格から自立心が芽生え、積極的な性格に変化していったりします。
 人生の大きな転機である「ライフイベント」をどのように乗り越え、新たな環境に適応していくかによって、あなたの性格は、ポジィティブにもネガティブにもなるわけです。
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今、自分を変えても大丈夫ですか?

2011-07-12 22:22:31 | インポート
 過去と他人は変えられないが、自分は今から変えられる、といわれます。しかし、対人関係が苦手だったり、人前で話したり、人と食事をしたり、字を書いたりすることが苦手な人が、思い切って自分を変えようとするのは大変なことです。
 長い間、そのことで苦しんできたわけですから、薬を飲めばすぐに解決するものでもありませんし、認知行動療法等によるカウンセリングで劇的に改善するわけでもありません。自分を変えるには、時間と費用と精神的な苦痛が伴います。
 ですから、自分を変えようとするときには、今自分自身に変化を起こすのが適当な時期かどうかを見定める必要があります。
 一時的には不安なことがあっても克服しようとする気持ちがあるかどうか。そのために週に何時間かを何ヶ月か取り組む時間的な余裕と覚悟があるかどうか。他に抱えた問題を当面の間棚上げできるかどうかなどの条件を考えてみることが必要です。 
(ホームページもお立ち寄りください)
http://www14.plala.or.jp/yorii-will/
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