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心の悩みを招きやすい人

2012-09-28 17:31:40 | インポート
1 こだわりの強い人
 こだわりの強い人は、自分の考え方に執着し、なかなか人と打ち解けることができません。打ち解けないということは、心にわだかまりがあるということですから、リラックスできません。すると、それがストレスとして蓄積されていきます。
2 理想が高すぎる人
  理想が高いと、それを実現することはなかなか困難です。つまり、現実と理想の間にギャップが生じることとなります。また、高い理想を持つ人は現実と妥協することを拒否しがちですから、リラックスできません。理想を実現できない自分にいらだち、失望感を抱くことになります。
3 一人でため込む人
 人に依頼したり、頭を下げることが苦手で、何でも一人でやろうとしてため込んでしまう人がいます。結果として期日に間に合わなかったり 行き詰まってしまい、かえって周囲の人に迷惑をかけてしまうことになります。
  一人でやろうとするのは、周囲の人を信頼していないことでもあります。成育歴の中で周囲の人に守られ、支えられ助けられた経験が少ない人ともいえます。このため様々な場面で孤立しがちです。責任感というのは、人を信頼して仕事をまかせ、例えその人が失敗してもその人に責任を負わせず、自分で責任を取るということです。最初から他人を信頼せずに仕事を抱え込むことを責任感があるとはいえないのではないのでしょうか。

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学校へいけない子どもたち

2012-09-26 15:14:41 | インポート
  文部科学省によると、2012年度、学齢期にありながら全国の小中学校で117,458人の児童生徒が通学していないということです。つまり、不登校の状態にあります。学校規模等にもよりますが、おおざっぱにみて、小学校で学校に1人、中学校ではクラスに1人位の割合です。
 なぜ、これほど多くの児童生徒が学校へいけない、あるいは、いかないのでしょうか。一つには、価値観が多様化し、学校が以前ほど絶対的な存在ではなくなり、登校せずに悩むことが可能となったことがあげられると思います。また、選択肢が増えていることもあるでしょう。以前に比べ、中学卒業後の進路選択は多様です。全日制高校の他に、定時制高校、通信制高校、大検、職業訓練校、就職、フリースクール、専修学校など多くの進路先があります。選択を保留して、考える時間を設けるという判断も社会的に認知された一つの選択肢ともいえるでしょう。
 不登校の理由はどんなことなのでしょう。①枠にめようとする家族や教師への反発、②自分が何をしたいのかわからずに迷う進路選択の苦しみ、③勉強や生活面で他の子と同じように行動できないで悩む成長の不安、④友達とのケンカやグループでのいさかい等の人間関係の悩み、⑤自分の境遇や能力に失望してやる気や目標を失ってしまう人生への失望、⑥本人にもよくわからず漫然と悩んでいる場合等々が考えられます。
 原因を探しはじめるときりがありません。先入観なしに話しを聞き、悩みを理解して一緒に考える姿勢が大切だといわれています。最初は軽い反発でも、対話や理解が足りないと悩みが深まり、失望が絶望に変わり、立ち直れなくなっていくことも考えられます。
 最初は小さなきっかけでも、友達や社会と接点が少ないと次第に溝が深まっていきます。時間の経過とともに状態は深刻になる傾向があるので、社会との接点や、相談相手との接触、具体的な行動の機会を減らさないことが大切だといわれています。

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ゲーム依存症と薬物依存

2012-09-20 15:53:15 | インポート
 ゲームやネットの依存症は薬物依存症やギャンブル依存症とほぼ同様の経過をたどるといわれています。
 保護者や家族の人達はゲームやネットに熱中しすぎて他のことがおろそかになるのを恐れ、一日何時間までとか、週に何回までとか、夜、何時までとかゲームをする時間を守らせようとします。しかし、ほとんどの場合その約束は破られ、ゲームを止めさせるとイライラしたり、暴言を吐いたり、無気力になったり、次第に禁断症状を示すようになると言われます。
 イギリスの研究報告によると、ゲームをすることで脳内ホルモンの一種であるドーパミンが増加します。ドーパミンは報酬系といって、快感を得られるので、行動を強化します。それが依存形成にも関与することが知られています。コカインや覚醒剤はドーパミンを放出することで快感を与えてくれることで常習化していきますが、ゲームに熱中している人達にも同様な傾向が見られるということです。
 ゲームに飽きて止めればよいのですが、依存が進行している人では、より強い快感を得ようとしてますますゲームにのめり込むようになります。これが依存の第2段階で、薬物やギャンブルと同様、分量や頻度が増えていきます。
 小学生や中学生の頃は、親に叱られると、しぶしぶながらもゲームをやめるのですが、高校生位になると少しでも注意すると非常に不機嫌になり言うことを聴かなくなります。
 ゲームの時間が長くなるとともに、外で遊ばなくなり、友人が減り、成績が下がってきます。運動をしないために肥満となり、体重が急激に増加し、そのことで引きこもるようになり、昼夜が逆転し、ますますゲームにのめり込むようになります。いつの間にか、30歳を過ぎ、燃え尽き症候群となり、生きることそのものに無気力になってしまうことになりかねません。
 ほとんどの依存症はそこから回復するのはとても困難だと言われます。依存症かもしれないと気づいたら、早期に手を打つしかないようです。
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嫉妬と羨望の文化

2012-09-16 23:17:37 | インポート
  「嫉妬」とは、自分と異なるものや、自分から見て良く見えるもの、自分が欲しいものなどを持っている相手を快く思わない感情で、ひがみやねたみ、やっかみなどの感情できわめて排他的なものです。
  これに対して「羨望」は、誰かが自分より良いものを持っているとか優れた面を持っていることに憧れ、自分もそうなりたいと思うことにより成長の動機づけとなるものです。
  ちなみに古代ギリシャの文化は「嫉妬」が根底にあり、古代ローマの文化は「羨望」の文化であったといいます。それ故に、ギリシャの文化は滅びるのが早く、ローマの文化はヨーロッパ全体に広がったといわれています。
  古代ギリシャ人は非常に豊かな才能を持っていたため、自分たちは神の子孫であり、他民族はバルバロイ(意味の分からない言葉を話す者)と呼んで区別し、市民権を与えませんでした。
  これに対して古代ローマの人たちは自分たちよりもすぐれたものに憧れ、次々と自分たちの国家に取り入れていくという柔軟性があり、強大なローマ帝国を築きました。
  「羨望」を根底とした文化でありたいと願っています。すぐれたものに憧れ、それを成長の糧としていきたいものです。自分たちこそがもっともすぐれていて、そのやり方に従わないものに対して恫喝や暴力で排除しようとするような「嫉妬」の文化によって滅びたくないものです。

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幸せは意志によって、不幸は気分によってつくられる

2012-09-06 17:39:58 | インポート
  泣きたいときには思い切り泣いて、怒りたいときには我慢せずに怒れば気分がさっぱりする。そして愚痴はこぼしたほうが不満が解消されるといわれますが、本当にそうなのでしょうか。
 人は泣くことでますます悲しくなり、怒鳴ることによって怒りが増幅され、愚痴をこぼすことで「自分は不幸だ」と言う気持ちを強くすることもあります。
 ネガティブな感情は放っておくと長引きます。ものの見方が次第にネガティブになり、何かアクシデントに見舞われると再発しやすくなるともいわわれます。
 幸せになるには不幸になるよりもたくさんの努力が必要だといわれます。なぜなら、一般的に、日常の出来事に相対するとき意志に従って行動するより、気分に流される方がずっと楽だからです。
 幸福だから笑うわけではない。笑うから幸福なのだともいわれます。私たちの脳はとてもだまされやすく、嘘でも笑顔でいると幸福な気分になれるといわれます。私たちは「幸せになろう」という強い意志をもつ必要があります。
 「人間にとって最大の敵は自分自身である。人間は、自分のまちがった判断や、杞憂や、絶望や、自分自身にさし向ける悲観的な言葉などによって、自分を不幸に陥れる。自分こそが自分自身の不幸に対してつねに最大の敵なのである。悲観主義は気分に属し、楽観主義は意思に属するのである。」  「幸福論」の著者、フランスの哲学者アランの言葉です。
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男の幸せと女の幸せ

2012-09-05 16:59:01 | インポート
 ある調査で、「あなたは今幸せですか?」という質問をしたところ、「はい」と答えた人の数は男性よりも女性のほうがずっと多かったといいます。
 また、「幸せだ」と答えた理由は、男性と女性では違っていたようです。男性の場合は、「仕事が面白いから」とか「今の生活レベルに満足しているから」と答えた人が多かったのに対し、女性のほうは「愛する子どもがいるから」とか「家族がみんな健康だから」と答えた人が多かったようです。
 男性の幸せは観はどちらかといえば<利己的>で、女性の幸せ観はどちらかといえば<愛他的>だといえるのかもしれません。
 「男は自分が幸せを感じることを喜び、女は誰かに幸せを与えることに喜びを感じる。」と書いた作家がいます。そう単純なものではないと思いますが、さて、あなたはどうでしょうか。

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