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コンパニオンアニマルとペットロス  №283

2023-06-11 11:18:59 | 公認心理師
 コンパニオンアニマルとは、ペットを一方的な愛情の対象としてではなく、心の通じ合う対象として考えようとする立場から出た言葉です。日本では1985年頃から使われ始めたといわれています。
 私たちの生活変化に伴って、ペットの存在意義や価値、役割が高まり、家族の1人、社会の一員として位置づけられるようになってきています。コンパニオンアニマルの条件は、人と共に暮らし、その動物の習性や行動、人と動物の共通感染症が解明されていることで、現在、それらの代表は犬と猫です。また、最新の研究では、人と犬の間には種の違いを超えて、「互いに愛情を感じ心を癒しあう仕組み」があることがわかっており、実際にセラピー犬は全国の医療機関に広がっています。
 両親や夫婦など、肉親の死は家族や社会的な関係において、多くの人から理解や共感を得ることができ、援助を受けることも比較的容易です。一方、ペットの死、特にコンパニオンアニマルについては、飼い主にとっては特別な存在でありながら、家族や親しい友人以外には理解されにくい面間があります。
 人間の死は年齢や病気の症状などにより、あらかじめ心の準備をすることが可能な場合もありますが、ペットの死はその寿命が10年~15前後と短いこともあり、疾患や事故による予期せぬ喪失が多く、喪失の衝撃や事実を受け入れることが困難な場合が多いといえます。また、人間の死は、多くの場合、家族や親子、親族などにより互いに支え合うことができますが、ペットの死は、飼い主が一人でその喪失の悲しみに向き合わなければならない場合も多くあります。周囲の人々にとっては、たかがペット一匹の死に過ぎないかもしれませんが、飼い主にとっては、まさに、かけがえのない生涯の伴侶だったのです。
 ペットロスから中々立ち直れないかたは、
心理カウンセリング ウィル  にご連絡下さい。
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