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ニューヨークタイムズ助手・趙岩氏判決について

2006-08-26 21:35:32 | 時事問題
陳光誠氏の記事の最後に、ニューヨークタイムズ助手・趙岩氏判決のことをちょっと書いた。

国家機密漏洩(すなわち江沢民が軍事委員会委員長を辞めることをタイムズに伝えたこと=もっともタイムズも、本人も否定しているのだが=)は、裁判所により証拠不十分とされ、退けられた。

詐欺罪については、趙岩氏が、お金と引き替えに、法的問題を抱えているある人物のために記事を書いて仲介することを、かつて約束したことが問題とされた。結局このため、有罪とされ、懲役3年(すでに拘束された2年を含めるので、実質1年)とされた。

国家機密漏洩で10年の刑も予測できたことを考えれば、この量刑(実質1年)は微妙なものだ。これをどう考えるかであるが、ニューヨークタイムズの記事では、専門家の見解として、詐欺罪は中国当局の「メンツを保つ」ことを助けるものとしている。そんなものだろう。

もっとも趙岩氏は、国家機密漏洩や詐欺の双方について無実を主張しているのだから控訴が行われるのであろう。

Appeal Likely for Journalist at The Times
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陳光誠氏に懲役4年3ヶ月など

2006-08-26 10:43:01 | 時事問題
中国における人権問題に関するニュースが続いているので記録する。

直前のエントリーで触れた陳光誠氏に対して、8月24日、懲役4年3ヶ月の刑が宣告された。この刑は、公共財産の破壊と交通妨害という罪に対するものである。しかし陳氏の支持者の間では、陳氏が昨年準備していた、物理的強制手段による一人っ子政策遂行に対する集団訴訟に報復するためのものであると考えられている。

他方、陳氏釈放のために尽力していた、人権派の法律家・高智晟(Gao Zhisheng)氏は、先週、理由が開示されずに、拘束されたままである。

またニューヨークタイムズの助手・趙岩(Zhao Yan)氏に対して、8月25日、懲役3年(2年の拘束を含める)の刑が宣告された。判決では国家機密の漏洩は取り上げられず、吉林省出身の男から2500ドルを受け取ったことに関する詐欺罪で有罪とされたという。

Blind Chinese Activist Gets 4 Years
趙岩氏の裁判行われる(このブログのエントリー)
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