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趙岩氏の裁判行われる

2006-06-18 00:26:04 | 時事問題
国家機密漏洩と詐欺の容疑で起訴されたニューヨークタイムズ助手趙岩氏の裁判が、6月16日北京で行われた。米国の新聞が報道している。備忘のためにメモ。

この裁判は秘密裏に行われ、一日で結審し、判決は後日出される模様。もし有罪判決が出されれば10年以上の懲役刑となるかもしれない。もっとも趙氏は、すでに22ヶ月拘束されている。

しかしながら別の見通しもないではない。趙岩氏弁護団のGuan Anping氏によれば、「判決はいかなる方向にもなりうる。中国の司法制度は共産党に従属したままであり、しばしば党官僚の指示に従うからである。裁判手続きに通じた情報源によれば、中国共産党総書記であり国家主席である胡錦涛は、この件に個人的関心を持ち続けていて、趙氏の運命に対して決定的な発言を最後には行うかもしれない。」…

「最近の三回の胡錦涛主席とブッシュ大統領との会談では、合衆国高官は趙氏の釈放を求めてきた。3月に裁判所が訴えを撤回したとき、ちょうど胡氏の訪米前であったが、彼の釈放が大いに期待された。その代わりに、検察は捜査を再開し、胡氏には三度目の寛大さを求める要求が手渡されたのだ。」
China Tries N.Y. Times Researcher on State-Secrets Charge
(http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/06/16/AR2006061600665_pf.html)

次のエントリを参照してください
中国からの暗いシグナル

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