対決、という題からもわかるように、本展は編集的な手法に依っている。出展作はいずれも宝のような、超が付くほど有名な傑作ばかりであり、取り立てて企画者の主観的/客観的な手法に一々つき合う必要もないのだが、夏休みということでもあり、入場動員記録にでも挑むかのような気合いを感じる。
もう何度も見た作品との再会、あるいは画集等ではお馴染みだった作品との初対面、こんなものも存在していたのかという、目から鱗が落ちる作品との遭遇。見る者たちの熱気が伝わり、場内のテンションは大変なものだ。上野公園に行くのが億劫でなければ、2回に分けて見るくらいのスタンスでないと、疲れてしまうだろう。
本展は、世界最古の美術雑誌『國華』の創刊120周年を記念して催されている。高価なため、自費で購入したことは正直まだないのだが、岡倉天心、高橋健三らによって創刊された『國華』が、いまなお素晴らしい雑誌であり続けていることは間違いない。
『対決──巨匠たちの日本美術』は、8月17日(日)まで東博平成館で開催
http://www.tnm.go.jp/
もう何度も見た作品との再会、あるいは画集等ではお馴染みだった作品との初対面、こんなものも存在していたのかという、目から鱗が落ちる作品との遭遇。見る者たちの熱気が伝わり、場内のテンションは大変なものだ。上野公園に行くのが億劫でなければ、2回に分けて見るくらいのスタンスでないと、疲れてしまうだろう。
本展は、世界最古の美術雑誌『國華』の創刊120周年を記念して催されている。高価なため、自費で購入したことは正直まだないのだが、岡倉天心、高橋健三らによって創刊された『國華』が、いまなお素晴らしい雑誌であり続けていることは間違いない。
『対決──巨匠たちの日本美術』は、8月17日(日)まで東博平成館で開催
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