どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

うさぎの まじっく

2020年03月13日 | せなけいこ

 
      うさぎのまじっく/せな けいこ:作・絵/鈴木出版/1993年

 

 手品師のおじさんの帽子から あらわれるうさぎですが、いつも耳を引っ張ってだされ痛いし、ほめられるのもおじさんだけ。

 そこで、うさぎはマジックの本を毎晩勉強して、いつものように帽子からでると、こんどは杖で おじさんにマジックをかけ ニンジンにかえてしまいます。

 拍手喝さい。でもおじさんをもとにもどそうとすると、あらら おじさんは ニンジンのまま。うさぎさん こんなつもりじゃ なかったんだと 大泣き。

 表紙の帽子にいるうさぎは なんだかいやな顔。しかし裏表紙には、手品師とウサギがなかよく握手です。

 杖を手放したらマジックがとけたのです。それからはお互いにマジックをかけあい協力してお客さまを楽しませています。

 おじさんに うさぎの気持ちが つたわったんですね。


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