どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ゆうれいのたまご

2021年03月20日 | せなけいこ

      ゆうれいのたまご/せな けいこ/童心社/1992年

 

 大きな木の下に、へんな たまごが みっつ。

 赤いたまごが ぴちんと われて 小さな赤い手がでてきて、でてきたのは ちいさな かみなりの こども。

 あおいたまごからは、あしがでて おもてにかけだすと 小川に ぽちゃんと とびこんだのは かっぱ。

 みっつめのたまごは、あんまりつめたくて、おとしたら、たまごがわれて、ひゆー どろどろ ちいさなゆうれいが とびだした。きえたとおもったら ゆうれいは なきなきかえってきた。

 なーんで? 

 住宅事情がきびしく ゆうれいは居場所がなかったのです。

 ゆうれいは、ちいさな やなぎの木を買ってもらい 居場所を確保しました。最後は、うれしそうな ゆうれいです。

 

 ゆうれいがはじめからでてくるかとおもったら、三つ目のたまごから。

 たまごから なにが でてくるか 想像するのも楽しそう。ほかのものを 誕生させてみてもいいのかも。 


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