どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

「ニャオ」とウシがなきました

2020年03月15日 | 絵本(外国)

   「ニャオ」とウシがなきました/エマ・ドッド・作 青山南・訳/光村教育図書/2013年

 

 動物たちの当たり前の鳴き声がかわってしまうと?

 ネコが寝ていると、おんどりの大きな声で叩き起こされ、「こいつはなんとかしなくちゃ」と、しばらく考えてネコは得意の魔法をかけることを思いつきました。

 次の日、おんどりが息をいっぱい吸い込んで声を出すと、「チュー、チュー、チュー」

 次に目を覚ましたブタが口を開くと、「コッコ、コッコ、コッコ!」

 まわりでは、めんどりたちが「ブウ! ブウ!」

 ヒツジたちが「ワン、ワン」
 ヒツジのみはりをしていたイヌが「メーメー!」

 ウシは「ニャオ」、ウマは「ガー」、アヒルは「ヒーン」

 これは大変と、みんなで「ぼくの声をかえせ! あたしの声をかえせ!」とネコを追いかけ、なんとかもとのとおりになりますが、おやおやネコが鳴くと?

 動物たちの表情、とりわけ目が生き生きして、躍動感があふれています。それになによりも動物たちのにぎやかな鳴き声。

 子どもたちは、都会でも地方でも、イヌやネコはともかく、ニワトリやヒツジ、ウシなどにふれることができなくなっているのが残念です。


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