にたものどうし/奥井一満・文 U・G・サトー・絵/福音館書店/2013年(初出2000年)
トンビとハングライダー、こうもりと傘、カメレオンのべろとおもちゃのべろぶえ、クジラと潜水艦など、自然が作ったものと、人間がつくったものを対比しながら、おなじようになった不思議。
イモムシと新幹線は、イモムシが大きく描かれ迫力満点です。
人間が、一番適したものを追求すると、自然のものにちかずく不思議。もっともっと 自然に学ぶことが多い。
この絵本の中にもでてきますが、蚊の口と注射針、痛くない注射針は、蚊からヒントを得て誕生したといいます。
絵本にはでてきませんが、ハチドリのボバリングは、ヘリコプターに応用されていて、次世代素材には、鋼鉄より強度があるクモ糸素材が実用化されています。
ゴボウの実をヒントにして生まれたのが、マジックテープというのも興味深い。