あなたのいえ わたしのいえ/加古里子/福音館書店/1972年(初出1969年)
戸建てやアパート、マンションがずらりでてきて、あなたの すんでいる いえは この中にありますか?という質問から はじまります。
家って なに? といわれて 当たり前すぎて 首をひねったら、そこはさすが加古さんです。
雨や太陽を 防ぐ・・屋根
風をさえぎる・・壁
でたりはいったりする・・出入口
そして・・・
床、窓、台所など、家の作りを わかりやすく 読者と 同じ目線で 考えていきます。
「家のまわりが きたなくならないよう 便所をつくる」・・外でおしっこしている場面で、おもわず笑いました。
50年以上前の絵本ですが、屋根の上の小鳥たちが、はじめは ねぐらがありませんが ページがすすんでいくにしたがって ねぐらも できて、子どもも増えています。床下にはアリ。戸のところでは猫が魚をくわえて逃げ出しているところも楽しめました。