いつもとちがう図書館での朗読会にいってみました(2024.2.14)。数日前、ふらっとはいった図書館で、チラシを見たもの。
三作品の朗読で、一時間ほど。
・柴崎友香「喫茶店」
・永井路子「紫式部」
・松下竜一「絵本」
このところもっぱら子ども向けの作品を読んでいるので、「おとな向け」の作品は、いつもとちがい新鮮な感じでした。
開催したグループは30周年を迎えるとあって、息の長い活動です。
「喫茶店」は、古い喫茶店で自分の作品の校正をしている小説家が主人公。背中にいる高齢の夫婦のような会話を聞いて、店を出ていく二人をみると、じつは若いカップル。若い人が「なつかしい」と言うギャップ。
「紫式部」は、スーパーレディの式部が、いじわるとうぬぼれだったのではないかと、清少納言や藤原道長などの例をあげて指摘していきます。
「絵本」は、ひとりの男(小説家)のもとにおくられてきたなんの変哲もない絵本「ももたろう」の中に はさまれていた手紙から、二人の男の生きざまが明らかになっていきます。12年後の手紙でした。
はじまるまえ、時間があったので図書のコーナーをみていたら、子ども向けは国別にならべられていました。岩波少年文庫などは、文庫のコーナーにおかれているのが多いのですが、国別というのも探しやすいと思いました。作者も国別でした(全部というわけではありませんが・・)。